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絶歌を読んで

元少年Aの絶歌を読んでる。 この本を読む事に正直、ものすごい抵抗があった。 興味を持つ自分を疑ったのだ。 けれど、どうしても彼の事を知りたくなってしまった。 今まだ読み途中だけれど、目を背けたくなる瞬間が何度もあったが これは事実なんだと思うと深い闇を感じた。 世の中にはどんな奴がいるか分からないから怖いと、ある映画で言ってた。 彼の苦しみも分からなくはないが、 やっぱりこの本は被害者からしたら耐え難い仕打ちだなと思った。 2度殺されるような気持ちだろう。 この事件に関わって

    • 記憶

      母は統合失調症からギャンブル依存症にもなっていた。 父の稼いだお給料やボーナスを全部使い込んでしまった事があった。 その時の喧嘩はとても酷くて、母は父に風呂場に追い詰められ、髪を引っ掴まれ、ぼこぼこにされてしまった。私は当時、小学生。 怖くて体が固まり漫画に集中していた。 小さな妹だけが母を助けに行って 勇気がない私は大人になって、自分を責めた。 ひどい家族だ。 思い返すと胸が痛い。 母も病気だったし、家事や育児が大変だったんだろうなぁと思う。 休む時間が必要だったんだ。 家

      • 統合失調症でギャンブル依存症の母を持った経験

        私の母は私が小学校2年生位に統合失調症になった。 妹が2歳くらいだったろうか? なんとなく母の異変に気が付いてはいたが、まだ幼かった私には何もできなかった。母はいつも寝ていたような気がする。 ある日、私が学校から帰ってきたら 意味不明な事を話して、外に出て近所の家に物を投げつけ出した。 私にも一緒に来いと言ってチャッカマンや何かを家や犬に投げつけ始めたのだ。 私は意味が分からず怖くて泣き出したかった。 一歩間違えたら放火でもしてたんじゃないかと思う。 母が狂った。まさにそんな

      絶歌を読んで