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乳がん日記

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乳がんの話をまとめています。
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2023年10月の記事一覧

オンコタイプDXの結果が出た

結論から言うと、抗がん剤をやることが確定した。 先ほど病院から帰ってきて、いろんな方たちのオンコタイプDXの結果を画像検索しているのだが、皆さん私よりもスコアが低くて羨ましい。 オンコタイプDXとは何ぞや? という方のために簡単に説明すると、手術で取り出した乳がんの腫瘍組織を調べ、将来的に遠隔転移する確率および抗がん剤の上乗せ効果を個人レベルで予測する検査である。 この検査はホルモン療法をする患者が対象で、ホルモン療法だけにするか、それとも抗がん剤も合わせてやるかどうか判

乳房再建しなくても普通に温泉に行きたい

私は2023年9月の頭に乳がんで右胸を全摘した。 再建するつもりは全くない。 片胸がないことで困ることは何もないし、ビジュアル的な意味でも全然気にならない。 その辺の話は、以前書いたこちらの記事をご覧いただきたい。 そして今月末、手術してから初めての温泉に行こうと思っている。 手術からまだ1ヶ月半くらいだが、抗がん剤治療に入る前に旅行に行っておきたいのだ。 そこで悩むのが、どうやって温泉で右胸を隠すかだ。 手術する前は、大枚をはたいてシリコンの人工乳房を作るつもりでいた。

食事シリーズ③ 〜乳がんになった後の間食とサプリ〜

前回、乳がんになったあとに改善した食生活について記した。 食事に野菜を多く取り入れると、そんなにカロリーを摂取してなくてもお腹いっぱいになってしまう。 結果、食生活を改善して以降はどうがんばっても三食合わせて1300〜1500kcalしか摂取できない。 しかし愛用アプリの「あすけん」によると、毎日の摂取目標は1600〜1700kcalとのこと。 そして食事だけでは補い切れない栄養素もいくつかある。 ということで、足りないカロリーと栄養素は間食で補っていく。 まずはヨーグル

食事シリーズ② 〜乳がんになった後の食生活〜

前回は乳がんになる前の食生活について書いた。 自分でもドン引きするほどひどい内容だ。 今回は乳がん発覚後に改善した今現在の食生活について記すが、ビフォーアフターのギャップが大きすぎて笑えてくる。 多用するアイテムは電子レンジとキッチンスケール。 あと、絶対に欠かせないのが「あすけん」というアプリ。 基本の朝食 トマトジュース、キャベツ、ブロッコリースプラウト、さつまいも、ゆで卵、バナナ、パン。 トマトジュースはカゴメの無塩のものを購入している。 毎朝飲むため、ア

食事シリーズ① 〜乳がんになる前の食生活〜

とある一日の例をご紹介しよう。 9時に起床。 濃いめのアイスコーヒーを飲みながら、寝ている間に届いた大量のメールとLINEに返信をしていく。 10時になり、オンラインミーティングがスタート。 スッピン&寝巻きのままなので、画面はオフに。 ミーティングの合間に何か食べようとするが、そのたびに話しかけられるため食べるタイミングがない。 議論が白熱して、結局何も食べられないまま2時間が経過。 議論に決着がつかないまま、次のミーティングが始まるため退出。 そのまま別のミーティン

乳がんになったので遺伝子検査を受けてみた

乳がん患者のうち、5~10%は遺伝性だと言われている。 この数字を多いと見るか少ないと見るかはともかく、遺伝性乳がんの人は将来もう片方の胸も乳がんになったり、卵巣がんになったりする可能性が高いそうだ。 ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーが両胸を全摘していることはご存知だろうか。 彼女は遺伝子検査の結果、乳がんや卵巣がんに罹患しやすい「BRCA遺伝子」の変異を持っていたため、予防として両方の乳房と卵巣、卵管を切除した。 BRCA遺伝子変異を持っていた場合は、自分の親族

がんサバイバーという呼び方に違和感があるという話

サバイバーって、本来であれば普通は死んじゃうような状況から生還した人に使う言葉だと思う。 だから、がんは不治の病ではないと思ってる私からすると違和感がすごい。 私は乳がん治療中の身だけど、サバイバーという感覚ではない。 だいたいどこからがサバイブなのか良く分からない。 手術が無事に終わったら? でも手術のあとも再発予防のために薬物療法をやり続けるから、まだサバイブしたとは言い切れない気がする。 だけど10年間のホルモン療法中にサバイバーを自称する人もたくさんいるしなぁ。