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【言葉】覚えられないモノ・コトの名前

言葉についてあれこれ考えている自身だが、大変に苦手なことがある。
それは名前(ラベル)を覚えることだ。

名前(なまえ)とは、物や人物に与えられた言葉のことで、対象を呼んだりする際に使われる。

ウィキペディア

一番顕著なのがお店の名前。
美味しいと思って3年ぐらい通い詰めた揚げ句に「あ、この店こんな名前だったのか」とかはザラだ。

次にモノ・コトの名前。
何度か書いた業務手順書はSOPのことだった。会社のe-Learningしてて「あぁ、これこれ」と気付く。そして多分来週には忘れている。

概念はわかるがそれをなんと呼ぶか、というところに全く興味が持てない。
だからIT業界に居ながらOSI参照モデルについても、ITILについても書いてあることは日々使っている技術だったり実践している事象なのに、自分がやっている活動がこれに出てくる何という用語なのかが解らない。だから説明が全く出来ないし試験も受かる気がしない。

一方、以前一緒に働いたPMで、多数の資格を持ちITIL試験もパスしてて、簡単だったという人が居た。障害発生時に颯爽と帰っていき大炎上したりして、1ミリも資格が活かされることはなかったのだが。
彼の特技は、人の顔と名前を覚える事。
機器リプレースの時に、座席表を見ず、殆ど面識のないお客さん達の元へ機器を配り歩く、という素晴らしい芸当をやってのける。
ある朝、眼鏡が壊れて予備の眼鏡をして出社したところ、他の誰も指摘しなかったのに彼のみに「眼鏡変えたんですか?」と言われ、『え?気付くのそこ??』と驚いた事案もあった。

彼のこの能力は、名前に発揮されるのか、写真記憶的な能力なのか、自身と違いすぎていて、どうなっているのか非常に興味深い。
資格が簡単に取れるのもこの能力の一部だと想像している。
しかしPMに期待される、PJの運営状況をウォッチする、指示を出す、改善する、みたいなITILに出てくるような活動は一切しなかった。恐らく記憶とリンクしてなくて活用“できなかった”が答えだと想像する。

自分も客相手の職業柄、顔と名前はそれなりに覚えるが恐らく私のそれはエピソードと共に記憶されている。
Teamsが止まりがち○○さん、PC壊すの2回目▲▲さん、とか。
あとは目が悪いので細かいパーツよりも体型や動きで認識している。

自身のコレは他の言葉で言い換えがきくから名前覚えない(名前に意味を見出していない)のでは、と思い至った。
店の名前知らなくても「駅前にあるインドカレー屋」とか、スマホで「タップ」って言葉知らなくても「ここポチッてしてください」って実演したら通じるし、みたいな感じで日々フワッと生きてるのに気づいてしまった。
語彙力仕事しろ。

この症状にも名前あったりして…。

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