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サザエさんちってソファないの!?

すぐやれない人なので、買った。
私には短所や悩みがたくさんあるが、「行動力の無さ」が原因の根本であることに最近気がついた。うじうじ悩んでいても良いことはあまりない。行動することで解決したり気持ちが楽になったりすることは多い。

今こうしている間も、私は持ち前の行動力の無さを発揮している。仕事から帰宅して1時間経つと言うのに、ソファに寝っ転がったまま起き上がれずにいる。YouTubeのショート動画を見る手が止まらない。何も生まない無の時間。脳みそが1日を勝手に終えようとしているのが分かる。まだまだ夕飯の準備や掃除などタスクはたくさんあるというのに。

仕事から帰って、いの一番にソファに座るのが良くないのかも。ソファに座ったら最後、脳みそが急激にシャットダウン状態に向かってしまう。帰宅直後は、まだ脳みそが仕事モードで稼働している感覚がある。ならばソファに座らず、そのまま家のタスクを片付けたほうが良いのではないか。一度ソファに座ったら最後、そこから立ち上がるのは不可能に近い。

最近アニメ「サザエさん」を見ていて、気付いたことがある。サザエさんの家には、寝っ転がれる場所が全くと言っていいほど無いのだ。いや、物理的なスペースはあるのだが、リラックスできる空間があまりない。居間にはテレビと座布団があるが、みんな正座でご飯を食べている。寝っ転がってテレビを見ているイメージはあまりない。サザエさんの家ってソファはもちろん、椅子すらほとんど置いてないのでは?子供部屋に置いてある、ゴチゴチに固そうな勉強机の椅子しか思い出せない。

椅子もベッドも無いので、磯野家の人間は畳の上で寝転がるしかない。布団の上で横になれるのは就寝時だけ。そんな生活、あなたにできますか!私にはできない。

「サザエさん」のアニメって「日本の家族代表ですよ!」みたいな顔しているが、細部を見てみると現代日本との違いが多くてびっくりする。椅子が無いのは、気づいて少しゾッとした。「家」に対する考えが、サザエさんの時代と現代では違うんだろうな。現代の家は、誰にも侵されない自分だけのプライベートスペースという感覚だが、サザエさんの時代の家は開放的というか、家族や知り合いとコミュニケーションを取るための場所というイメージだ。だからリラックスできる空間は少ないし、少し窮屈に見える。

我が家もサザエさん家の窮屈さを見習うべきだろう。まず、ソファという時間を根こそぎ奪う全ての元凶をどうにかするべきだ。ソファに座れる時間を制限してはどうだろうか。それだけで家での過ごし方が良い方向に変わっていきそうな気がする。よし、まずはご飯どき以外にソファに座るのを禁止にします。それ以外の時間帯はソファの上に大量の撒菱が置かれていて、座るとケツがズタズタになる設定とします。

ちなみに最初に紹介した「結局、すぐやる人が〜」の本、買って1週間経つけど1ページも読んでいない。リビングの机の上に置きっぱなしなので、表紙が目に入るたび「なんだおまえ」と勝手にイラついている。本当にすぐやれない人は1ページも読めないし、そもそも本棚に片付けられないんだ。参ったか!












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