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『咲く花に寄す』 スタートします

『咲く花に寄す』スタート致します。
(※ タイトルは「仮題」で、変更するかも知れませぬ)


以前書いた『春は遠き夢の果てに』の前日譚になりますが、こちらから読んでいただいても楽しんでいただけると思います。


『春果て』を書いている時は、まさかこんなストーリーが潜んでいるとは思いもしなかったのですが、今読み返してみてもリンクする場面が多くて、まったく、人間の潜在意識とは侮れぬものですね。

自分の大切な心の友人そのものである、健吾くんと美佳ちゃんに再会できて、すごく幸せでした。

作中の梅林は、実在する京都府内の梅林をモデルにしておりまして、タイトル写真に使いますのは、いずれもその梅林で撮った写真です。年を追うごとに、削り取られてゆく梅林の姿には心が痛みます。せめて作中には、往時の美しさを残せたらなあと思っております。

舞台は昭和の末期頃。
最も多感だった自分が過ごしたあの時代の空気感を、令和の自分が描いていると、三十余年の時の彼方がほんの手の届く先にあるような、不思議な感覚がありました。

テーマは「トラウマボディの回収」です。

人が人を想うことの高貴さ、美佳ちゃんや健造さんからぼくも学ばせていただきました。

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