見出し画像

スキマバイトの活用調査 サービス連合

ご覧いただきありがとうございます。
労働組合に生息する蛸です。

労働新聞(労働新聞社のほう)のHPから。

サービス・ツーリズム産業労働組合連合会(櫻田あすか会長)は、宿泊業・旅行業の加盟組合に対し、人材不足が産業に与えている影響についてアンケート調査を行った。宿泊業の57.1%で、人手確保対策として本業や家事の隙間に働く「スキマバイト」を活用していることなどがわかった。

出所:https://www.rodo.co.jp/news/177111/
(2024年5月21日閲覧)

サービス・ツーリズム産業労働組合連合会の略称はサービス連合。
帝国ホテルやJTBといった、ホテル・旅館や旅行会社など約200の労働組合が
加盟しています。

新型コロナの影響で宿泊・旅行関係は大打撃。
従業員の離職が深刻な業界となりました。
需要回復後も人手が戻らないことから、組合員の退職理由や人手不足対策をたずねています。

確かに、労働組合基礎調査でサービス連合の組合員数をみると
令和元年 48,000人
令和2年 47,000人
令和3年 43,000人
令和4年 41,000人
令和5年 39,000人
と、5類移行後の組合員数は2割近い組合員減少となっています。
5類移行による反動やインバウンドに対し、流出した人手をどうにかすべく
スキマバイトを募集するのも自然な動きといえるでしょう。

スキマバイトの是非についてサービス連合は「『人材育成ができる人材』を別に育てていく必要がある」としたうえで、
活用についてはどちらともいえない、との姿勢をみせています。

スキマバイトはリクルートも参入を表明するなど急拡大をみせていますが、
一部ではトラブルも起きており、仕組み自体への批判もあるとのこと。
ウーバーやアマゾンのようなトラブルに発展する可能性もありそうです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?