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$西部警察の魅力

$『西部警察』(せいぶけいさつ)は、日本のテレビドラマ

1979年10月から1984年10月にかけてテレビ朝日系列で全3シリーズが放送されたテレビ朝日[注 1]石原プロモーション制作による刑事ドラマシリーズである。主演は渡哲也

本項ではSPECIALを除くシリーズ全体について説明する。各シリーズの詳細についてはそれぞれの項を参照のこと。

概要

渡哲也演ずる大門圭介を中心とした刑事チーム・大門軍団の活躍を描いたアクションドラマ。派手な銃撃戦やカースタント、さらには巨額の費用を投じた爆破シーンなどが人気を呼び、放送期間も足掛け5年間に及ぶ長期シリーズとなった。製作にあたっては1976年より日本テレビ火曜21時枠で放送された『大都会シリーズ』のレギュラーキャストの他、スタッフ陣の大半も同作から引き継いでおり、放送局こそ違えど『大都会』の実質的な後継シリーズとなっている。一方、放映時間が20時台に繰り上がったことから、後述のスーパーマシンの登場や少年を主役としたエピソードが多作されるなど、ハードアクション路線だった『大都会』よりも若年・ファミリー層を意識した作風となっている。

「西部警察」というタイトルは「西部劇のようなイメージの刑事ドラマ」というコンセプトに由来しており、放映開始時のテレビ朝日の番組広告などには「コンクリート・ウェスタン」と付記されていた(「コンクリート」とは「現代的な都市」の比喩。マカロニ・ウェスタンといったような語からの連想)。

あらすじ

凶悪犯罪渦巻く東京・城西地区(渋谷区港区新宿区目黒区一帯)。大門圭介部長刑事渡哲也)率いる西部警察署捜査課の刑事たちは、「大門軍団」の異名で犯罪者から恐れられ、また時には挑戦すべき標的として名を轟かせていた。強固な意志と絆で武装した男たちは、彼らを見守る捜査課長・木暮謙三警視石原裕次郎)の指揮の下に、最新テクノロジーを搭載したスーパーマシンの数々を駆使して巨悪に立ち向かう。

制作費とその捻出方法

銃撃戦やカーチェイス、爆破シーンが毎回のように盛り込まれた本作は、多額の制作費が要求された。その主要資金源は他番組同様にスポンサー収入であったが、本作の場合はそのスポンサー収入の「金の流れ」が通常のスポンサー収入とは異なっていた。

民放では、ほぼ全ての番組でスポンサーと局の間に広告代理店が介在して番組内容に注文をつけるほか、スポンサー料の10%〜20%を手数料として徴収する形をとっている。『大都会シリーズ』よりもスケールの大きいドラマを作りたいと考えていた石原プロモーションは、増収のためにテレビ朝日との直接契約という画期的な手法を用いた。この場合、広告代理店から無条件に手数料を搾取されるリスクはなくなり、その分を制作費にまわすことができる。放送局が日本テレビからテレビ朝日に移行したのは、テレビ朝日側がこの契約手法を石原プロに提示したためである。

ただ、石原プロだけでは広くスポンサーを取ることができないため、石原プロは東急エージェンシーにスポンサーのとりまとめなどを委託した。これにより広告代理店が取る手数料やメディア企業に渡る金など、本来制作側(石原プロ)だけでは無理な部分に関わることができる。このため、電通もしくは博報堂が持つ時間枠を「この時期は」東急エージェンシーが持つ事になった。これらの手法を影で支援していたのは裕次郎の兄である石原慎太郎であった。石原プロは番組の長期ヒットに伴い、30億円の資産を形成したという。後述するように車両やロケに使う建物などスポンサーは現物の提供である。

https://www2.myjcom.jp/special/column/tachi/







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