配偶者、なんて呼びます？

先日、友人と話していて面白い話になった。
彼女の夫は彼女の事を他者に説明する際に、「嫁」という言葉を使うそうだ。
理由は、「妻」という言葉の語源が「酒のつま」から来ていることから、
失礼な気がするそうだから、らしい（酒のつま説は諸説アリ。）
だけど、彼女の夫の言う「嫁」である友人からしたら、「嫁」という言葉の方が違和感があるらしい。

何故ならば、
そもそも嫁という漢字が女編に家、女は家にいるもの、と思わせる。
「嫁ぐ」という言葉にもあるように、夫側の家に入るという意味合いが強く感じられる。しかし、彼女の夫は彼女に家にこもっていて欲しくないのだそだ。「嫁」と呼ぶ割には「嫁」らしさを求めていない、と。
それが、かいつまんだ彼女の主張だった。
なるほど。確かに違和感だ。

そしてタイムリーに私が最近、婚約者に「何と呼ばれたい？」と聞かれたのだ。
私は友人のように聡明ではないので反応に困り、「ん？」とごまかしてしまった。
あろう事か「逆に何て呼ばれたい？」とまで聞いてしまった。
彼の返答はこうだった。
「公の場では、妻、夫で良いと思うけど、主人は嫌やなぁ。別に仕えられてる訳じゃないし。パートナーとか、相方とか良いなー。」
「ほうほう。」
私は、少し感動したのだ。
相方良いやん！
私は、あまり自己主張が強くない。
事なかれ主義だ。
なので友人や婚約者のように、しっかりした意見や主張を持っている人を無条件に尊敬するし、憧れる。

では、また。

#配偶者 #呼び名 #自己主張 #事なかれ主義