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【ブンデスリーガ第11節】グラードバッハ 4-0 ヴォルフスブルク

■ 2023年11月10日(金) 20:30キックオフ
■ Borussia-Park

土曜日早起きしてジムに出かける前に時差観戦した。前節は3点差を追いつかれての引き分けと悔しい結果に終わったが、このところ結果は出始めているのでこの試合でその流れを確かなものにしたい。

出場停止の明けたコネが先発に復帰、またヨーダンが足を傷めたということで欠場し、チュヴァンチャラが1トップで先発となった。激しい雨のなかのゲーム。


布陣

ニコラス
スカリー エルヴェディ ヴェバー
ヴァイグル
オノラ ライツ コネ ネッツ
チュヴァンチャラ プレア

前半

立ち上がりはヴォルフスブルクがボールを支配、グラードバッハは自陣での守備からのスタートとなった。

しかしこの局面を手堅くしのぐと16分、右サイドでプレアとのワンツーでポケットの位置に侵入したオノラがゴール前に折り返し、これをチュヴァンチャラがしっかり決めて1-0とグラードバッハが先制した。

直後の18分にもプレアがエリア外からシュートを放ち、枠に飛んだが敵GKがセーブ。その後は互いに慎重に攻める展開となり一進一退の攻防に。

しかし42分、敵GKの近いところへのゴールキックをライツが敵陣でカット、そのまま持ちあがり、GKとDFをかわしてシュートするとこれが決まってグラードバッハが2-0とリードを広げる。いただきものだがライツがよく決めた。ブンデスリーガ初ゴール。

そのまま2-0で前半を終了。前プレと奪ったあとの素早い切り換えから一気に敵ゴールを目指す狙いが徹底されており、主導権は握れている。後半敵の修正を見ながら早い時間帯に突きはなしたい。

後半

後半に入るとヴォルフスブルクが交代を使って修正、より前がかりに出てくるようになる。グラードバッハは自陣でこれを受けてのカウンターから追加点を狙う流れになるが、守備に追われてしのぐ時間が長い。

しかし64分、ネッツの左CKがファーのオノラのもとに。これを受けたオノラがエリア外から足を振るとボール敵GKの手をはじいてゴールに。グラードバッハが貴重な追加点を決め、3-0と流れを再び大きく引き寄せる。

さらに71分、カウンターで押し上げ、スカリーが中央のプレアにパスを出すと、プレアがダイレクトでシュート、これが決まって4-0に。これで試合はほぼ決まった。決まるときは打てば決まるんやなあというシュートだった。

77分、コネとチュヴァンチャラに代えてクラマーとノイハウスを投入、プレアとノイハウスの2トップになったように見えた。さらに82分にはプレアとヴェバーに代えてエングムとキアロディアを投入、おそらく4バックにしたのではないかと思う。

85分にはエングムが左サイドから鋭いシュートを放ったが敵GKがセーブ。87分にはライツに代えてラノスを投入し試合をクローズ、そのまま大きな見せ場もなく4-0でグラードバッハがヴォルフスブルクに完勝した。

戦評

必ずしも敵を圧倒していたわけではないが、先制から前半のうちの追加点、後半やや盛り返されたところからセット・プレーのゴール、ダメ押しと、ほしいところでゴールが出てうまく試合をマネージすることができた。

数字を見てもシュート数15-12、CK8-5、ポゼッション47-53と拮抗した戦いだったことが窺われるが、結果的にはヴォルフスブルクを完封、シーズン序盤の出遅れを取り戻すうえで貴重なホームでの勝利となった。

プレアが前線で起点となる働きをすることでオノラ、チュヴァンチャラらが気持ちよくプレーできていた。プレアは自らもゴールを決めており、グラードバッハの攻撃の核となる選手であることを示した。

ヨーダンがケガで離脱となったが、チャンスをもらってしっかり結果を出したチュヴァンチャラや、ムリ筋でも自分でゴリゴリ行くライツもよかった。ライツは決して簡単なゴールではなかったが落ち着いてよく決めた。

開幕から5試合は3敗2分で勝ち点2しか取れなかったが、その後の6試合では3勝1敗2分で勝ち点11を積み上げており、この試合で11試合を終えて3勝4敗4分、勝ち点13(1試合あたり1.18)まで追い上げ、順位もようやく9位と順位表上半分まできた。それにしてもシーズン序盤の借金が重すぎる。

とはいえまだまだ試合ごとにブレがあり、守備に不安定な部分もあって手放しで絶好調というわけではない。我慢強く勝ち点を積んで上を目指さなければならない。板倉にも早く帰ってきてほしい。

ゲラルド・セオアネ監督談話

「私はチームのこの完全なパフォーマンスを称賛しなくてはならない。とても自立しており、運動量も多く、しっかり試合を掌握していた。この勝利自体はややできすぎかもしれないが、我々はこの試合では正しい時間帯にゴールすることができた。キツくなってしまいそうな局面でいつも、自分たちのゴールで再びエネルギーを注入することができた。試合の展開はまったく我々に味方したが、それはチームのパフォーマンスが非常によかったからでもある。素晴らしい夜になった。選手らだけでなく、今季すでにいくつかの厳しいホームゲームを経験してきたファンのために嬉しい」

すごく寒そうだった。ヴォルフスブルクとは1か月もしないうちにDFBポカールで当たることになっている。

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