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水玉模様のよーこちゃんの夢

 夢を見た。

 シカゴでなんちゃってホステスをしていた頃の夢だ。

 お客さんは、韓国人の富豪だった。

 女の子たちで富豪を囲み、さんざん楽しんでいただき、店の外まで送り届けた。

 店に戻って片付けをしていると、よーこちゃんの声がした。
 よーこちゃんは、明るく、おもしろく、そして美しい女性だ。

 「じゃ、ゆみこさん、おつかれさまです!お先で~す!」

 「おつかれさま~」

 と言いながら、よーこちゃんの声がする方を振り返った。

 そこには、ニップルシール(乳首シール)の代わりに、吸盤を乳首に貼り、ニップルシールを上半身にペタペタ貼って、体を水玉模様にした、全裸のよーこちゃんがいた。

 
 目が覚めてから、

 「なんでこんな夢を見たんだ?」

 とずーっと考えていて、ようやく謎がとけた。
 
 昨晩寝る前に、レッドカーペットに立った、ハリウッドスターたちの衣装を見ながら、

 「そこまで露出せんでもええんちゃうの~?」

 と、ひとりでブツブツやっていたからだ。


 わざわざ着ていた服を脱ぎ、ニップルシールで水玉模様になったよーこちゃんは、 

 「じゃ、三浦さん、先に行ってますね~!」

 と店の奥にいるらしい、三浦さんに声をかけた。
 三浦さんは馴染みのお客さんで、よーこちゃんとは友達のように仲がいい。
 どうやら、これから二人で飲みに行くらしい。

  「行ってらっしゃ~い」

 水玉ボディに、シルバーのバッグを肩にかけたよーこちゃんは、にっこり笑うと、颯爽と次の店に向って歩き始めた。

水玉模様のよーこちゃんの図

 ちょっとだけ不思議に思ったけれど、ものすごーく不思議!!というわけではなかった。

 さすが夢である。
 
 
 

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