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乳がん日記

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乳がんの話をまとめています。
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#乳房再建

乳房再建しなくても普通に温泉に行きたい

私は2023年9月の頭に乳がんで右胸を全摘した。 再建するつもりは全くない。 片胸がないことで困ることは何もないし、ビジュアル的な意味でも全然気にならない。 その辺の話は、以前書いたこちらの記事をご覧いただきたい。 そして今月末、手術してから初めての温泉に行こうと思っている。 手術からまだ1ヶ月半くらいだが、抗がん剤治療に入る前に旅行に行っておきたいのだ。 そこで悩むのが、どうやって温泉で右胸を隠すかだ。 手術する前は、大枚をはたいてシリコンの人工乳房を作るつもりでいた。

Going Flat 〜乳房再建しないことをポジティブに選択〜

私の手術前の心境 乳がんで胸を全摘することになった人が一度は通る道。 それが、乳房を再建するかどうかの選択だ。 アメリカでは再建ありきで治療が進められると聞くし、ここ日本でも約半数の人が再建をするそうだ。 以下の記事でも書いたように、私は同時再建をしないという選択をした。 一番の理由は、手術日が1ヶ月以上も先になってしまうからだ。 あとから再建する方法もあるので、おいおい考えればいいと思った。 ちなみに夫は再建に反対だった。 追加の手術で身体に負担をかけてほしくない

割と若くして乳がんになった話⑤ 〜CTとMRIとセカンドオピニオン〜

CTもMRIも「造影剤」というものを点滴で投与しておこなう。 これによって体内の様子がより鮮明に写るとのことだ。 CTでは身体のほかの部位にがん転移がないか、何かしら異常がないかを調べる(のかな?)。 造影剤を身体に入れると温かいものが一気に全身の血管に行き渡り、なんともいえない感覚になる。 特にお尻のあたりにジュワーッと温かい感覚があるため、「おもらしをしてしまった」と思う人もいるそうだ。 撮影自体はすんなり終わったのだが、アレルギー体質の私は造影剤の副作用でちょっとし