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私とマンガ

マンガが大好きです。
物欲はあまり無いのですが、マンガだけは紙で読みたいのでよく買います。
少年少女が冒険したり、敵と戦ったり、みたいな、王道ジャンプ漫画みたいなのが特に好きです。

好きなマンガの登場人物は、みんな10代とかで、世界を救おうとしてたり、他人を敬うことができたり、すごく立派で憧れます。
背負うものも多くて、こんな少ししか生きて無いのにどうしたらこんな精神になれるのか?という人格者が15歳とかです。

私が15歳ぐらいのときは、何の目的も目標も無くて、友達もいなくて、学校も楽しく無いのでずっとサボり、バイトはしていたから少しお金はあったので、一人で映画館へ行ったり喫茶店で時間を潰していました。

だから、マンガの世界のみんなが、すごくうらやましいです。
友達がいて、仲間がいて、夢があって、ていうのを、人生の早いうちから経験できて、きっとこれからの人生も楽しくて充実してるんだろうな、と想像します。

「学生時代で人生は決まらない」とよく言いますが、本当にそうなんでしょうか。キャリアとかにおいては確かに一理あるかもしれないけど、「経験」においては、学生時代とか若いときにしか経験できないこと、その時期を逃したら一生手に入らないもの、って確実にあると思います。

学生のときは、同世代が出てくるマンガ、特に学園ものが読めませんでした。うらやましすぎて悲しくなるからです。自分が今経験したかったこと、できるはずのことを、マンガの中で登場人物がやっているのを見るのが耐えられませんでした。

今は、もう40代なので、距離感をとることができるようになり、ある程度学園ものも読めるようにはなりました(得意ではありません)。

今まで、私なりに、状況を変えようと色々努力してきました。
友達をつくろうとしてみたり、楽器を始めてみたり、外見を変えてみたり、スキルアップしてみたり、外国に行ってみたり、仕事を辞めてみたり。
40代になるまで、本当に本当に頑張っていました。

最近は、もう人生これでいいや、と思えてきました。
努力しても欲しいものは何ひとつ手に入らなかったし、全然楽しくもならないし、自分の性格も変わらない。むしろ辛い思い出が増えただけでした。だったらもう、何もしないでおこう、と思いました。

なので、生活のために仕事をする以外の時間はほとんどマンガを読んでいます。週末に仕事から帰ってきて、ビール片手にマンガを読み始める瞬間が、人生で一番幸せです。

明日は金曜日!待望の週末です。しかも、3連休!
私の人生に楽しみをくれるマンガ、ありがとう。漫画家のみなさまって本当にすごいですよね。

おわり

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