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【DFBポカール1回戦】アウエ 1-3 グラードバッハ

■ 2024年8月17日(土) 13:30キックオフ
■ Erzgebirgsstadion (Aue-Bad Schlema)

今季最初の公式戦はDFBポカールの1回戦、3部のアウエとの対戦となった。所用でリアルタイム視聴ができず、結果情報を封印したまま週明けにDAZNで時差観戦した。それにしてもDFBポカールの1回戦が日本で見られるなんて、いい時代になった。

今季から新たに加わったシュテーガーとクラインディーンストが先発、それ以外は昨季と大きくは変わらない陣容に。他にも新加入のザンダーがベンチ入り。コネ、ノイハウスはベンチスタートとなった。福田はメンバー外に。


布陣

オムリン
スカリー 板倉 キアロディア ネッツ
ライツ ヴァイグル
オノラ シュテーガー プレア
クラインディーンスト

前半

互いに攻撃をしかけ合う立ち上がりから、早々に試合が動いた。8分、右サイドを縦に抜かれ、クロスを放りこまれると、ファーに走りこんだ敵FWがダイレクトボレーで合わせこれがゴールに。早い時間帯に0-1と先制を許す。大外を完全にフリーにしてしまった。

グラードバッハは当然ギアを上げゴールをねらいに行く。14分、プレアが左サイドからサイドチェンジ、これを受けたオノラが上げたクロスにクラインディーンストが頭で合わせるが角度がなくバーの上に。その後は時間の経過とともに地力の差が出始めた印象。

31分、オノラの右CKに板倉が頭で合わせるが敵GKが指先でセーブ、こぼれ球にライツが詰めたがバーの上に。32分にはゴール前での密集となり最後はクラインディーンストが反転してシュートを放ったがDFにブロックされた。

35分、左サイドのネッツからのクロスにファーで構えたプレアがダイレクトボレーで合わせるが敵DFがブロック。こぼれ球を拾ったオノラが押しこもうとするがこれもDFにブロックされ、最後はこのこぼれ球をオノラがあらためてサイドボレーでけりこみようやくゴール、1-1と同点に追いついた。

グラードバッハはその後もチャンスをつくり一気に逆転をねらうが決めきれず。45+4分、FKのボールを追ってエリア内に入ったプレアが後ろから押される形で倒れPKの判定に。これをヴァイグルがけったがゴール左下隅に飛んだボールは敵GKにセーブされ逆転機を逃す。1-1の同点で前半を終えた。

後半

後半は立ち上がりからグラードバッハが主導権を握る。50分、シュテーガーがクラインディーンストとのワンツーで正面にまわりエリア外からねらったが惜しくも左ポストをヒット、さらにこぼれ球にネッツが詰めたが敵GK正面に。

しかし直後の52分、ライツが中盤で奪ったボールをプレアにつなぎ、プレアはこのボールをさらにファーのネッツへ。これを受けたネッツがボールを置き直してシュートするとファーに決まり、2-1とグラードバッハが逆転に成功する。

その後もグラードバッハがボールを握って攻撃をしかける時間が続く。64分、負傷したキアロディアに代えてフリードリヒを投入。70分、中盤で奪ったボールをライツが左サイドのプレアにつなぐと、プレアは敵DFをかわしてゴール左隅に決めるシュート、3-1とリードを広げてほぼ試合を決めた。

72分にはライツとプレアに代えてザンダーとエングムを投入、ザンダーはそのままボランチに、エングムは左ウィングに入った。78分にはオノラからのラストパスにクラインディーンストが中央で合わせるが敵GKがセーブ。

86分、オノラとシュテーガーに代えてチュヴァンチャラとコネを投入、88分には右サイドに開いたチュヴァンチャラからのクロスに走りこんだコネが頭で合わせたがバーの上に。89分にもエングムの落としにザンダーが合わせたが枠外。試合はそのまま終了し、3-1での逆転勝ちで2回戦にコマを進めた。

戦評

序盤にいきなり失点しどうなることかと思ったが前半のうちに追いつき、逆転のPKは止められたものの後半つきはなして最終的には危なげなく勝ちきった。新戦力であるシュテーガーやクラインディーンストもしっかり働き、まずは順当にシーズンをスタートした。

シュート数25-13、CK8-9、ポゼッション56-44と印象どおりの数字。立ち上がりの探りあいの時間帯に失点したのはいただけないが、その後しっかり追いつき、隙を見せずに後半逆転したのはいいイメージでリーグ戦開幕に向かう発射台になった。

正直、補強は小規模で監督の続投もどうかとは思うものの、昨季からのベースがあるのはアドバンテージで、ヴェバー、ジーバチュを除けばコアになる選手は残ってくれた。今季はこのベースにどれだけ上積みできるかが勝負。リーグ戦でいいスタートを切りたい。

ゲラルド・セオアネ監督談話

「次のラウンドに進めたことにまずは満足している。スタジアムは素晴らしい雰囲気で、相手のチームもアクティブでいいパフォーマンスを発揮し、最初の20分はそれに苦労した。しかしその後は主導権を握ってポゼッションも上がり、いい結果に終わることができた。全体としては多くのチャンスをつくり、守備では自由にさせなかった。このことからすれば我々が次のラウンドに進んだのは妥当だと思っている。しかし、試合開始からもっと存在を見せるべきだった」

リーグ開幕戦は昨季優勝のレバークーゼン。相手にとって不足はない。出しきりたい。

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