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【DFBポカール2回戦】ダルムシュタット 2-1 グラードバッハ

■2022年10月18日(火) 20:45キックオフ
■Merck-Stadion am Bollenfalltor (Darmstadt)

日本時間では水曜日未明の試合。早起きして出勤前に見ようかとも思ったけど起きられず、仕事を終えて家に帰ってからDAZNで見たが、昼の間にツイッターで結果を知ってしまった。やはりがんばって朝イチで見ないとダメだな。

ポカール2回戦の相手は二部首位のダルムシュタット。シュティンドルとベンゼバイニに代えてエングムとネッツを起用した他は週末のヴォルフスブルク戦と同じ布陣となった。

ゾマー
スカリー フリードリヒ エルヴェディ ネッツ
ヴァイグル コネ
エングム ホフマン プレア
テュラム

試合は立ち上がりからダルムシュタットが優位に。グラードバッハは自陣からパスをつないで押し上げようとするが、強度の高いダルムシュタットのプレスに遭い、ハーフウェイまででつぶされるケースが散見される。

4分、ゴール前でのハイボールをフリーでキャッチしたゾマーが左足を捻挫、治療を受けていったんはプレーを続けたが、13分、再びジャンプした際にそのまま座りこみ、プレー続行不可となってジペルと交代する。想定外の事態となる。

その後もグラードバッハは球際で勝てず、組み立てがしっかり整理されたダルムシュタットに押しこまれる時間が続く。23分、中央から左サイドに出されたボールから再び中央に折り返され、それをファーで流しこまれ失点、0-1と先制を許す。ゾマーなら、は言うたらあかん。

25分、ホフマンが敵との競り合いで肩から落ち治療を受ける。プレーは継続するが落ちたときの様子が悪く懸念が残る。その後はダルムシュタットがリードを得たことでグラードバッハのターンとなるが攻めきれず。

37分、プレアとのコンビネーションで裏に抜けたテュラムがGKと一対一になりこれをかわして流しこもうとするが時間がかかってしまい敵DFにギリでクリアされる。40分にはエングムが右サイドでフリーになりシュートを放つが敵GKがセーブ。

41分にはプレアがエリア手前からミドル・シュートを放つがこれも敵GKにセーブされる。0-1とビハインドを背負って前半を終えた。

後半からホフマンに代えてシュティンドルを投入、そのままトップ下に入る。48分、プレアからのパスを受けたネッツが左サイドから切れこんでシュート、これがファーに決まって1-1と同点に。

52分にはテュラムがエリア内で敵DFからユニを引っ張られて倒れるが笛は鳴らず。VARはないのであった。その後はオープンな展開になり互いにしかけ合うがどちらも決定力を欠く。本来ならこのへんから地力の差が出始めるのだが主導権を取りきれない。

79分、ジペルのゴール・キックを自陣でカットされ、そのまま敵FWにパスを出される。エルヴェディが競ったが止めきれず、ポストに当たって入るシュートを許し1-2と勝ち越される。ジペルを責めるのは酷だが残念な失点。

82分、ネッツとエングムに代えてベンゼバイニとボルゲス・サンチェスを投入、それぞれそのままの位置に入る。さらに84分にはスカリーに代えてヘアマンを投入。おそらくは3バックにしてヘアマンは右のウィング・バック的な位置に入ったか。左はだれだ?

90分、プレアからのパスをヘアマンが右の裏で受け、ワントラップからゴールに鋭いシュートを放ったが敵GKがセーブ。大きなチャンスだったが決めきれず。最大のチャンスだったが。

結局4分のアディショナル・タイムでも追いつけず、1-2で今季のポカールは2回戦敗退となった。

キックオフからダルムシュタットの整理されたプレスと攻撃に押され主導権を握れないまま時間が流れて行った印象だった。シュート数9-15、CK5-6、ポゼッション57-43と、時間帯によってはボールは支配したものの、試合全体としてはシュート数が示す通り押し負けた印象だった。

ダルムシュタットは攻守によく整理されており、またグラードバッハの攻撃の型をかなりしっかりスカウティングしたことが窺われた。地力ではグラードバッハが上回っていたと思うが、ダルムシュタットも二部で首位だけあって、そこまで圧倒的な差があったわけでもなかったと思う。

ポカールで2回戦敗退となったのみならず、ゾマー、ホフマンというキー・プレイヤーが負傷退場というショッキングな試合でダメージは大きい。ホフマンについてはまずは欠場だがワールドカップには問題ないという監督コメントが出ているが、ゾマーも心配だし、残念な結果になった試合だった。

収穫はエングムが何度かいい動きを見せたことで、時間を与えればこれくらいのことはできるというのがわかった。試合で使うことで伸びるのではないかと思うし、リーグ戦でも先発で見てみたいと思った。ネッツも悪くなかった。

すぐにまた週末のリーグ戦があるので切りかえて行くしかない。早起きしなくてよかったかもしれない。

ダニエル・ファルケ監督談話:
「非常に落胆している。どうしても次のラウンドに進みたかったができなかった。最初の20分間、ダルムシュタットは攻撃時非常にアグレッシブで我々は切り替えが遅く、あまりにもたくさん守備時の競り合いで後れをとった。そのため彼らは流れを彼らの側に引っ張りこみ、この局面で妥当な先制点を挙げた。それに対する私のチームの反応についてはまったく異論はない。彼らは自らを見失わず、いくつものいいチャンスを作りだした。ハーフタイムのあとも我々は引き続き我慢づよさを失わず、同点にすることができた。そのあと、我々には最後のところがやりきれないシーンが5つか6つあった。こうしたシーンでしっかりリードできなくてもなんとか試合に勝ちたいのであれば、守備でミスをしないことが必須だが、それがうまく行かなかった。ダルムシュタットは我々のリスタートのミスを見逃さず2-1にし、それが最終的に試合を決めた。我々は終盤再びすべてを試みたが、相手は気合いの入った守備でリードを最後まで守り通した。この敗戦は受け入れなければならない」

コメントが長い。ダルムシュタットはかつて一回行ったことがあるが何もない街だったな。


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