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自己紹介ストーリー

こんにちは!私は歯科医師兼デンタルウェルネスアドバイザーの坂本あすかです。
「口から食べられなければあっという間に体力が落ちる」
これは私が好きな漫画に出てくるセリフです。
本当にその通りですよね。
そして食べるにも喋るにも歯は必要だし、なにより笑顔には綺麗な歯が欠かせません。
私は歯科治療の他に、口の中に少しでも悩みがある、口の中を清潔に保ちたい、美味しくご飯を食べ続けたい、自信を持って口を開けて笑いたい、など思っている人たちに何をすべきかのアドバイスをしています。
「ちゃんと食べる」「口元に自信がある」ことは健康寿命を伸ばすために必要です。
そのためには、歯を磨くだけではちょっと足りないんです。

私がこの活動を始めたのは、診療をしていて出会った多くの歯周病の方たちがきっかけでした。
ぐらぐらしていたり、痛みがあったり、もしくは自分ではなんの症状もなく定期健診で来院したら中等度の歯周病であったり、など30代以上ではまったくなにもないという人はほとんどいません。
歯周病は完全に治るというよりは、その状態から悪くならないよう、痛みなどの症状がでないようにできるだけです。
自分の状態を知ることがまずは大切なのです。

私が担当していた患者さんに、弁護士の方がいました。
その人は社会的な立場もあるせいかきちんと歯磨きをされていて、ぱっとみたところは問題がないように思えました。
けれど歯周病の検査をすると、中等度以上のかなり歯周病が進んだ状態でした。
歯周病は歯周病菌が原因だからきちんと歯を磨きましょう、と言うだけでは解決しないということを知りました。
どうすればいいんだろう…
歯周病に関する本やセミナーなどでは、結局「本人に歯磨きをしてもらう、それで取り切れないところを歯医者で取る、それでも取れない深いところは外科的処置をする」など歯周病菌をコントロールするやり方ばかりにフォーカスしているのです。
歯科とは別の、身体に関するいろいろな本を読んだりセミナーに参加したりしているうちに、歯周病にも栄養が大事という思いが強くなりました。

ですが歯医者で栄養の話をされても患者さんは首を傾げます。
磨き方ですらなかなか聞こうとしてくれる人は少ないです。
歯科医院は虫歯を治すところ、痛いときになんとかしてくれるところ、という認識の人が多いと感じています。
そうして、診療中は栄養のことをあまり口にできなくなりました。

その後結婚を機に福島県いわき市に引っ越し、こちらで市の健康診断を受けるようになったときに衝撃を受けたことがありました。
以前の墨田区では、40歳以上に5年に一度の歯科検診が含まれていました。
それも少ないと感じていたのに、いわきでは歯科検診は10年に一度です。
自主的に歯科にかかっている人はよいですが、普段歯医者にかからない人が10年もほっておいては歯周病はほぼ確実に進行してしまいます。
このことを知ってまた、歯周病の予防について多くの人に知ってもらいたいと思うようになりました。

そんな時、トータルウェルネスという概念を知りました。
wellnessとは、より良く生きようとする生活態度を意味する言葉で、身体的・精神的により良く生きようと日々健康的な習慣を実践することです。
この中には栄養・運動・休養が含まれます。
歯の健康にも、栄養はもちろん、運動と休養も関わっているのです。
身体はすべて繋がっています。
食事が出来なければ脳に栄養が届かず頭が働きません。
歯が痛くて仕事が手につかない、という経験をしたことはないですか?
身体のどこかにひとつでも不調があったり痛みがあったら、何にも集中できないということも起こりえます。

私はデンタルウェルネスアドバイザーとして、まずは歯の健康習慣を身につけていただくお手伝いをしています。

「生きるを楽しむ」ために必要な「食べる」こと、なにかお困りのことがあればご相談ください。

まずは私のストーリーをご紹介します。
お読みいただけると嬉しいです!


幼少期〜

1972年7月29日 母の実家近くの栃木県黒磯市の病院で生まれた。
自宅で歯科医院を開業していた父と、専業主婦の母、一つ上の姉、二つ下の妹、そして父方の祖父と祖母との7人家族だった。
小学校は、受験をして受かった学芸大学付属の小学校に姉と一緒にバスで通っていた。
姉のことは大好きで、帰りも姉が終わるのを待って一緒に帰ったりしていた。
いつもバスに乗り遅れそうになって走ってたせいか、短距離走は速かった。
走る以外にも縄跳びが得意で、休み時間も外で遊ぶのが好きだった。
そのまま中学まで同じところに行ったが、成績は中の中くらい。
中学では受験で入ってきた同級生たちがとても頭がいい子たちばかりで、ちょっと落ちこぼれた感があった。
習い事はピアノ、水泳、お習字、バレエ、剣道などいろいろさせてもらったが、どれもあまり続かなかった。

妹3歳の七五三のお祝い



高校時代
高校は興味のあった女子校に行った。
でも実際入ってみると、女子だけの世界にちょっとなじめなくて入ったばかりの頃は女子高に入ったことを後悔した。
それでもその後の高校生活を楽しめたのは、吹奏楽部で希望のフルートを吹かせてもらい、コンクールに出たり定期演奏会があったりと部活の友達と年中一緒だったせいだと思う。
コンクールでは、全国大会に行ける3位までには入れなかったものの、5位までがもらえる金賞(ダメ金と呼んでた)を取れた。

大学時代
大学受験で将来何を目指すか考えた時、やはり父が歯科医で、姉も父が卒業した歯科大に通っていたせいか、明確な目標があった訳ではなく漠然と同じ歯科大を受けようと思った。
一年の頃は、天気のいい日に授業を抜けてグラウンド周りの芝生に寝転んでいたり、文化祭前に準備のために大学の敷地内の合宿所に泊まって夜中に友達と心霊スポット巡りをしたり…
三年になってから入部したバレー部の練習後には、飲みに行ったりやカラオケに行ったり、練習合宿や試合があるとみんなで他県に泊まったりと、とても楽しく充実した日々だった。
両親もなんの制限もしないで合宿費用などを出してくれた。
病院実習が始まると、毎日病院内で患者さんと接しながら先生たちの診療補助や実習などがあり、口頭試問では答えられないと灰皿が飛んでくるなんていう先輩の言葉に毎回ドキドキしたり…
テスト前は友達の家で一緒に遅くまで勉強させてもらったりした。
友達や先輩たち、それに面倒見のよい先生たちのおかげでなんとか卒業試験、国家試験に合格することができたんだと思う。

無事合格して歯科医に

卒業1年目〜
卒業後、私は一人暮らしをしたいという単純な理由で栃木県の自治医科大学付属病院歯科口腔外科に入局した。
ただ、職員の枠に入れず研究生として入ったため、同期の仲間と違うという引け目を感じていた。
毎日、病棟で入院患者さんの点滴をしたり、近隣の歯科医院から紹介されてくる親知らずの抜歯をしたり、教授の手術のお手伝いをしてりしている中で、父がやっているような一般的な歯科治療があまりできないのでは、と思っていた。
そして一年で自治医大を辞めて、近くの開業医に勤めることにした。
その後ふたつの医院に勤めたが、やはりきちんと教えてもらえる環境ではなく自信を持って治療ができないことで少し鬱状態になり、歯科から離れることにした。

ロス滞在
ロスに住んでいた母の友人を頼って、観光ビザで滞在できる範囲でと思いロスに行くことにした。
今までとは打って変わった生活にかなり元気を取り戻し、もうしばらく英語を勉強しながら日本では経験できない環境にもう少しいたいと思った。
語学学校に行きながら、中古車販売の店やレストランでバイトをしたりするなかでいろんな国の人に出会い、いろんな考え方があることを学んだ。
私には理解できない考えでも、そういう考えもあるんだなぁ、と流せるようになった。
そして、日本の駐在員のお子さんをメインに治療している小児歯科の先生に出会い、私はもう一度歯科の勉強をゼロからやり直す決心をした。
その先生が、いいかげんな治療をされていた女の子の歯を診て「中途半端に治療するくらいならしない方がいい。最初から僕が治療してあげたかった。」と言っていたのを聞いてとてもカッコいいと思った。
私もこんなセリフが言えるようになりたいと思った。
ロスでの生活をしばらく続けるうちに「今後どうしよう…自分はどのように生きていきたいのだろう…どんな人でありたいんだろう…」と毎日のように考えていた答えがやっと出た瞬間だった。

ロスの語学学校のクリスマスパーティー

今度こそ歯医者に
ちょうど以前の勤務先で出会った尊敬していた先輩が開業して、患者さんが増えてきたといういいタイミングだったため、そこで雇ってもらえることになった。
毎日診療が終わった後、1日の患者さんのカルテを見返して反省点や次の治療についてなどを教わった。
毎日辛かったけど、ここで諦めたらあとがない!と思いなんとか踏ん張った。
この頃になって、前に勤めた医院できちんと教えてもらえる環境でないと思ったのは、自分がきちんと教えてもらう姿勢でなかったのだということに気づいた。
そうして、だいぶ治療にも自信が持てるようになってきた。

新たな目標
毎日同じような治療している中で、重度の歯周病で抜歯せざるを得ない歯に何度も遭遇した。
ロスにいたころは治療費が高額なため、みんな予防を重視していると感じたが、日本では悪くならないと歯を磨くことすらしない人もいる。
歯周病は歯周病菌が原因なので、歯磨き指導をしたり歯石を取ったり、ときには外科的な手術をしたりする。
でも、歯磨き指導などの予防的なことは保険制度の影響で、普通の歯科医院ではそれほど時間がかけられない。
しかも、歯垢がたくさん残っていても歯周病がそれほどひどくない人もいれば、そんなに残っていないにもかかわらずひどい人もいる。
この違いはなんなのだろう…
歯周病は歯磨きだけではよくならない、と思うようになった。
いろんな本を読んだり歯科以外のセミナーに出たりして、栄養がかなり関わっているということを確信した。
でも歯科医院で栄養のことを話しても患者さんには受け入れてもらえない。
歯科医院は虫歯を治すところという認識が強い。
最近はだいぶ予防や検診は必要と思う人が増えて予防歯科という概念が広まったが、それは歯磨きをして定期的に歯医者に行けばいいと思う人が増えただけ。
歯の健康には栄養も大事ということを知ってもらうにはどうすればいいのだろう…
そう思いながらも、勤務医である自分にできることには限界があると感じ特に何もできずにいた。
その後結婚して福島県いわき市に住むようになり、仕事も半減させてますます歯周病予防のことから遠ざかっていた。
それがある日いわき市の健康診断のお知らせがきて、検診内容を見たときにまた歯周病予防のことを広めたいという想いが蘇ってきた。
以前住んでいた東京都墨田区の検診では、40歳以上の人に5年ごとの歯科検診がついているが、5年もあけたら歯周病はかなり進んでしまうと思っていた。
それがいわきではなんと10年に一度だけ!
これでは検診の意味がなく、全国で同じように検診の期間が適切でないところもあるはず。
きちんと自分で検診を受けている人はいいがそんな人ばかりではなく、国や県、市の自治体が決めたことに間違いはなく、10年ごとに検診すれば足りると信じている人はたくさんいるのではないか。
また以前のように本やセミナーなどでアーユルヴェーダ、薬膳、サプリのことなどを学ぶようになった。
そんな時、TWAに出会った。
TWAではまずは私自身の身体を変えることから始める。
フィットネスというのは栄養、運動、休養をバランスよくまわすこと。
そこから見えてきたのは、結局身体の悩みのほとんどは栄養、運動、休養を見直すと改善するのではないかということだった。
歯周病は歯の病気ではなく歯を支える骨や歯茎の病気なので、骨を丈夫に保つ必要がある。
骨を作るにはカルシウムとビタミンDが必要で、骨密度を上げるのには負荷をかける必要があり、負荷をかけたら休ませてあげる。
このことを伝えていくのが今の私の使命だと感じている。

・好きなものを何でも食べられる歯でいたい方
・今の状態から一本も歯を失いたくない方
・認知症の介護をしている方(認知症には歯磨きが効果的ということが最近では広く知れ渡ってきています)
など、歯に関する悩みが少しでもある方はご相談ください。
人それぞれ自分に合ったやり方があります。それを一緒に探しましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました‼


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