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多肉植物の生い立ちと特性

今更なのですが、基本だなーと思うので、お伝えしますね。

まずは生育地‥多肉たちのふるさとは岩山や石がゴロゴロ折り重なったり、点在する乾燥地帯です。
冬にはまれに雪も積もりますが、極度に暑くて、乾燥しています。
蒸し暑さなんてのは存在しませんから、日本にいることがいかに過酷か‥。虐待に近いかも‼️😳

日中はめちゃくちゃ暑く、夜になるとぐっと気温が下がります。
その寒暖差から、空気中の水分が岩にしみ、多肉たちの渇きを潤します。
そんな程度の水分で生きていけるのです。

また、多肉たちは長い年月をかけて、普通の植物とは違った特性を持つようになりました。
植物には気孔と言って蒸散や、気体の交換を行う器官がありますが、通常の植物は昼間気孔を開き、酸素を取り入れ、夜間閉じます。
ところが多肉たちは日中の危険な暑さを避け、夜間に気孔を開きます。
中には例外もありますが、その方が生き延びる確率が高くなるため、必然な方法といえます。その事から考えると、夜間の補水が効果的。
こんな環境を考えると枯らさない方法も何となくわかってくるような気がしませんか?

これから、長い梅雨がやってきます。
そしてその後の厳しい暑さ!
多肉にとって試練の季節の到来です。
梅雨前に土をしっかり乾かしましょう。
夏、補水するなら、夜間に少量根もとにチョロっと。
腰水なら、短時間数秒。
曇天で風が強い日はたっぶりシャワー。台風とか狙い目。
葉の根もとに水が残り、日射があたれば、夏ならイチコロです。

雨を避け、強い日差しを避け、かわいい紅葉を楽しみたいものです。

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