マンガ感想『レンアイ漫画家』山崎紗也夏

おはようございます!

ネタバレもありますが、
ストーリーを詳細に追うわけではありません
個人の感想や連想のメモです
この考え方が絶対に正しいと押し付ける趣旨ではありませんことをご理解いただけますと助かります



このお話の始まりは
お葬式の場面です

親を亡くした小学生ぐらいの男の子を
参列した親戚など
大人たちは
全くひきとろうとしない
ところを


葬儀社の
若い女性社員がしゃしゃり出て

その子供の叔父に

面倒見なさいとばかりに
押し付ける展開で始まったかと思います



その
不愛想な叔父

親を亡くして
天涯孤独になった少年の父親の
弟にあたる人は

寡黙で
マイペースで
不機嫌で
髪ぼさぼさで
無精ひげで

何をやっているのか
さっぱりわからない
自分のことを
全然説明しない

(周囲には
引きこもっているだけの
わがままな人だと思われているらしいです)

そういう人なのですが

実は

当代きっての
売れっ子少女漫画家で


女性的なペンネームで
連載を描きまくっている張本人だったのです


しろくて
内部を見通せない
高めの壁に囲まれた
結構広めの
豪邸に
ただひとり
棲んでいて


とにかく
マンガを描きまくっているという


出入りするのは
出版社の担当さんと

環境整備のための
家政婦さんぐらいなものだったかも


孤児となってしまったレン君を引き取る過程て
お節介を焼いてしまった
主人公の葬儀社の女性社員 久遠あいこ は


なぜか
そのやさしさに付け込まれて

レン君を
引き取る代わりに

漫画家 刈部の
下僕になれと

漫画家 刈部が
指示するとおりに
恋愛的な
人間関係を構築して

その状況を
逐一報告せよという


ちょっと
人の心をもてあそぶような
プライバシーもないような
条件


恋愛漫画家として
ヒット連載中の作者ではあるが
ネタに詰まって
苦しいのかも?


なにからなにまで
スケールの違う世界に飛び込んでしまった

葬儀社の若い女性社員
久遠あいこ の視点で

わくわくどきどきする
展開が
繰り広げられます


読者としての
私が
当初
想定した以上の

ファンタスティックな展開が
待っています


絵柄は
さわやかで
かわいらしく

不機嫌な漫画家は
不機嫌で怖い感じが
遠慮なく描写されていて

人物の描きわけが

特徴的に
なされています


様々な人物が出てきます

立場も
見た目も


少女漫画的な絵柄で
ある種
藤子不二雄的人間関係とか
ドラえもん
怪物君

そういう
役割の
描きわけが
参考にされているのかもしれません


語り部的な立場の
葬儀社の若い女性社員
あいこ


姉が

途中で
イイ感じに出てきて

デウス・エクス・マキナ的?
といったら
言い過ぎかもですが

いい塩梅に
交通整理する感じが


高橋留美子先生の
めぞん一刻の
五代君の
おばあちゃま
みたいな感じも受けます


素人が
楽しく拝読して
パッと
観た感じの個人的メモです<(_ _)>(*^-^*)



分析や
用語がへんだったら
ごめんなさい…(-_-;)



じつは
個人的に
もっと
おきにいりの人物が
出てきて

状況を
ものすごく
活性化するのですが

これは

ぜひとも

作品で
あじわっていただくのが

きっと
たのしいのではないかと!


はなしたくて
うずうずしちゃってますけどね!





いつもおつきあいいただきありがとうございます<(_ _)>(*^-^*)



ではまた!


まきのしょうこ






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