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『能因法師』の和歌!

高校野球で仙台育英が勝って優勝旗が初めて『白河関』を越えたと称えられた。仙台・青森に11年住んだものからすると誠にめでたい。
『白河関』には一度行ったことがある。さほどの印象はなかった。
『白河関』と聞くと思い出す和歌がある。
高校時代先輩が『能因法師』の逸話を基にした芝居を演じそれが印象的であった。
真実かどうかは定かではないが『自信作』の和歌ができてその歌の信ぴょう性を持たすために能因法師が人に隠れてあたかも『旅』したように『日焼け』をする話であった。
その作品とは
『都をば霞とともに立ちしかど秋風ぞ吹く白河の関』。
実際の旅などせずとも和歌は本来『想像・創造』の世界のものであろうに。
微笑ましいといえば微笑ましいエピソードではある。
春霞の頃京都を立って白河の関にたどり着いたら秋の風が吹いていたというだけの話なのだが。
『白河』といえば昔『白河以北一山百文』と言われたように『価値なき』ものと侮蔑されならばと心息を示すべく発刊されたのが『河北新報』だ。
仙台時代お世話になった新聞だ。

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