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【ブンデスリーガ第18節】ホフェンハイム 1-4 グラードバッハ

■2023年1月28日(土) 15:30キックオフ
■PreZero-Arena (Sinsheim)

土曜日15:30キックオフがやはりブンデスリーガの王道。全部の試合をこれにしてほしい。ひさしぶりにリアタイでスカパー観戦できた。これだよ。

中断明け2連敗中だが、シーズンはこの試合から後半に入る。今季未勝利と苦手のアウェイだがこれ以上負けるわけに行かず、しっかり勝ち点を積み上げていいかたちでシーズン後半に入って行きたい。

風邪と伝えられたホフマンが先発に復帰、シュティンドルも出場停止から戻りプレアがベンチ・スタートに。右SBは中断明け初めてスカリーが先発、ライナーがベンチ・スタートとなった。

オムラン
スカリー 板倉 エルヴェディ ベンゼバイニ
ヴァイグル コネ
ホフマン クラマー シュティンドル
テュラム

グラードバッハはいつものとおりボールを小刻みに動かしながら最後にフリーのスペースにボールを通すスタイル。ホフェンハイムはハイ・プレスを敢行するが、グラードバッハのパス回しが上まわりボールを失わない。

12分、シュティンドルが自陣から右前線のホフマンに斜めの長いパスを通す。ホフマンはこれを頭でワントラップし、足下に落として右足でシュート。これがGKのニアを抜いて決まりグラードバッハが1-0とひさしぶりに先制する。

その後はリードを得て余裕の出たグラードバッハがボールをコントロールし試合を進める。ホフェンハイムの攻撃は散発で、板倉、エルヴェディとオムランでしっかり守れている。一方、グラードバッハの攻撃もやや落ち着いてしまった。

37分、再びシュティンドルが敵DFラインの裏にボールを落とすと、抜け出したホフマンがこれを拾うが、敵DFにからまれシュートを打てず。しかし敵がクリアできないボールが再びホフマンの足許に転がり、これをゴールにけりこんだ。

これに対し、ホフマンの裏への抜け出しがオフサイドだとして主審がノー・ゴールを宣告するが、VARが介入。ギリでオンサイドとの判定になり得点が認められた。ゴール。ホフマンのこの日二つめのゴールで2-0とリードを広げる。前半はそのまま終了。

後半に入っても大きな流れは変わらず。ホフェンハイムが選手交代で攻撃的にシフトし、徐々にボールを持たれる時間が長くなるが、決定機は作らせない。一方でファルケ監督は例によって交代を使わず。

80分、クロスをファーで折り返され、無人になった背後で押しこまれて失点、2-1と1点差に詰めよられる。交代が奏功したかたちで流れを持っていかれそうになるが、直後の83分、ホフマンが右裏に抜け出し、自ら打ちきれなかったボールを中央のシュティンドルに横パスするとシュティンドルがこれを冷静に決めてゴール、3-1と突きはなす。

86分、テュラムとシュティンドルに代えてプレアとヴォルフを、90分にはホフマンに代えてネッツを投入する。するとアディショナル・タイム、左サイドを縦にぬけだしたネッツがゴールライン近くまでドリブルで持ち上がり、並走したヴォルフにラスト・パス。ヴォルフがこれを難なく流しこんでゴール。4-1と試合を決めた。

その後、クラマーとスカリーに代えてヤンチュケとライナーを投入して危なげなく試合をクローズ。精彩を欠くホフェンハイムに1ゴールは許したもののリードを保ち今季アウェイでの初勝利を挙げた。

ホフマンとシュティンドルのコンビでほぼ試合を作った。数字を見ればシュート数9-15、CK3-4、ポゼッション50-50と互角かむしろホフェンハイムの試合だったようにも見えるが、実際には早い時間の先制を生かしてグラードバッハが主導権を握り、効果的に加点して流れを手ばなさなかった。

単なるパスまわしではなく、そこにアクセントを加えてワンタッチで裏を取るような気の利いたボールが出せるのがホフマンとシュティンドルであり、この二人をセットで使える強みが遺憾なく発揮された試合だったと思う。

組み合わせでいうとホフマンとシュティンドル、プレアとテュラムがセットで、この2セットを一度に使おうとするとクラマーの置きどころがなくなる。攻撃に今イチ迫力がないのはクラマーを前線で使おうとするからで、テュラムをトップに、シュティンドルをトップ下に置き、右にホフマン、左にプレアが最強布陣と思うがどうか。

ノイハウスが不遇をかこっているのも腹落ちしないし、13人くらい使わせてもらえば無敵になるのではないかと思うがなんとかならないものだろうか。このへんのかみ合わせにはファルケ監督も頭を悩ませているとは思うが、そうであれば途中交代などでもっと可能性を探ってほしいところだ。

この試合ではホフェンハイムがあまりにグダグダで明らかなチャンスも精度を欠くなど自滅してくれた感があったし、先制してリスクを回避しながらワンチャン追加点を狙うパターンがハマったということだと思うが、いずれにしてもここで勝ち点3を取れたのは大きかった。

これで戦績は18試合7勝7敗4分で勝ち点25(1試合あたり1.39)、順位は暫定ながら8位に浮上した。まずは1試合あたりの勝ち点を1.50に伸ばさなければヨーロッパは見えてこない。次節ホームでのシャルケ戦でもきっちり勝ち点3を積み上げたい。

ダニエル・ファルケ監督談話:
「我々にはいい日だった。長いウィンター・ブレイクのあと、二つの惜しい敗戦が続けば、もちろん満足しているわけではなかった。選手たちは献身的にプレーし、素晴らしいアウェイでの勝利をやりとげた。我々はまさにアウグスブルクで見せることのできなかったことを実行することができた。我々はボールをもっていないときは非常に安定していたし、ボールを持てば非常に創造的だった。我々は前半のうちに妥当なリードを得た。後半はホフェンハイムがボール・ポゼッションを上げてきたが、我々はそれに耐えた。ホフェンハイムのようなチームがしっかり押してきて試合をあきらめていなければ、流れが変わることもじゅうぶん考えられる。だから今日のチームの反応には非常に満足している。結果ははっきりしているが内容はギリギリだった。6日のうちに3試合あったなかでのパフォーマンスとしては今日は妥当な勝利だった」

そうなんだよ、水曜日に試合を組むならその前の試合は土曜日にしてほしいしその次は日曜日にしてほしいよな。

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