SEO業務に転職半年で月15万PVにした40代女のメモ【13】

非常に久しぶりに記事を書いています。
このブログタイトルも変えないといけないぐらい数値が上がっているのですが、とりあえずこのまま続けます。

自社オウンドメディアのSEO記事ディレクションをしていることで、いろんなタイプのWEBライターさんや編集者さんを見る機会に恵まれました。
その経験を踏まえて、ライターに発注するSEOコンテンツディレクターの愚痴と本音を書きつづります。

ライターさんにとって不愉快であろうことも書いていますが、そこはご容赦いただければありがたいです。

常々思うのは、
「本当のプロ意識のあるWEBライターは稀有な存在」
「自分のライティングスキルを客観的に把握し、上達しようとする人がほとんどいない」
ということ。

参入障壁が低いもんだから、
「WEBライターなんて、日本語の文章が書ければ誰でもできるでしょ」
みたいな人の多いこと多いこと。

単価1円以下の仕事をやっただけで、「自分には実績がある」と錯覚して、プライドが肥大化してしまう模様。

ちょっと慣れてきた人だと、こちらが
「ここをこんなふうにリサーチして、掘り下げて書いて欲しいんです。そうやって厚みを出すことで検索上位表示につながるので」
と重要なヒントを出しているのに、

「そんな工数掛けてたら割に合わない」
「他のクライアントはこのレベルでも文句を言わない」

とふて腐れてしまう。

あの、そんなこと言ってるライターさんって、来年ぐらいにはchatGPTに仕事奪われてると思いますよ。

クライアント側の立場としては、文章力が上がる気配もなく、納品記事からCVが発生するわけでもなく、リサーチ力もないライターさんの、ギャラを上げる理由がありません。
発注し続ける理由もありません。

反対に、上記の要請に着実に応えてもらえるライターさんなら、喉から手が出るほど欲しいです。

WEBしか経験のないライターさんは勉強不足であることが多いので、「フリーのWEBライター歴10年」みたいな人ほど要注意です。

そういう人に限って妙に自信満々だったりしますが、その自信の根拠が私にはさっぱりわかりません。

「我流の10年で変なクセが付いてそう。でも自分では気づいてないんだろうな」
と、私ならかえって警戒します。
実際、そこそこは書けるけど、あくまでも「そこそこ」です。

「紙媒体で3年やってました」という人ならまだある程度の基礎力が担保されているんですが……

しっかりした組織に属してから独立したライターさんは問題ないのですが、そうでなければまともなフィードバックを受けたことがないはず。
文章力を伸ばせるのは、手厳しくも的確な編集者によるフィードバックだけです。

WEBライティングの分野の中でも特にSEOライターとしてアピールするなら、
「●●というキーワードで1位を継続しており、コンバージョンも発生しています」
と伝えてくださいね。

これは言い換えれば、
「あなたが書いた記事が、クライアントにどんな成果をもたらしたか」
です。

「これこれの分野で記事を書いたことがあります」
とアピールするライターさんは多いですが、こちらとしては内心
「それで? その記事の成果はどうだったんですか?」
と思っています。
SEOコンテンツ制作のディレクターが一番知りたいのは、結果です。

まぁ、実際は本人にいちいち質問せずに、ポートフォリオで提出してもらった記事URLを分析ツールでささっと分析します。
順位状況を見て、
「なーんだ、大したことないじゃん」
て思ってたりするのは内緒。


あ、ついでに言うと
「L●Gで記事を書いたことがあります」
というのも、あまり自慢になりません。

L●Gほど力のある媒体だと、その媒体のドメインパワーのおかげで、どんなしょーもない記事でもなんらかのキーワードで上位に引っ掛かってくれます。
それを見ても、自分の実力だと思わないほうが賢明でしょう。
「L●Gの威を借るキツネ」なんだと冷静に受け止めることをおすすめします。

自分の文章の書きグセに自分で気付ける人は、たぶんいないと思います。私も上級者から何度も何度も指摘されて、やっと自分のクセに気付けました。

基本に還って謙虚に学び、他の人の目を借りて指摘してもらい、愚直なまでにPREP法を守り、意識的に磨き続ければ、文章力は少しずつ上達していく「かもしれません」。

大多数のライターさんは、文章力アップや、自分が書いた記事の結果(コンバージョン)や、クライアント商材の特徴に興味がないようです。

逆に言えば、上記を常に意識できるライターさんは非常に有り難がられ、仕事に困ることはないと思います。

「書いて納品して終わり」の切り売りライターが成長しないままAIに淘汰されていくのは当然の成り行きでして、私は黙って見送るしかないのでしょうね。

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