いけばな歳時記 サンゴミズキ
サンゴミズキはシベリア原産ミズキ属の落葉低木。花は晩春ミズキに似た白い小花を多数つけますが、秋~冬鮮やかなサンゴ色に色づく枝を使うのが一般的。同種で黄緑の枝はオウゴンミズキと呼んで区別しています。
枝は矯めがよく利きますが戻りがあり、いきなり曲げると折れることもあります。もむ・ねじるなどを繰り返し、中の繊維をほぐすヤナギに似た方法で矯めます。
上作は、サンゴミズキ・オウゴンミズキを大きく矯めて下に下げて結び、上にヒバ・ストックを置いた協奏的構成→広瀬テキスト50p。
上左 名古屋高針西友いけばな展広瀨典丈デモンストレーションの一作
上右 うつぎ会研究会見本花。縦長・色彩構成→広瀬テキスト53・67p
上左 うつぎ会研究会「主材とその方向性(統一)」の見本花として制作
上右 有松マドパフォーマンスの一作。協奏的構成→広瀬テキスト50p。
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