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星降る夜に夢を見た話

2023年10月22日

夢の中で流星群を見た。

この夢を見たのは寝る前に10月21日の夜から22日の明け方にかけて流星群が見れると言う記事を見たからなのかもしれない。

この記事を見た瞬間流星群なんて見たことない!
見に行きたい!と思ったけど、この日はもう21日の真夜中の0時頃で彼氏も一緒に居たからとても見に行こうとは言えなかった。

いつもだったら言ってたかもしれないけど、彼氏は次の日仕事だったので流石に大人しく寝ることにした。

2022年10月20日

星空と言えば私と彼が付き合った当初、バイクの後ろに私を乗せて城ヶ島まで連れて行ってくれた。
それが丁度1年前のこと。

城ヶ島に行って星を見た日も10月半ばのことだった。LINEの会話を遡って見つけたからこの日で間違いない。

この日は、秋の澄んだ空気と岩に打ち寄せる波の音、Saucy Dogの「いつか」を聴きながら岩に寝そべって空に広がる満点の星空を見ていた。

あの時の風情は今も鮮明に覚えている。
彼に連れてきて貰えなかったら一生見れてなかったかもしれない風景、満たされた感情、沢山の気持ちでいっぱいだった。

2023年10月22日

この日にオリオン座流星群の夢を見た。
寝る前、少し思い詰めて泣いてしまった。
彼は心配して話を聞いてくれて、明日は朝から仕事だと言うのに1時間くらい話してくれた。
色々話し合ったのち、安心したのかいつの間にか眠りについてしまっていた。

夢の中で家族なのか友達なのか同期なのかは分からないが、気付けば私は、親しげな人たちとたくさんのお土産にエビフライや、トンカツなどがたんまりと乗ったプレートを満足そうに抱えて楽しそうにしていた。

なぜプレートを持っていたのか、なぜトンカツなのか、夢の中だから追求の仕様がない。
夢の中では普通の感覚でも現実に戻ってきた今、それがどういう状況なのか掴めない時が多々ある。

そして、実家の前の道路を挟んだ道に車を停めてもらい、家に帰ろうとしたところでふと上を向いた。
そこには肉眼で見えるほどの星空が広がっていた。
流れ星はもちろん、オーロラだってあった。
オリオン座の光り輝くオレンジの灯火を見た。
そしていま、丁度現実の世界でもオリオン座流星だったのを思い出して驚いている。

無我夢中で写真や動画を撮ってこの感動を写真に収めることが出来たと喜んでいたが、いま写真フォルダを見返しても何も残っていない。
夢から目覚めた時、とても虚無感を感じた。
でも、1度でもあの美しい世界を見せてくれた自分の脳に感謝している。

あの時の感動をみんなに伝えようと思っても自分の中でしか見れなかった光景である。
だからこの感動は自分の中で留めておいて、星を見かけた時はそのことを思い出そうと思う。




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