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いけばな歳時記 ガマ

 ガマは直立した茎先に円筒形の花穂をつけます。茶色部分が雌花 の集まり、その上に少し色の淡い雄花をつけます。世界各地の温暖な水辺に分布し、日本にはホンガマ・穂が細長のヒメガマ・穂が短いコガマがあります。 
 線形の葉も厚みと腰があり、枯れてベージュ色の葉も魅力的です。穂も水から出せますが、秋には多量の綿毛が飛び出し(爆発)浮遊するので要注意。
 上作例
ガラス花器内外にガマを入れ、クサギを添えています。透明ガラス花器にいける→広瀬テキスト81p

     上左ガマ・トクサ 釉裏彩蓋物(広瀬さちよ)         
        上右 モンステラ・ヒメガマ・キバナコスモス 黒赤掛分け釉花器(大津寄花堂)

 上左は、ガマを結んだトクサでまとめた「結ぶつなぐつないだように見せるうつぎ会研究会見本花→広瀬テキスト72p
 上右はモンステラガマキバナコスモスによる面的構成研究会見本花→広瀬テキスト56p

             上左ガマ一種いけ 緑釉透明釉二重掛け足付花器(常滑)                   
          上右 ヒメガマ・アレカヤシ・ケイトウ 緑釉透明釉二重掛け足付花器(常滑) 

 上左は、ガマ一種いけ 広瀬テキスト75p
 上右はヒメガマアレカヤシケイトウキバナコスモスによる複合的構成→広瀬テキスト50p


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