引きかえに　消えたモノ　～大変フツーの新しい生活　その７～

公式ホームページから　
無事に定価で　ゲットした　
アルコール製剤の　パストリーゼ一斗缶。

買い占めによる　価格暴騰により
手に入れるのは　苦労したから
一斗缶を　買えたときは
すんごく　うれしかったよ。

さ～て　どこに　置こうかなぁ。

今は　眺めるだけでも　うれし～。
かといって
オブジェにように　飾る気は　さすがに………
（プリントされた　デザインは　綺麗だけどね）。

ネット注文で　到着するまでには　約一週間。
それまでに　置く場所を　決めておかねば。
悩むほどのことは　なく
収納場所は　納戸しかない。

購入した翌日
納戸をみてみる。
一斗缶は　重いから
納戸の床に　直置きするするしか　ナイよねぇ。

ちょうど　イイ場所が　あるんだけど
スペースが　ちょっと　足りない。

あと　ちょっと　のトコに　せり出してるのが
暖房器具だ。

この　暖房器具。
おふら～んすにある　キャンパ社の
フォトン　という　
遠赤外線のパネルヒーターだ。
サイズは　横86cm・高さ51cm・幅26cm
と　結構な　大物。
板だから　薄いんだけど
それを支えるキャスター付きの足が
前後に¨幅をとってるんだよ。

構造上　キャスター付きの足の上には
何も置けない。
つまり　モノの割には　結構な場所を
使うんだよ。

実は　この　フォトン。
10年以上　使ってない。
でも　置いてたのには　ワケが　ある。

高かったのだ。

確か　５万円ぐらいだったような。
このフォトン。
使う場所が
なくなっちゃったんだけど
いつか　どこかで　とりあえず
とかナントカ　思ってるうちに
１０年以上　経っちゃったんだよね。

むむむっ　今回　思いきって
……処分するか。
納戸から　フォトンを　出してみる。
すると　思った以上に　スペースが　できるんだよ。

これなら　パストリーゼ一斗缶が　
余裕で　置けるっ。
よぉぉぉ～し　
処分だっ。

ゴミに出すと決めたら　これは　もう　ゴミだ。
元の場所には　戻さず
ゴミの日までは　納戸の入り口付近に
置いとくことに　した。

ところで　納戸には　いろんなモノが　入ってる。
入ってるから　それらを取り出すのに
納戸の扉を　あける。
あけると
毎回　フォトンが　どーんと　目に入る。

むむむっ　この　高級遠赤暖房サマ。
ゴミ以外の　選択肢　ないのかなぁ。

おっ　そうだっ
オークションに出したら　どうだろ。
たとえ　ちょっとでも　
お金になれば　
キャンパ社からのキャッシュバックな気分で
イイ感じかも～。

早速　
ネット検索してみたところ　
やたっ　出品されてる～。

しかし………
1000円でも　買い手が　ついてないっ。
そりゃあ　そうか。

古いもんねぇ。
今なら　もっと安くで　イイモノあるもん。

こんなに　長いこと　ほおっておいたら
コンセントに差すのも　躊躇するのに
売れるワケ　ないか。

仕方ナイ。
ゴミとして　出そう。

さて　ゴミ日当日。
納戸から　フォトンを　取り出し
マンションのゴミ捨て場に　持って行った。

ガション。
重たいフォトンを　置いた。
クッション材で　くるんで　保管してたから
見た目は　スゴくキレイ。
長年　ご苦労様。

壊れてないのに
（動作確認してないけど　多分大丈夫かと）
処分するのは　気がひける。
ちょこっと　
ショボ～ンとして　オウチに　戻ったんだよ。

オウチに入り
開いたままの　納戸を　見た。

そこには　キラキラした　空間が。

おお～　空いてるっ。
場所に余裕が　あるじゃないの。
余裕…………
何て　イイ響きなんだっ。

さっきまでの　ショボ～ンは
どこかへ　吹っ飛び
気分は　爽快。

後日　パストリーゼ一斗缶が届いて
フォトンのあった場所に置いても
やはり　余裕。
うんうん　やっぱり　処分してよかった。

フォトン
お世話に　なりました。