見出し画像

親が子にしてあげられること

  私には小学2年生の息子がいます。

一人っ子ゆえ、愛情を彼に一心に注いできました。その結果、よく言えばのびのびと自由奔放に、別の言い方をするとマイペースのわがままぽっちゃりボーイに育っています^^

普段はスイッチとYouTubeばかり

 田舎に住んでいる私たちなので、学校に通えば真面目にお友達と仲良く、休み時間は外で走り回るか虫探し、または飼っているカナヘビに餌をやる、今はクラスのお友達と交換しながらそのカナヘビが入った虫かごを家に持って帰って飼育することも。雨が降っても虫かごを抱えて学校に通おうとする姿にほほえましさとたのもしさを感じる、そんな健全な姿がある一方、やはり現代っ子。家に帰るとスイッチかアイパッドかテレビでYouTube。ママである私が帰ってくると私のスマホでTik-ToK。児童クラブも行ったあとで、もちろん好き放題やらせているわけではないし、宿題はやってから。メディアから学ぶことも多く、「そんなことも知っているの?」と私が驚くことも多々あります。これから生きていくうえでますます生活の一部になってくるだろうからもちろん否定する気もありません。ただ、ただやはり止められないのも事実。まさに「やめられないとまらない~かっぱえびせん♪」ですよね。それは大人である私が痛感しております。皆さんからも大きなうなずきの共感を頂けると思います。だから、頭ごなしに「いつまでやってるのー!」「やめなさい!」「ゲーム禁止!」といっても建設的でないと思っています。それが分かるから、なるべくならそうならないようにあれこれ頭を悩ませているのですが、でも、どうしても言ってしまう。なんせ目に余るから。そんな葛藤をかかえいたちごっこの毎日ですが、改めて何か改善策がないかと考えたときに挙げるとしたら、やはりメディア以上に面白いとを提案すること、他のことに興味を持たせることではないでしょうか。まわりから言わなくても違うことに興味をもって取り組めるきっかけと環境をつくること。

スイミングスクールに通う

 そこであれこれと過程を経てたどりついた改善策の一つが、スイミングスクールに通わせることでした。今年の5月から始めて約3か月。最初の動機は「頑張って3か月間続けたらスイッチのソフトを買ってあげる」というもの。「最初のきっかけは不純でもいいだろう、そのうち泳ぐ楽しさをしってもらえれば!」という珍しく夫とも一致した見解のもと、毎週土曜日の約2時間はゲームから遠ざけることに成功!挑戦はまだ始まったばかりですが、嫌がらず自ら行こうとする姿、終わった後にその日に練習した動きを教えてくれる様子を見ると彼の成長を感じ、嬉しく思います。

夏の1泊2日のキャンプ活動!

 ですが、一人っ子でもあり、小学校のお友達と遊ぶためには、車でおくっていく必要があるため、まだまだ空いた時間=メディア鑑賞になっているのが現実。この現状を憂いていたある日、学校からカラーのチラシが配布。よく見ると「夏の1泊2日のキャンプ活動!」の日程と活動の写真が。とてもわくわくする内容にまず私が惹かれました。私もこうしたキャンプ活動には、昔学生の頃ボランティアとしてキャンプ活動をしていたので、そのキャンプや宿泊から学ぶことの多さや大きさは一般の人よりは知っているつもりです。だからこそ、ここでの今回のチラシは見逃さなかった。つい着替えの用意も私がやってしまいがちな現状を打破し、自分のことは自分でやれるようになってほしい、またいろんなことにチャレンジしいろんな形でいろいろな体験をしてほしい、そういう願いをこめて息子に声をかけました。怖いもの知らずの彼にとって、虫取りや川遊びができるかもしれないということだけで最初はけっこう乗り気。ですが、申し込んだ後になってやはり知らないお友達とは行きたくないと言ってきたのでひと焦り。何とかして前向き言葉を全力で浴びせその気にさせ、無事現地に到着し、「頑張ってね!」と見送った後にようやくホッとひと息つけた思いでした。同時に、あとはあのお兄さんお姉さんのやる気満々な姿と人数を見たら、うちの整理整頓苦手な息子でもきっとフォローしてくれるだろうという本音も^^

2日間の活動を終えて

 で、実際2日間を終えた息子の姿は・・・それはそれはたくましく成長しておりました!

 というのは正直彼の帰りの様子からはあまり感じられなかった笑でもその後にアップされた動画や写真からは存分に伝わりました。たった2日間、されど2日間、一週間以上あるのではというほどギュッと濃縮された時間を、初めて会ったお友達やお兄さんお姉さんたちと共有する、なんて素晴らしい経験をしたのでしょう。本当に、たくさんの写真を撮って頂いたことで、細かな活動様子が鮮明に分かり、さらにはその時笑ったりふざけたり、真剣な表情だったりから、彼がひとまわりもふたまわりも大きく成長したことを感じることができ、親である私にとってはとても嬉しく、こうした場に送り出したことに我ながら誇らしく思います笑


 あっ、ここで余談ですがアップされた写真を見て、自分の息子を中心に見ているから気づいたことをちょっとだけ。1日目の写真からスクロールしながらずっと見ていて、夜のTシャツは変わっていたけど、あれ?途中からまた1日目と同じマイクラのTシャツ姿になっている?どういうこと?えっ、まさか2日目もまた同じTシャツを着直したってこと?!いやいや、確か一日目は田んぼの脇道の側溝でザリガニだか探しして、どろはねていなかったっけ??と親だけが気づいてしまったこの七不思議。まあ、今さらどうしようもないのだから仕方ないですが、思ってしまう。近くのリーダーさん(お兄さん)、気づいてアドバイスくれなかったの~~?って。笑 まっ、動揺しているのは私だけだと思いますが。それに、途中からはそのTシャツもぬいて下着一枚姿になっていたからいいですけど笑;しかもしかも、その下着には小さな穴が開いていた!うわっ、お恥ずかしい・・・。

様々な体験を通して大きく成長

 ちなみに二日間とも天気は晴天。見事に真夏日の中、初めて薪を自分たちでわり、火起こしもし、飯ごうでご飯をたく、(飯ごうで炊くなんて今どきファミリーキャンプでもそうないから飯ごうの名前さえうろ覚え)テントもみんと協力してたて、泊まった後は後片付け。寝袋は暑さで結局使わなかったみたいですが、それでも雰囲気だけは味わったかな。夜はちょっとしたミッション付きのナイトウォーク等々。さらにはかき氷も自分たちで作ったよう。いろんなシロップがまざったカギ氷を上からアップで撮った写真を見ては、もしやと思ったら案の定。ちらりと見える、ずっと着ていたTシャツのマイクラの絵柄が写っていてうちの息子だと分かったことも、親としてはなんとも苦笑いの嬉しい発見としましょう^^;体験は、何もだいそれだことだけでなく、自分のお皿は自分で洗うことや、自分のリュックから着替えを自分で出して着替えるといった日常の生活ひとつにとっても、彼にとっては新鮮であり貴重な経験であります。話はそれましたが、このように様々な初めての体験を通して、彼にとって少しでもこれからを生き抜く力が育まれれば、そそのきっかけになれればと願っていたことは達成できたかなと思います!

子どもの可能性を広げるために親は

 最後に、最初のゲームやYouTubeばかり見ているという話に戻して無理くりまとめると、とにかく、外に出て集団の中で様々な体験を通して感じることは画面だけ見つめていては絶対味わえないことであって、そういう五感を刺激する実体験をより多く積ませてあげたいと思います。そう考えるとやはり小さい頃の生活環境は、親の子に対する考え方が大きく影響すると感じます。親の子に与える教育環境がその後の成長、可能性に大きく影響を与えるのではないでしょうか。

ここ半年は特に、今注目を集めるアーティストたちのことを知れば知るほど実感します。この私の好きなアーティストたちについては改めて語りたいと思いますが^^、極論を言えば私がキャンプに行かせたいと思わなかったらこんな体験を息子はできなかったと思うと、親は責任重大ですよね。もちろん本人のやる気や頑張り次第というのは承知ながらも、やはりその土台を作るは親であるから。

キャンプ活動に送り出す前に、webで申し込んだり、体調チェックを書いたり、持っていく荷物の不足品を揃えたり。親がやるのは当たり前と思うかもしれないけれど、貴重な休みの時間を割いて行うのだから、結構な労力。だけどそれも愛するわが子の将来のため!と思っているから頑張れます。。

追伸 自分はつい息子に対して・・

まだ終わらずごめんなさい。書いているとまた次から次へと出てくる。

 改めて、自分の子に対する態度の特徴として、息子と一緒にいるとつい心配が先だってしまうんですよね。
危険を回避する言葉、何か起こってしまった時の問題を想定してそれをしないように先回りの手助け。一人でやらせることも、大事だと分かりつつ、待っていられない。
みなさんもあるあるだと思いますが、手を貸してあげたいのをぐっと我慢するって至難。だって、楽なんですもの。でも、それでは自ら考えて行動する機会を奪ってしまうことになりかねないんですよね。

 そう考えると、あのTシャツを2日目も同じものを着たときに、私が一緒にいたら「これでなくこっちを着よう」と言ってしまったと思います。今回は、自分で考えて同じのを着てしまったことに対して、それをまわりは肯定してくれた結果だったのかもしれません(深く考えすぎかもしれませんが笑)そう考えを改める機会にも今回はなりました。

 結局、長々と書いてしまいました。最後まで読んで下さった皆さん、ありがとうございます。深く感謝いたします。また、これからも違った切り口で子育てについて書いていけたらと思います♪


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?