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ビットコイン購入に向いてる人

ビットコインが直近で高値更新しており、「乗り遅れた!」って思っている方も多いのではないでしょうか。本記事では投資歴10年以上でビットコイン保有の著者が、ビットコイン購入に向いている人を解説します。

※本記事はビットコインや暗号資産の購入を推奨するものではありません
※トレーディングでソッコーで金持ちになりたい人スルーしてくださいw

まず著者の実績ですが、だいたい去年の8月くらいに購入したので+75%くらいの収益です。

コインチェック ビットコインチャート

ところでビットコイン、何でこんなに上昇してるのか?

①マイニング報酬の半減期
ここではあまり詳しく書きませんが、ビットコインはインフレを抑制するため4年に1回マイニング報酬が1/2になる仕組みがあります。そうなると、マイナー(大量の計算ができるようにGPU搭載コンピューターを大規模に構築してビットコイン取引をサポートする人達)がいなくなってしまうので、それはおかしいとなって、ビットコイン価値が上昇する謎のアノマリー。

②SECのETF承認
未だに詐欺の横行する暗号資産業界ですが、米証券取引委員会(SEC)は2024年1月にビットコインの上場投資信託(ETF)を承認しました。怪しげな商品だったビットコインを国が正式な投資商品として認めたのは追い風ですね。これはアメリカの話であって、日本ではETFを購入できません。

このような見方が大半かと思いますが、どのような相場でも短期的な値動きは後付けで何とでも言えますし、今後の行方は誰にも分かりません。

どんな人が購入に向いているか?

投資の神様ウォーレンバフェット氏は、一般人が投資するならSP500を推奨しており、ビットコインを「殺鼠剤を2乗したようなもの」として猛烈に批判しています。「シン・ニホン」著者で慶應教授の安宅和人先生は、crypto(web3的な暗号資産)はまるでゴキブリのように決して死なないというThe Economistによる"暗号資産ゴキブリ理論"について触れています。https://kaz-ataka.hatenablog.com/entry/2023/12/24/123010

<ゴキブリ理論とは>
未来への賭け:暗号資産を持つことは、この技術が広く使われる未来に対する投資と見なすことができます。暗号資産は、既存の金融システムに依存しない、国境を超える、インフレに強いなどの特徴を持ち、多くの人々にとって魅力的なものです。
バブルではない:暗号資産は、価格が大きく変動することがありますが、それは1630年代のチューリップのようなバブルではないと考えられます。暗号資産は、何度も価格の下落と回復を繰り返しており、そのたびに価値が高まっていると言えます。暗号資産は、ゴキブリのように生き残る力があるということです。

結論、テクノロジーの未来を信じる人は購入に向いている。

あたりまえのことだろう。と言えばそうですが、株式市場も資本主義メカニズムを信じる人達によって支えられていますよね。ビットコインもテクノロジーがもたらす価値を信じる人であれば、ちょっとした下落に屈せず長期保有することで恩恵を受けることができると信じています。

とはいえ全力買いするような事はせず、ポートフォリオの一部(概ね1~5%以下で、最悪溶けてもいいかぐらいの気持ちの額)に組み入れる程度が個人的にはちょうど良いかと思います。

ちなみに直近のSP500インデックスは約半年で+15%とこちらも絶好調なので、無理にビットコイン購入しなくて良いとも言えます。はたして殺鼠剤の殺傷力とゴキブリの生命力どちらが勝つのか。あるいは共存するのか。未来が楽しみです。

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