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続・始まらない治療

 白血病の治療(地固め療法3クール目)のため、入院してから早くも10日ほど、未だに血球値も回復せず治療が始まらない状態です。
 最初は治療が始められないことに色々と不安や焦りもありましたが、この10日ほどである程度状況が把握できてきたので、現在はのんびりと入院生活を送っております。

▶この約10日間で行ったこと

 採血検査を数回、特に初日は1回採血を行い妙に血小板が少なく、「検査ミスの可能性もあるから」ということで全部で8本分位採血を取った結果、やっぱり血小板が少なく、治療が始められないということが判明。
 その後、ひとまず血小板輸血と採血を繰り返しながら1週間ほど経過したものの、変わらずの低空飛行の血球値達。
 私自身、これまではこういったことはなく、入院後即治療開始だったため、かなり不安になりました。
 「もしかして白血病が悪化してて、正常な血液細胞が作られてない?」など、素人考えで思いつく不安要素が一通り頭をよぎっては消えを繰り返しながら、不安な日々を過ごしていました。

 1週間ほど入院が続いたときに、主治医から「次の採血結果も同様なら、一度骨髄生検を行って状況を確認しましょう」との提案がありました。
 正直なところ、骨髄生検を行うことにはかなり抵抗がありました。
 「これやったら白血病の悪化が露見するんじゃなかろうか…」みたいな感じで、もはや勝手に病状が悪化しているものと決めつけていました…

▶骨髄生検でわかったこと(投稿時点)

 とはいえこのままだとただ時間を浪費するだけ、地固め療法を開始するためには現状をしっかり把握する必要があると考え、骨髄生検を行うことに同意しました。
 その際に現状考えられる可能性を改めて先生に聞いたところ、
 ①前回の抗がん剤(メソトレキセート)の副作用が長引いている
 ②血球値が「いま」最低値で、これから増えてくる
 ③白血病細胞が増えてきてる

 この3つの可能性があるとのこと、ただし③については白血球の数も低いのでおそらく違うであろうと教えていただきました。

 生検結果として、簡易な検査の段階ですが、病状の悪化の様子はなし。
 ①と②、特に①が可能性として高いとの判断となりました。
 どうやら私は、抗がん剤の副作用が出やすい体質(脱毛も予想よりかなり早く始まった)のようであり、前回の抗がん剤に対しての緩和用の薬を処方することで対応が決まりました。

▶入院継続か、退院か

 ここで先生達とも話したのですが、数値が回復してこない以上、抗がん剤治療も開始できないため、無理に入院しておく理由もなく、退院することも可能ということで提案いただきました。
 ただ、妻とも話した結果、定期的に外来受診(採血、輸血)が必要になる、外来への通院を繰り返すことで感染症への感染リスクが高まる、等々の理由を加味し、入院を継続することにしました。
 娘や妻に直接会えないのは残念ですが、退院してまた熱出してとかのリスクもあるので、ここは我慢して、しっかり治療を受けてから退院しようと思います。

▶今後の入院生活

 というわけで、これからしばらくは血球値が回復するまでひたすら待ちの一手を取ることになりました。
 せっかくなので、前回の入院中に増えた体重(1ヶ月で7,8kgほど増えました!)を筋肉に変えるため、リハビリトレーニングをこれまで以上に増やして肉体改造に励もうと思います。
 先生からも「闘病には筋肉貯金が大事」とのことでお墨付きをいただいたので、この秋はしっかり体を鍛えようと思います笑
 そして、血球値が回復したら、今度こそしっかりと地固め療法3クール目を始めていきたいと思います。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました!