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ベルばらに魅せられて!【面接で「感動した本を教えて下さい!」の質問に答えたあの日!】

3月になると何を着ればいいのか迷う日がありますね!春物のコートやジャケットが活躍するのかな?人生の中で面接は何度か経験しますよね。私はほとんど働いた経験がないのですが、短大を出て直ぐに務めた会社の面接は、今でもハッキリと覚えています。

もう50年も前の話ですが、その頃の面接の内容と言えば、志望動機や趣味、尊敬する人は?など聞かれることは決まっていました。ですから事前に答えを用意している人が多かったように思います。

私の面接も、『やっぱりそう来るのね!』と言う感じで、スムーズに進んでいきました。終わりに近づいた頃、社長に「今まで読んだ本の中で、特に感動したものある?」と聞かれ、私はすかさず「嵐が丘です!」と答えていました。

当時もラブストーリーばかり読んでいたので、「嵐が丘」と答えてしまいましたが、ラブストーリーと言っても私好みのハッピーエンドではないのに自分でも何故?と言う感じでした。それに社長が食いつき、「どういうところに感動したの?」と聞くので、「一途な愛でしょうか!」と言ってから、『何言ってんだろう?』と!

社長が「嵐が丘」に興味を持った理由は分かりませんが、いろいろ聞かれて少し困ってしまいました。「罪と罰」や「怒りの葡萄」なども読んでいたのに、『何で嵐が丘よ!』と自問自答していましたね。その流れから両親の話になり、「うちは母が強くてかかあ天下ですから!」と言うと、今度は総務部長が「お母ちゃんはどこでも強いね!」と・・・。皆で笑って終了となりました。

めでたく入社となりましたが、始終政治の話を中心にしていた子が落ちて、くだらない世間話をしていた私との差は何だったのか?自分でも分かりませんけど、どうも当時政治の話はNGだったようです。その後今現在まで面接を受ける機会はなくて、ライティングのお仕事もすべてネットで完了し、お仕事をさせて頂いています。

スローな時代を懐かしんでいる私ですが、最近は銀行に行くこともなくなりネットバンクを活用しています。何でもネットで完了する便利な時代に順応している自分を怖いと思う時もあります。見極めるというのが大事で、それには知識も必要になってきます。幾つになっても学びは必要だということでしょうね。ボケ防止にもなりますし、何かに興味を抱くワクワク感は忘れたくないと思っています。



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