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唸る芝居

見惚れてしまう演技を見ると、とても長く余韻が残り、とても強い心地よさをを味わえる。

最近では、「6秒間の奇跡」の高橋一生さんの演技だった。
父親や母親との微細な葛藤を、繊細にリアルに、ユーモアとかわいらしさにあふれた表現をしていたことがとても印象深かった。あの3人の掛け合いをもっと見ていたかった。。

毎回、この方の演技には、唸らされる。
「岸辺露伴は動かない」も、濃いキャラクターに愛らしさを感じられて好ましく見入ってしまうし、「民王」の冷静だけど隙のある秘書の演技には、声をあげて笑った。やっぱりそれも、人間味が滲み出ていて愛らしいのだ。

いつも、気になる俳優さんを見ると生い立ちを調べてしまうのだが、高い演技力の役者さんて、家庭環境が複雑なことが結構ある。この方も然り。

まるで、いろんな感情を感じさせられてきたからこその表現力のよう。

ジブリアニメ「耳をすませば」をまた久しぶりに見たけど、やっぱり自然でうまくて、何度見ても爽やかな気分になれる。

俳優になるために生まれてきたような人だなあ、と深く感じ入る。



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