【トーク】『世にも奇妙な物語』まさにトラウマ。絶望感が半端ない回10選
昔の世にも奇妙な物語、タイトルフォントがクソダサい。
どうもMIRIです。
前回のランキングを見ていてくれた方はお久しぶりです。今回はそのランキングの閲覧数が1000以上と異常に多かった事から続編を作りました。
正直に言うとその割にイイネが少なくて嬉しさとなんだかなぁという気持ちで2極化しているのでイイネくれ!!フォローして!!!
下心は早めに出したほうがいいのです。
まぁということで、今回のランキング内用は『絶望感が半端ない回ランキング』ということで、僕が選んだ全方位から絶望がリンチしてくる様な作品をランキング形式で紹介していきたいと思います。
あとやはり僕は捻くれている世にもファンなので大体が王道回だと滅茶苦茶つまらないと思いました。そこまで大道トラウマ回あまり入れず、名があまり知られていないものを多くピックアップしようと努力しました。
そこには新しい作品に出会ってもらいたいという思いもこもっています。
第10位 蟹缶
一人の泥棒が、商店街にある酒店をターゲットに選んだ。侵入し、レジを物色していると、そこに店主の大沢末吉(高田純次)がやってきて、はち合わせ。もみ合う大沢と泥棒。泥棒は棚に陳列されていたカニ缶を手に取り、大沢の頭部を殴打。カニ缶一つを持ったまま逃亡した。結局、ケガのほかは、カニ缶一つの被害だったことを恥ずかしく思った大沢は、警察に対し150万円を盗まれたと申告してしまう。
感想
これをランキングに入れるのか?!と思った人が絶対にいると思います。確かにこれから並ぶ絶望回の中では比較的マイルドでコミカルな方かもしれません。でも僕は子供ながらこの終始流れる生ぬるい厭さが脳裏からはなれないのです。
この回に出てくる他人と自分のカスみたいな面は誰にでもありそうな、少なくとも僕は共感するところがあったんですよね。
プライドってもんは災いの元だなってこの回を見て改めて思いました。
また蟹缶一つで人生終了というところが最高にこの回を引き立たせます。形は全く違いますが乗越駅の刑罰みたいな感じです。
懲戒の部屋、滅茶苦茶面白かったなぁ。
第9位 自殺者リサイクル法
屋上の縁に立ち、下の道路を見下ろしている一人の男、ミキオ(生田斗真)。「もう、楽になりたい」とつぶやいて、躊躇なく飛び降りたミキオだったが、体が宙に舞った瞬間、ネットに捕獲され、屋上に引き戻されてしまった。突如現れた特殊部隊に拘束され、何が起きたのかわからずにいるミキオに、謎の隊員が告げた。「あなたは今、自殺者として認定されました。今後一切の権利は失われます」と。訳もわからぬまま頭から黒い布をかぶせられたミキオが、連れて行かれた先に待っていたのは…。
感想
これ初めて見た時は発想に驚きました。
死刑囚などの重犯罪者を使うと思いきや自殺志願者を使い仕事をさせるのが新しくて衝撃でした。
この仕事がまぁ鬼畜で、薬の治験やらバスジャックの人質やらウイルスが蔓延した部屋で爆弾解除をするやら、とにかく命懸け。でも仕事を行うのは自ら死を望んでいる者。だが、その一度捨てようと思った命をまた欲してしまう主人公。
デスゲームの様な仕事をこなしていき、日に日に死にたいから生きたいと思うようになっていく主人公の心情は画面外からも強く伝わってきて、ヒヤヒヤしながらも応援したくなります。
当たり前に何人も死ぬ最悪の仕事の中で主人公は無事帰還できるのか?絶望と希望の物語です。
余談ですが、自殺者リサイクル法っていうタイトル名がいいですよね。あと殺意取扱説明書とかもめっちゃいいですよね。
第8位 お前が悪い!
柳沢良一(石橋保)は、出勤途中にタクシー同士の接触事故に遭遇する。すると突然、運転手たちが、「お前のせいだ」と言って柳沢に迫ってきた。それからというもの、取引先でも「お前のせいだ!」、 課長からも「お前が悪い!」 と、会う人会う人から、いわれのないことで難癖をつけられるようになってしまう。ついに、柳沢は発狂して…。
感想
突然物事の失敗や責任を自分のせいにしてくる世の中に変わったら嫌すぎますよね。この話はそんなディストピア?を一話丸々描いた作品です。
タイトル通り皆自分の責任を主人公に擦り付け、「お前が悪い!」と罵る。それは会社の人も、顔もみたことがない赤の他人も同じです。主人公は勿論何にも関与していないので、「僕は悪くない!」と言うのですがここは奇妙な世界、そんなことを言ったとしても無駄なのです。
誰も見方は居らず、周りの人々全て主人公を恨んでいる。昨日まで平和だった世界には敵しかいない。皆自分を探している。そんな絶望的状況、主人公はどのような結末にたどり着くのか。
最高に理不尽な物語是非見てください。
第7位 0.03フレームの女
日暮美和(夏菜)は、アシスタントの苅谷(宮田俊哉)と共に作業に追われていた。美和は映像編集スタジオの職員で、中でも美和が担うのは、映像に特殊効果(CG)を施す仕事だ。何もない風景に未来風のビルを合成したり、一人の役者を二人にしたり…。
深夜、作業をしていた美和は、思わず声を上げる。主演女優が旧家の町並みを歩いているカットの、旧家の軒と軒の境。路地にもなっていないような、暗く狭い狭間に、女が立っているのだ。スタッフかエキストラが映り込んでいる。最初はそう考えた。しかし、何か変だ。その女の顔を拡大してみる美和。その女は、目と口を大きく開いて叫んでいたのだ。しかも、一つ前のフレームに戻しても、次のフレームに進んでも、そこに女の姿はなく…。
感想
この回は怖かったですね。僕は小学3、4年くらいの時に初めて視聴したのですが、あまりのインパクトで今も記憶に残っています。
どんどんとビデオの影響で関係者が死んでいって、ついには仲間も死んでしまって、それがかなり絶望でどこか『缶けり』にも似ています。
得体のしれない何かに自分の人生が侵されていき、対抗しようにも神秘的で人間には到底敵わない力が立ちはだかり、何も手が出せない。そんな無力感が絶望を更に加速させます。
第6位 ナデ様の指輪
「はねるのトびら」の人気コーナー「ほぼ100円ショップ」の収録を終えた塚地(塚地武雅)は、そのコーナーで100円で購入した指輪を気に入り、スタッフから譲ってもらうことにした。
ある日、はめていた指輪が抜けなくなってしまったため、仕方なくそのまま過ごす事になるが、その日からCMに起用されたり、映画への出演が決まったりと幸運な出来事が次々に起きるようになる。
そんな中、塚地の前に奇妙な老婆と塚地を「ナデ様」と呼ぶ老人たちが現れ、塚地は老婆から指輪の秘密を知らされることになる。
感想
呪いや霊は何も知らない無知な自分にも容赦なく襲いかかる。そんな理不尽に苛まれても、生きる者として足掻いていかなければならない。それはプライドでもあり、反射のようなものでもあります。
この物語全体がそんな足掻きに満ちているのです。
この指輪は絶対に手にしたくない……自分達も日常の間でふとした時、呪いにかかるかもしれません。
ちなみにこの作品最大の魅力は終盤、主人公がトラックに閉じ込められるシーンにあります。あの絶望感と恐怖は忘れることができないトラウマですよ。
第5位 人形
セールスマンから「幸福のわら人形」を購入した結城直也(杉本哲太)。このわら人形が痛ければ、自分も痛い。わら人形が熱ければ、自分も熱い。このわら人形を安全に保つことができれば、自分も不死身になると聞いた結城は、人形を大切に扱った。そして次第に、人形を肌身離さず持っているよりも、どこかに保管したほうが良いと考え…。
感想
ほんま世にもの中で星新一が原作になっている話は神回揃いやで。
ファンの中では誰しもが知る名作『穴』、殺し屋を名乗る女が来る『殺し屋ですのよ』、他には『ブルギさん』や『ネチラタ事件』他様々。
同じく『穴』もかなり絶望的なラストなのですが、まぁこっちはかなり直接的な絶望です。まるででっかい石で頭を殴られたかのような感覚になる絶望。
星新一ということもあり勿論、大オチが待っています。最悪のどんでん返し、この手にはよくある幸福が絶望に変わるお手本のような絶望作品。是非一度味わってみてはいかがでしょうか。
第4位 走る取的
中年のサラリーマン・信田(仲村トオル)と後輩の亀井(音尾琢真)が居酒屋で軽口を叩き、共通の知り合いをやゆしていた。それを自分のことだと勘違いした、店にいた相撲力士の取的が、店を出た二人を追いかけてきた。恐怖を感じた男たちは、取的から逃げようとするのだが…。
感想
作中ほぼ全てに漂う緊張感と焦燥感、先のわからないの不安、最凶の人間?に追い回される絶望。並大抵のものじゃありません。
ちょっとの事で永遠と追いかけてくる取的、殴っても、叩いても、全く死ぬ気配のない不死身の化け物、こんな熊のような奴に捕まったら自分はどうなってしまうのか、きっとぶっ殺される。
徹底的理不尽に満ちたストレスMAX間違いなしの絶望物語、主人公をもし自分だったら……と置き換えながら見てみてください。汗が止まらないですよ……。
第2位 プリズナー
野中秀夫(高橋一也)は、マニアの間で噂になっているという幻のビデオ「プリズナー」を探していた。アンダーグラウンドで密かに作られたもので、その詳細を知る者はほとんどいないという。そんな時、秀夫は偶然このビデオを入手する。急いで家に戻り再生してみると、そこにはこちらに向かって話しかけてくる謎の男(竹中直人)が映っていて…。
感想
やっぱりこの作品も、主人公はほとんど悪いことも何もしていない、だけど最悪な目に遭うんですよ。これがね、堪らんのです。
作品の内容的にはさっき紹介した『人形』が近いですね。
かなり有名な作品ではありますが、最近世にもの事を知ったという方はあまり知らないのではないでしょうか。ランキングには載ってるとこをあまり目にしない様な……
この作品はまぁオチは薄々予想できてしまうのですが、昔のガビガビな画質に合わせて見てみるとやはり面白いなぁと感じてしまうのです。
第1位 懲役30日
小型マシンガンを持った男(三上博史)が、スポーツカーに乗って武装警官、パトカーが封鎖する道路を疾走していた。奇声を発し、封鎖を突破しようとするが、結局逮捕され裁判へ。その裁判では7人も殺したというのに、言い渡された判決はなんと懲役30日。男は半分拍子抜け、笑いながら刑務所に入った。刑務所では、看守長から嫌がらせを受けたりもするが、30日我慢すれば…と耐え抜いた。そして、30日後。男が連れていかれたのは地下室で、そこには電気椅子があった。
感想
うん。はい。
もうねわかってたと思います。
この回が一番の絶望回だって。
もう懲役30日はこの記事を見ている人全員知ってるんじゃないでしょうか?まぁ歴史的に見てもトップ10位には入るであろう名作なのは間違いないです。
でも正直この回僕はあまり好きじゃないんですよね。
昔見た時、主人公がとんでもなく苦しい目にあっているのは十分理解できたのですが、主人公も主人公で滅茶苦茶悪い奴だしなぁ、と思ってしまいました。最後の老化した主人公を見てもあんまこの回の怖さは抱かなかったし、そんなにトラウマ回や名作選で毎度毎度取り上げられるものなのかな?と思ってしまうんですよね。まぁ間違いなくこの意見はマイノリティ側だと思います。
でも今見たら結構感想変わる気がしますね。
最後にまとめ
今回は絶対に体験したくない絶望回を紹介しました。どれも嫌すぎる話ばかりだと思います。でもまだ紹介してないだけでこんな話がゴロゴロとあります。それらもいつか紹介できたらします。
あと、本当は一ヶ月前くらいにこれを投稿するつもりだったのですが、怠けてしまいました。今度は頑張ります。まぁこれが好評だったらの話ですが。
て、ことでさようなら。