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認知症の母:デジタルで遠隔介護

2022年1月。
弟と介護方針で意見が分かれたので、私一人で介護保険制度を利用することになった。幸い、母が申請を済ませていたので、緑色の介護保険被保険者証は手元にある。でもどうしたらいいのか全くわからない。

介護保険は地域によって違うらしい。
市役所では「あんしんケアセンター」に連絡するよう言われ、特に窓口での手続きは必要なかった。介護保険のための資料はわかりやすく作られていたし、電話で質問した先はどこも親切に応対してくれた。まずはケアマネージャーを決める必要がある。


ケアマネさんは自分で探してもいいらしいが、やはり紹介をお願いした。
・絶対ではないができれば女性
・電話以外の、メールやLINEなどの記録に残る連絡方法が使える人
を希望した。
1週間ほどたって、ケアマネさん候補が見つかったので面接してほしいと連絡が来た。その方に決め、めでたく、ケアマネージャーのFさんと契約書を交わした。

契約書を読んでわかったが、
・ケアマネは直接、介護をすることはない
・ケアマネの仕事は被介護者と介護する家族のケアをする
・ケアマネは依頼者第一でありどこかの事業所に偏った提案はしない

誤解されがちだが「ケアマネは介護はしない」のである。

介護プランの提案をするだけ。これが案外最後まで、弟とその嫁は理解していなかった。介護職というのは専門職であり資格のあるお仕事なのではっきりと仕事の切り分けというか分担が決まっている。できることできないことがあり、してはいけないこともしなくてはいけないこともある。

介護は曖昧な仕事もあり何を依頼できるのかを理解しないといけなかった。

ケアマネさんが決まったのはよかったが、どんな介護をするかはまだまだこれからだった。

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