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【ブンデスリーガ第2節】ボッフム 0-2 グラードバッハ

■ 2024年8月31日(土) 15:30キックオフ
■ Vonovia-Ruhrstasion (Bochum)

スカパーで自宅リアタイ観戦。開幕戦は昨季のチャンピオン相手に0-2から同点に追いつくところまで行ったが最後の最後にPKを与えて勝ち点が手のひらから逃げて行った。アウェイだが今季初勝利がほしい。

キールから移籍加入して前節は途中出場だったザンダーがボランチで先発、ライツがベンチスタートとなった。それ以外は前節と同じ布陣。


布陣

オムリン
スカリー 板倉 エルヴェディ ネッツ
ザンダー ヴァイグル
オノラ シュテーガー プレア
クラインディーンスト

前半

序盤は互いに探り合いとなり、大きな見せ場がないままジャブを打ち合う展開に。グラードバッハはプレアが積極的にボールを触り前線にボールを供給しようとするがパスがズレるシーンが多く決定機をつくれない。

25分にはシュテーガーからのパスを追ってポケットを取ったネッツから戻しを受けたシュテーガーがシュートを放ったが敵GKがセーブ、このこぼれ球がゴールに向かったがDFにクリアされた。さらに26分にもシュテーガーがヴァイグルからパスを受けエリア手前からねらうがゴール右に外れる。

徐々にグラードバッハが主導権を握り攻撃をしかけるが決定的なシーンにまでは持ちこめない。28分には右サイドでフリーでボールを持ったプレアが切れこんでシュートを放つがDFがブロック。

その後も膠着した状況のままで前半をスコアレスで終了。主導権は握れているがビッグチャンスは少ない。押しているだけに後半早い時間帯に先制して一気にこちらの試合にしたい。

後半

後半立ち上がりの52分、シュテーガーのクロスをプレアが落とし、さらにクラインディーンストがこれをオノラにつなぐと、オノラがこれをファーネットに決めたが副審がフラグアップ。VARによるチェックとなったがプレアからクラインディーンストのところがオフサイドとの判定でノーゴールに。いい形だったが惜しかった。

55分、プレアからパスを受けたオノラが左サイドを裏に抜け、角度のないところからシュートを放ったが惜しくもポストに嫌われる。このこぼれ球をザンダーがダイレクトでシュートしたがゴール右に。得点が近づいている。

すると67分、シュテーガーのパスを受けて右サイドのポケットを取ったオノラがファーに浮かせたクロスを上げると、ここに走りこんだクラインディーンストがノーマークで難なくこれを頭でゴールに流しこみゴール、1-0と先制する。オノラのクロスが素晴らしかったがまあボッフムの守備もアレだった。

68分、プレアとザンダーに代えてハックとライツを投入。71分にはネッツから受けたパスをヴァイグルがダイレクトで合わせたが敵GKがセーブ。可能性のあるシュートだった。

78分、ライツが中盤で狩ったボールをクラインディーンストに付けると、クラインディーンストはゴール前でオノラに横パス、オノラはこれを冷静に流しこみゴール。2-0とリードを広げる。

82分、オノラ、クラインディーンストに代えてエングムとチュヴァンチャラを投入。さらに87分には足を傷めたネッツに代えてライナーを投入、試合をクローズしに行く。スカリーが左SBにスライド。

86分にはエングムがドリブルで持ちあがりシュートを放ったが敵GKがセーブ。その後はグラードバッハが時計を進め、そのまま2-0で試合終了、今季初勝利となった。

戦評

拮抗した立ち上がりとなったが徐々に流れを引き寄せ、後半に入るとオフサイドのノーゴールを経て先制、追加点と試合をコントロールし、危なげなくアウェイでの勝ち点3を得た。

シュート数15-15、CK4-3、ポゼッション62-38と、ボッフムにもチャンスはあったが、耐えるべき時間を耐えたことで流れを引き寄せ先行できた。主導権は渡さなかった。

今季加入のシュテーガー、クラインディーンストがしっかり仕事をしており、チームとしていい立ち上がりができている。ザンダーはまだちょっとよくわからないが、ライツやノイハウスらとの競争のなかで全体のレベルが上がって行ってほしい。

負傷から復帰のハックはこの試合ではこれという活躍は見られなかったが、昨季後半の実績を考えれば、彼もまたチュヴァンチャラやエングムとともに前線のポジション争いにからむべき人。層も厚くなり充実したチームづくりができているのではないか。

ホームでの開幕戦がレバークーゼン相手ということで難しい日程になったが、すかさず2節でアウェイでの初勝利を挙げられたことは次節以降の戦いの大きな礎石になる。次節は昨季2位のVfBとのホームゲームだがしっかり勝ち点3を積み上げたい。

ゲラルド・セオアネ監督談話

「チームのこのパフォーマンスは賞賛に値する。立ち上がりはセットプレーが多く、セカンドボールから何かが起こる可能性があった。しかし我々はこの局面をうまく乗りきり、よりうまく流れをつかむことができるようになった。後半は我々は縦のスペースをうまく使うことができた。我々は前半よりもひたむきで、ボールを保持することと速く攻めることのミックスがよくできていた。私としては、我慢強く、しっかりと守備をすることができたのが何より嬉しい」

昨季はスタートでつまずいた。序盤戦大事に行きたい。

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