現状での「エゴ」の解釈

宇宙全史内で、よく話されている内容に「エゴ」がある。
質疑応答でも、「エゴの本」で詳しく という返答も多くあったように思う。
古川先生は「ラジネーシがエゴの理解の参考になった」と話をしていたようにも思う。
朝5時の動画内でも、「記憶はエゴ」「感覚もエゴ」など、端的に指摘されている。

私はそれらを見聞きしている時に、
「苫米地英人博士のいうところの内部表現」というものを思いだしている。今回はその辺の話。

苫米地英人博士について、私が最初に影響を受けた本は「洗脳護身術」である。
kindle unlimitedの電子版で読んだのが最初だが、復刻版が出ていたので書籍で読み直し、メモを多くとった。

「内部表現」「変性意識・トランス状態」「洗脳」「アンカーとトリガー」そして、「洗脳護身術」。
かなり濃い内容で簡単には消化できないが、一部分づつ取り上げてかみ砕いていきたい。

内部表現自体の説明は

内部表現は、脳内の物理レベルから心理レベルまで含めたすべての抽象度における外界の表現が内部表現である。

自分自身の表現や自己の記憶、内省的な自我、さらには現在時の自分の思考状態や発話、言語の認識状態が内部表現の一部である。内部表現は常に外界と情報をやり取りしながら、リアルタイムに情報状態が更新されているため、その動きは非常にダイナミックだ。

苫米地英人 洗脳護身術 39p

というのが、書かれていた。
内容の正確な理解は難しいが・・・

脳内で現れる何かしらの表現をすべて 内部表現というのだろう。

具体的に言えば、
「私は」という表現・記憶・少し俯瞰してみている自分・今読んで考えていること・日本語で考えていることなどが
その一部。

そして、リアルタイムで更新され続けている。
一瞬一瞬、何かしらの刺激・情報が入力され、新しく更新され、古いものが破棄されている。
内部表現は非常に動き回るものである。

という感じだろうか・・・
興味があれば読んでみてほしい。

さて、宇宙全史ではどうであろうか。
質疑応答14にて、リーマン予想を具体例に「どうして頭の中だけで考え出された数式が、現実世界の現象から導き出された数式と合致するのか」という文脈があった。

単純に頭の中で考えることでも、そこにはまず私たちの意識や認識、思考、記憶と言うものが先行して存在します

それから様々な命題について考えを巡らし、過程を踏んで結論を出すのですが、その思考過程を見つめる意識があり、その意識が人間の肉体脳を使用して認識と言うことをするのです。

つまり、私たちは思考する考えるということをしている時でも、その土台には『認識作用』や『意識』そしてそのもっと根本には、『私』と言う主体が存在することを理解しなければならないのですのです

つまり、あらゆる科学は、私たちの頭の中と言う根本を飛ばして(ない者として)その先にあると(思っているだけなのですが)、世界から検証しているに過ぎないのです

質疑応答14 333p

私たちは、すべからく理性と言うカテゴリーで認識するように組み立てられている存在です

そして、その理性は、人間が持つはかない感覚器官によってもたらされるもので、いわば肉体の感覚器官で習得した認知情報のみで組み立てられているものです。

つまり、理性は、感覚器官から派生したものなのです。

質疑応答14 345p

『ご自分を縛り付けているものがある』ということに気づくと言うところから、始めるしかないのです。

それが誰でもお持ちの(いや、むしろ後世を大事に抱えている)『エゴ』なのです。

質疑応答14 346p

これもなかなか難しいですが・・・

私という主体→認識・意識→思考という順番。
肉体からの認知情報で 理性が組み立てられる。
何よりも先行している、私というものがあるということ。
この根本にある私が「エゴ」。

という風に読んでいる・・・

あまり、うまくまとめられていないが
脳内で現れる何かしらの表現はすべて「エゴ」なのだと
現状考えている。
記憶・感情・五感・思考など
脳内ホルモン・電気信号などで説明ができるものは大体エゴなのだと考えている。

エゴとカルマについての関係は質疑応答14 257p辺りにある。

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