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次も 長年 働いてもらうよぉ ~大変フツーの 新しい生活 その 267~


炊飯器を買い替えたの。

本体は 全く壊れてないんだけど
内釜のコーティングが 数箇所
剥がれてきちゃって ねぇ。

一カ所ならともかく
4ヶ所くらい 浮いてるトコやら
めくれちゃったトコやら。

思い立ったが吉日 と
内釜を探したトコロ

ナイ。

まっ まさかっ
保存してた 説明書を見ると
製造より 10年以上経ってる。
ありゃま こりゃ 仕方ナイ。
本体ごと 買い替えるかぁ。

予算と性能と口コミなどを
調べて
ひとつの炊飯器に 決めた。

傷んでいるのは
内釜だけなのに
本体ごと 買い替えなんて
もったいな~いっ

と ブツブツ言ってたよ。
でもねぇ。
ネットで注文した
新しい炊飯器が 届くと
やっぱり うれし~。

段ボール箱を開けると
本体が 
何やら不織布みたいなのに
包まれてる。

おっ

ビニール袋じゃないだけで
何やら
スゴイ感じが する~。

いそいそと設置してみる。

大きさは
今まで愛用してたのと
さほど 変わらないけど
かたちが 全然違う。

おおっ

内釜も 
今まで使ってた テフロン加工と
違って
炭を使ってる。

がっちり アピールしたいらしく
内釜の側面に
釜の名称が
かっこよく プリントされてる。

おおおっ

最近の炊飯器は 
すごいなぁ。
さてと 
まず 炊くのは
オウチの米。

高級ではナイが
ずっと 同じのを買ってるので
食べ慣れた五分づき米。
前の炊飯器で炊いた米との違いが
出れば
す~ぐに 分かるもんね。

マニュアルを見ると
いくつかの炊き方が 載ってるんだけど
絶対 炊いてみたい炊き方が
あったのだ。

メーカーさん イチ押しの
豪華な名前のついた 炊き方。
選択ボタンも 
それだけ別に どどんとついてる。

よぉぉし。
いつもよりも 丁寧に洗った米を
内釜に 投入。
豪華な名前のついた ボタンを
押してみた。

通常の炊飯より
倍近い時間をかけて 炊く。
ココに イチ押しの秘密が
あるらしい。

むふふ~。
ホームベーカリーみたいに
派手な音がするワケでは ナイので
静かに 炊かれていく。

蓋には 残り時間が 表示されてるけど
一回見れば イイだけ。
でもねぇ。
気になるのよぉ。
無駄に 炊飯器の前をウロウロしつつ
炊き上がる その時を
待ったんだよ。

やがて
炊き上がった音が した。
わ~いっ
即刻 蓋を開けて
炊きたての米を 
混ぜてみた。

おおおお~。

ビックリ。
混ぜる感触が 前のと違う。
10年以上の歳月が 流れると
混ぜる感触までも 変わるんだねぇ。

お茶碗に 盛りつけて
いつもの食卓に おかずとともに
並べる。

主人と一緒に 
いったっだっきま~すっ。
パクッと 一口。
主人もワタシも おめめ まんまるよ。

「美味しいっ」
「味が 全然 違う」
「粒がべちょっとしてない」
「ふっくらだけど ベトベトじゃない」

主人が 単身赴任していた先では
炊飯モード付きのガスコンロが
あったから
土鍋で 炊いてたんだけど
それとも 違う~。

おおおおお~。

電化製品の進化は すごいねぇ。
そーいや 
10年前のケータイって
どんなのだったっけ
(まだ スマホは使ってなかったかと)?

買い替える前は
まだ 使えるのに~
と ぐだぐだ 言ってたけど
新製品の旨味を 知ってしまうと

………。
ま こんなもんです(笑)。

今のうちに 内釜のスペア
買っておこうかな。


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