I AM THATとの格闘 番外

用語の整理ができなくなってきている。
そこで、本の巻末についている「用語解説」に、先に目を通してみる。
メモを作ろう。これで、読みやすくなり理解が進むに違いない。

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アートマン 真我
『アートマンはプラクリティの3つのグナを超える』

プルシャ 宇宙の魂 物質の全顕現に意識の現われを与える
プラクリティ 永遠なる宇宙の原因
宇宙の実態 現象界の原初の原因なき原因 偏在するもの

プラクリティの3つのグナ(属性)
輝き(サットヴァ 存在 真の本質)
活動性(ラジャス 利己主義 エネルギー ないと他の2つは現われない)
不活動性(タマス 受動性)
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アヌバーヴァ 行為の最後に達せられる体験・直観的知覚・感覚・想念。
いかなる体験の中にも「私」以外の体験者はいない。

アンタカラナ 知性(ブッディ)自我(アハンカーラ)マインド(マナス)を含んだ集合的な意味のマインド

ヴィヴェーカ 実存・非実存 真実・偽りの識別
マインドの背後に隠された霊的意識の表現
ヴィラーギャへ(世俗的欲望の不在)

ヴィヤクティ 外的な自己

カラナ 原因 宇宙的エネルギーの潜在的形態。

カルマ 責任のある行為。
 サンチタ・カルマ  過去生からの蓄積
 プラーラブダ    今生で果たされるべき過去からの蓄積
 アーガーミ・カルマ 現在進行している、将来実を結ぶ

サマーディ 深遠な瞑想 忘我の境地 5段階
 感覚の対象物(神や理念)の視覚化
 疑い 名前 形を超えた状態
 欲望の現われが止まる
 無意識の思考過程も止まる
 本能的に湧き上がるものも止まる

サンスカーラ 精神的印象 記憶

ジーヴァ 個人の魂
身体 感覚 マインドとの偽りの自己同一化によって現れる。

スートラアートマ すべての生き物を連結する輪。
顕現世界を連結する糸のような支え。すべての生き物の中にある根底の純粋意識。
ニサルガ曰く「何世にも蓄積されたカルマ」

スマラナ 記憶 マインドの中で復唱すること

タットヴァ 心理の本質 実存

カーシュ 現われ
アーカーシュ 虚空
 チダーカーシュ   気付きの広がり 無限の知識(チット 知覚する)
 パラマーカーシュ  偉大なる広がり 時空を超えた実存(パラム 最高の)
 プレマカーシュ   無限の愛(プレマ 愛) ハート+私はある
 マハーダーカーシュ 物質とエネルギーの宇宙(マハー 偉大な)

チッタ 個人的意識
マインドのあらゆる階層を構成する。最下がマナス

チット 宇宙意識 普遍的意識

ニルヴァーナ 最終的な死 生命の炎の消滅
物質からの解放とブラフマンとの再合一

ブッディ 知性 マインドの中での実存の反映
ブッディはマインドが現象界のなかで、対象の知覚を可能にする機能。
ブッディがマインドの媒介を通して機能している限り、純粋意識を知ることは不可能である。

プラーナ 生命の呼吸の気 生命の原理 生気。

ブラフマン 究極の実存 
その特質 絶対的存在(サット)絶対的意識(チット)絶対的至福(アーナンダ)
シャンカラーチャーリヤによる、ブラフマンの5つの側面
普遍的真我 人格神 個我 衰退を免れない自然 創造的力

チッターヴリッティ(チット 個人意識+ヴリッティ 生活様式)
物質界のなかにおけるプルシャの束縛は、チッターヴリッティから生まれた「私」という意識によって生じ、それが無数の欲望を生み出す。

マナ(マナス) マインド・理解。思考・識別の機能。

マーヤー 実存を覆い隠す幻の力。本性は欺くこと。精神的投影の総体。

ムムクシュトヴァ 誠実さから成る正しい願望。真理の探究者に必要とされる4つの条件。
正しい識別 正しい無執着 正しい行為 正しい欲望

リーラ 戯れ。 宇宙の創造は神の戯れであるという概念。
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何箇所も抜かしているが、徐々に見えてきているのではないだろうか。
「実存」と「虚空」は近いものである。
マインドというものは多層構造で、いくつかの名称がついている。
「意識」という用語には、「個人意識」「宇宙意識」という使い分けがある。
というのが分かったのが、大きな収穫だった。

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