傀儡子

「はいはいいらっしゃいいらっしゃい」
人形の興行中

「わーすごい、これ面白い」
役者というか、盲目の歌い手がいた、詩音である

歌っているのは、傀儡子の歌だ
「へぇすごい、、、面白い」
「まぁ貴様に負けることはないがな」
「またそんなこといって」
松本喜三郎。と安本亀八等に負けないぞ、と思っていた

ある日。ウィーン万博に選ばれた。
松本のさくひんとともに、本物のお岩さんと、いえもんを作った
芝居のほうじゃなくて、幸せなほうおキツネさんともに

「なのに、、、」
頭を抱える。なぜ松本だけなんだ。俺のは壊された誰かに
「う、おおおおおおお俺の、、、なのに、、、俺の万博なのに
、、、どうしてお前が、、、いやだ俺のなんだぁああ
どうして、、、どうして」

とあるアメリカ人に作った、貴族男子は歌舞伎の男
貴族女子は、詩音からとった。
ー-本物の髪の毛を使った、詩音人形。「貴族夫婦像」

そのうち、女子像は大破し、、、行方不明に。
だが、それをつかみ、アメリカから逃げ出した男がいた。
デズモンドだ

「ひひっ」
そしてそれを、オーストラリアのとある家に売る。
その間に。「、、、探せ」
「なんとしても見つけ出せ」「あれがないとだめなんだ」
しかし探ド探せど見つからない。

それから役100年と少し。
「見つかったよ、場所はオーストラリア首都ウィーンだ」
、、、というわけで、きましたウィーンに

というわけでどこへいけばいいかもわからない、どうすればいいのかわからない
とりあえず25件の幽霊騒動を終わらせる。
顔が変わっているらしき女のところへ
倒れている、抱っこして病院へ、呪いだそうだ。ー-

「あはは、何してるの?大丈夫」
声がしてくる、懐かしい声、これは「詩音?」
女の人形は涙を流す。いつのまに寝ていたらしい、
「綿、、、私、久しぶりー-ちょうが」
「あ、ああ久ふりっていうか、お前記憶あるのか?」
「ある」

「「、、、、、、、、、、」」
きまずい。
ガリレオー--。そういわれた男。
「詩音」の肖像にして、貴族夫婦像のかたわれ
そして、幕末の生き人形、袈裟斬りにされた女。

「うっわ、えっぐいなぁ」
そして「私が、私の髪が、霊を読んでいるのでございます」
説明するのは詩音ではない。

それは田之介という男から、作られた浅草、熊本に続く。
第三の観音像。
「、、、っていうか、これ、、おそらく松本のだよなさくひんとしては」
「そうでございます」

田之介のモデルとしてある「肖像」
ただしこれを作ったのは松本じゃない。写真からつくった。
浅草と熊本の松本とは違う。

明治大正の遊女からつくった人形。
そして、、、これは、
「、、、現代のやつだ」
生き人形師が作った、アテナだ。

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