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一人暮らしの母がアルツハイマー性認知症を発症。2022年1月から介護をスタート。 老人ホームに入所するまでの1年10ヶ月間に使ったサービスや作った道具などをメインに記録したいと思っています。まだ介護は進行中。

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一人暮らしの母がアルツハイマー性認知症を発症。2022年1月から介護をスタート。 老人ホームに入所するまでの1年10ヶ月間に使ったサービスや作った道具などをメインに記録したいと思っています。まだ介護は進行中。

最近の記事

経済アナリストMさんの本「身辺整理」をチラ見。介護のための「親の資産」と「がん保険」

昨日、買い物の帰りになんとなく本屋で平積みの「身辺整理」を手に取った。 「がっちりマンデー」をよく見ていたし経済アナリストのMさんが病気になったことは知っていた。 目次を見たら、『父の死後に経験した相続地獄』とあった。 ちょうど認知症の母の資産管理を日常としているので参考になるかとそこだけ読んでみた。 Mさんは、母親が先に亡くなり残された父親がちょっとおかしいなとなった時から、親の資産について調べることなく『どんぶり勘定』で介護を進め、結果的に毎月30万円もの老人ホーム代

    • 認知症の母:遠隔デジタル介護 増えたカメラの効用と安心。でもほどほどに。

      2022年5月のFBから。 -------- 必要と思って導入したけれど心理的に抵抗のあった「見守りカメラ」。 今日は、ヘルパーさんのお仕事具合を初めて観察してみることにした。 母が掃除機を上手に使えなくなったので、簡単な掃除と服薬確認のために週1回1時間だけお願いしている。 今日はヘルパーさんが2人来て、一人はサービス内容の満足度を質問していた。 ひとしきり質問が終わると、母は延々と家族の話やお金や不動産の話、税金の話(とにかくお金の話が多い)、過去の彼氏がどうとか自

      • 認知症の母:遠隔介護 壊れるテレビ消えるリモコン

        2022年。 夏を前にした頃、テレビが壊れた。 母が電話をかけてきて 「テレビがね、映らなくなっちゃってね、管理人さんに来てもらったの」 母の住むマンモスマンションには敷地内に大きめの管理センターがあり、何かと気軽に相談していた。 単にテレビの調子が悪いのかと聞き流していたが、またすぐに壊れたというので買い替える必要があるか確認しに行った。 テレビはまあまあ新しかった。 でも電源は入るが何かメッセージが出て映らない。 変だなとテレビの後ろを見るとケーブルが全部抜かれていた

        • 認知症の母:デジタル遠隔介護 本当に失われていく『母らしさ』

          2022年1月、介護がスタートしたころ、私は楽観的だった。 母が明るく元気な昔の母にだったからだ。 母は、よく笑い、よく行動して、人を惹きつけて輪の中心になるような人柄に。 いじわるばあさん期間は20年母は60歳を過ぎた頃から、 ・日時を間違える。約束が難しい ・会話が急に違う話題に飛ぶ などの異変が起こり始めた。 気づいたのは私だけで、家族親族の誰に話しても「そう?そんなことないと思うけど」と不思議がられた。2年ほどで周知されたが。 それ以降、10年ほどかけてゆっくり

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        • 認知症の母:遠隔デジタル介護 増えたカメラの効用と安心。でもほどほどに。

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          認知症の母:デジタル介護 資産調査が終わってぐったり。認知症と贈与税と相続税。

          母の資産調査をして学んだこと….. 「9割の人は相続税を払わない」   2020年度では8.8%の人しか払ってないそうです。 「一番の節約は相続で揉めない事」   揉めると裁判になったりするからですね。 「相続で最も大変かつ重要なのは資産調査」   例え親子でも大変です。 「8割の人は相続後3年以内に修正申告(追徴課税)する」   申告期限の10ヶ月では足りないくらいお勉強しないといけないのですね、きっと。 税務署の「相続税のあらまし」 「生前贈与」はルー

          認知症の母:デジタル介護 資産調査が終わってぐったり。認知症と贈与税と相続税。

          認知症の母:デジタル遠隔介護 『資産調査』は最大の難関。知らないことだらけでもうヘロヘロ。

          2024年5月の今。 会うと必ず母は 「お金欲がないの。お金ちょうだい」と言う。 「ママのお金はちゃんとあるよ」 このやりとりを毎回3往復はする。 そう。 『お金』だ。 介護が始まると同時に『お金』が問題になる。 そもそも母はいつもどこでどんな買い物をしているのか。どんな形で貯めているのか持っているのか。全く知らなかった。 アルツハイマー型認知症はゆっくりと症状が進む。母は60歳を過ぎた頃に話題が飛んだり日時を覚えられなくなり、20年をかけてとうとう介護が必要な状態にな

          認知症の母:デジタル遠隔介護 『資産調査』は最大の難関。知らないことだらけでもうヘロヘロ。

          認知症の母:デジタル遠隔介護 介護する家族のためのアプリはこれ。資産の調査も大事。誰か作って!介護専用アプリ

          2022年4月以降、アプリを探す機会も増えた。 遠隔介護にデジタルツールは必需品だ。 認知症はそもそも医者にも治せない病であり、どんな症状が出るのかも人それぞれだとも知った。母の変化を記録しておく必要があると思った。 そこで記録用に使ったのが、「10年日記」。 介護日記としてつけるようにした。 後でまとめて見返せるので便利だと思う。 「みてねGPS」のアプリは本当によくできていて、毎月528円では安すぎると感じている。2024年5月現在も、毎日のように母の動きを見ている

          認知症の母:デジタル遠隔介護 介護する家族のためのアプリはこれ。資産の調査も大事。誰か作って!介護専用アプリ

          認知症の母:遠隔介護 夜の服薬確認は難題。試しにカメラを導入。カメラは家族の不安を取り除く効果もあった。

          2022年、介護保険利用がスタートした最初から、一番の問題は「服薬」だった。 というのも2021年10月に、 「忘れちゃうから、薬を2月から飲んでないけど、全然平気よ」 と、平然と本人が話したからだ。 本当に飲んでないのかととても心配になった直後に、固定電話が普通になり、お金のことがわからなくなり、介護保険申請していたことがわかりと、立て続けにいろんなことが起きた。 1月からケアマネさんと契約して、服薬を助けてもらう方法がないかと早速相談したがそれが案外簡単ではなかった。

          認知症の母:遠隔介護 夜の服薬確認は難題。試しにカメラを導入。カメラは家族の不安を取り除く効果もあった。

          認知症の母:遠隔介護 みまもりGPS導入。母と呼ばないで

          2022年4月。 『認知症=徘徊』のイメージが強い。 私と同じようにお母様が認知症だという友人が、過去にお母様が裸足で夜に外出してしまい数日後に隣の県の山の小屋で見つかったことがあると聞いた。どうしてそこへ行ったのかどうやって移動したのかわからないと言う。 毎年17000人前後の認知症患者が行方不明になっているというし、母が行方不明になったら困る。 友人の勧めもあって、GPSを買ってみた。 バッテリーの持ちがいいのが決め手で『みてねみまもりGPS』を選んだ。本体は3000

          認知症の母:遠隔介護 みまもりGPS導入。母と呼ばないで

          認知症の母:遠隔介護 契約は要注意。高齢者は「自動更新」も「サブスク」もダメな件

          以下、当時のFBから -------------------------------------- 2022年4月7日 昨日、母の家で書類の整理をした。 大半は請求書だが、その中の1つがとても変だった。 『ご利用先:ニユーザアンシン 3212円』 クレジットカード会社からで、よく見ると母が所有してるカードと番号が違う。 さらに記載の引き落としの銀行口座はすでに閉じている。 なんでこんな請求が来るのか全然わからない。 金額は小さいがモヤモヤする。無視できない。 しばらく

          認知症の母:遠隔介護 契約は要注意。高齢者は「自動更新」も「サブスク」もダメな件

          認知症の母:遠隔介護 モノが行方不明になる問題

          母は、50代で退職するまで長いこと法律事務所で事務長をしていた。 年齢としては珍しくパソコンも普通に使い続けていたし、身に付いた事務処理能力は素晴らしく、家の中も常に整然と片付いていた。 「家の中が散らかる」のは認知症の症状だとよく聞くが、母の場合は認知症になっても家は常に片付いていた。掃除機を使えなくなったのでヘルパーさんに週に1回掃除してもらっていたが、ゴミや衣類が散らかるようなことは全くなかった。 でも、片付けというのはモノの『仲間』のまとまりを理解することだ。 ハ

          認知症の母:遠隔介護 モノが行方不明になる問題

          認知症の母:遠隔介護 わかりやすい色と形

          2年ほど前の当時のFBから。 ----------------------------- 2022年3月14日 母が迷子になった時のために「ヘルプマーク」入手。 障がい者本人でなくてももらうことができる。 ダメもとで駅の駅員室で聞いてみたら「はい、どうぞ」とあっさりもらえた。なんの説明も提示もなく無料だった。 東京都、案外すごい。 軽度の認知症は見ただけではわからない。特に母はおしゃれで着てるものの乱れは全くない。スタスタ歩くしハキハキ喋る。 でもいずれ外出先で迷っ

          認知症の母:遠隔介護 わかりやすい色と形

          認知症の母:遠隔介護 春だもの。お弁当受け取れなくてもいっか。

          以下、当時のFBから。 ------------------------------------- 2022年3月16日 母には安否確認を兼ねたお弁当が毎日届くが、 「ご不在なのでお弁当は持ち帰ります」 とよく電話が来る。 受け取って欲しいので、母の目に留まりやすいようダイソーで300円の壁掛け時計を買ってきてドアに貼ることに。メモをどう書けばいいのか家で試行錯誤していたら、また今日もお弁当不配達の電話があった。 どうしたのかと思っていたら直後に母から電話が来た。

          認知症の母:遠隔介護 春だもの。お弁当受け取れなくてもいっか。

          認知症の母:遠隔介護 大事なものは『見える』が大事

          2022年3月22日当時の私のFBから。 --------------------- 先週、母がクレジットカードを無くしたようだと弟から電話。カードは止めて再発行。その数日前にもお財布がないと母から電話。 その前には鍵がなくて家に入れないと電話があり大慌てで母の家に向かったことも。ここ2週間だけでどんどん困りごとが増えて、ほぼ毎日母絡みの連絡が入る。 鍵には鈴を付け、予備の鍵を置いて対応。デイサービスには鍵のありかを教えることになり、信用していないわけではないが少し心配

          認知症の母:遠隔介護 大事なものは『見える』が大事

          認知症の母:遠隔介護 お金対策はやっぱり現金!そして見えること。

          2022年4月は、とてもたくさんの仕組みやルール決めをした。 後に続く成功した方法もあるが、失敗もあった。 母が「鍵がない」と言い始めたのと同様、「お財布がない」「お金がない」とも言い始めていた。母の買い物用のお金をどうするか、考える必要が出てきた。 母は何かと外出する。 犬の散歩もあるし買い物もある。天気がいいから散歩するとか、気ままな一人暮らしは母の生活そのもだ。それまでは大手スーパーマーケットの巡回無料バスを利用して少し遠い場所まで買い物に出掛けていたが、もうそれは

          認知症の母:遠隔介護 お金対策はやっぱり現金!そして見えること。

          認知症の母:遠隔介護 合鍵とドア開閉センサー

          2022年3月。 母が「鍵が無い」と言い始めた。 鍵を紛失したのかと探すと、バッグの中にちゃんと入っている。 無くしたのではなく、目の前にある「鍵を鍵と認識できず」に無いと言うようになった。 とはいえ、今はまだ見つかるけれどいずれ本当に鍵を無くさないとも限らない。 ないと家に入れないので家族が駆けつけることになる。 その度に、呼び出されるのはすごく嫌だ。 介護スタッフにも、「鍵がない」たびに迷惑がかかることになる。 そこでスペアキーを多めに作って、スタッフにも鍵の場所を知ら

          認知症の母:遠隔介護 合鍵とドア開閉センサー