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正しさよりも楽しさを!オンラインだからこそ生まれたつながりと熱量 -PLAY CITY! DAYS 振り返りトーーーク!前編-

皆さん、こんにちはこんばんはおはようございます!
PLAY CITY! DAYS 運営事務局です。

4ヶ月間にかけて行われたPLAY CITY! DAYS。今年はコロナ禍での開催ということもあり、全編オンライン。その中でも、まちを楽しむ皆さんによって、本当多くのドラマが生まれてきました。

PLAY CITY! DAYSとは?
「楽しむ」ことを大切に、まちや人とつながっていく4ヶ月間です。まちと人の想いに触れ、語り合い、自分ごとにしていくと、まちをもっと好きになるはず。今回は、鹿児島市内の10の拠点に分かれ、まちとの関わり合いを探しながら、小さな一歩を踏み出すことを目指しています。
▼過去の開催レポートはこちらから
DAY0:-DAY0-「顔合わせもオンライン!」
DAY1: -DAY1- 「120名がオンラインで集合!」
DAY2:-DAY2-「動画の企画を発表!」
DAY3:-DAY3-「動画づくりが終了、次の小さな一歩へ。」
DAY4:-DAY4-「まちおもいな日々は続く」

「PLAY CITY! DAYSが終わってみて、運営側はどう感じているのか!」について語るオンラインセッションを12月15日に運営4名と参加いただけたサポーター2名で行いました!今回はその様子をお届けします!

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△今回の登壇者の5名と聞き役のくうが

オンラインだからこそ生まれたかもしれない「まちを楽しむ仲間たち」との出会い

(くうが)はい!ではPLAY CITY! DAYSのオンライン振り返りトーク始めましょう!まず、最初のお題は、、、こちら!

今年のPLAY CITY! DAYSは全編オンラインでしたが、
いま感じている手応えや課題はありますか?

(ながやん)今でこそ、オンラインで開催したPLAY CITY! DAYSが確かなものとしてあるんだけど、始まる前はオンラインで熱量が高まっていくことがあり得るのか、そして、感情や温度感はオンラインでも伝播していくのだろうか、は、かなり不安だったよね。初めましては対面じゃないとチームにならないのではないか、という問題意識があったし、オンラインで最後までやり切れると思っていなかった。
 オンラインでもつながれるチームが生まれたことは大きな大きな手応えだと思う。一方で、対面じゃないからこそ、できなかったこともたくさんあった。100名以上の参加者の一人一人の物語に着目すると必ずしも万々歳のゴールじゃなかった人たちもいた。来年度も続けていけるんだったら、そういうところも十分なケアをしながら、進めていけるプログラムにしたい。

(みぞっち)そうですね、本当に不安の中でスタートしたけど、終わってみて、ここまでやり切ったことに本当にびっくりしています。でも、やっぱりコミュニケーションの難しさを感じましたね。オンラインだからこそ、伝わりにくい部分があったり、勘違いが生まれたりしたのかもしれない。その中でも、コロナに気をつけながらも「会いたい!」と思っている人たちがこんなにいることにもびっくりしました。感染症対策の意識が低いとかではなく、気をつけながら、つながりを深めていった。コロナ禍だからこそこういう結果になったのかもしれないですね。本当にサポーター、ナビゲーターさんたちの力も大きかったんだなあと感じています。

(ながやん)本当にそれで。我々もフルオンラインでのシミュレーションもできていないし、そもそも100人のオンラインワークショップなんて誰も経験ないので、サポーターとナビゲーターの皆さんにはかなり負担をかけたと思います。DAY1が終わってから、サポーターの方に怒られたんですよね。でも、それがめちゃくちゃありがたいなって思いました。フルオンラインでするっていうことの1つのポイントをここで我々も認知できたんです。
それは、フルオンラインだと主催者と参加者という構造だけではない場づくりが必要で。主催者もいるけど、参加者が主催者的に振舞う熱量の発露の方法がポイントになってくるなと。
その筆頭にいたのがハルさんとおっきーさんだと思うので、この2人には足を向けて寝れないなと思うと、結局どっち向いて寝たらいいんだろって毎晩眠れなくて寝不足ですよ。こちらからは以上です。

(HALU)私たちが特に気を付けたのが、オンラインだと会えないので、グループLINE以外でのやりとりを多くしたことですね。例えば「参加できないことが悪いわけじゃないけど、私もみんなのこと想ってるよ」みたいなやり取りを個別にしてましたね。

(おっきー)担任の先生みたいだったよね?

(HALU)そうそうそう。元気?みたいな連絡をしているイメージ。
 手応えは、鹿児島市としても新しい取り組みをやり切ったことを今の若い世代の市民に見せられたこと。学生の子たちから「すごいですよね、全部オンラインって」ていう声聞いたんです。私自身としても、先進的な取り組みをしているまちに住んでるんだっていう実感を捉えられました。
 あと、サポーターとして思うのが、対面での「初めまして」がすごくスムーズだったなと。オンラインで顔と名前が一致してたり、お互いの背景が分かっていたからかな。

(おっきー)私超楽しかった。超楽しかったし、みんなにまた会えてよかったなって思っている。終わってからもやっぱり楽しかったなっていう感じ。今回は4ヶ月間ずっと同じチームだったのがすごい良くて、仲間意識がすごい強い気がする

(たろう)溝端さんも言ってくれたようにオンラインでここまで走り切れたことは手応えとしてかなりありますよね。例えば「#今こそ天文館 トークイベント」のチームは、対面であまり会ってないと思うし、しかも企画もオンラインでやり切ったのはめちゃくちゃすごい。でもそこにはサポーターの皆さんの見えない部分でのフォローがあったことが大きいと思います。
課題としては、チーム間の交流は前回よりも少ない気もするんですが、「濃さ」でいくと濃い気もしています。

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△公式プログラムが始まる前、DAY0(事前説明会)の集合写真

正しさよりも楽しさを!「まちおもい」は「人おもい」

(くうが)はい、ありがとうございます皆さん。ちょっと、すでにかなりボリューミーですが、まだまだ用意している質問はたくさんあるので、次いきましょう!これは順番を入れ替えて、たろうさんからお願いします!

「まちおもい」や「PLAY CITY!」を感じたシーンや、
エモかったシーンはどこでしょう?

(たろう)「ゴミ拾い」に辿り着いたのはすごくまちおもいだなって感じました。PLAY CITY! DAYSを通してまちのことを好きになって、ゴミが落ちているってことに気付いて、さらに拾おうって思うことはまちおもいですよね。エモかったのは、DAY4のくうがくんが泣いたこともそうなんだけど、それはみんなそうかなと思うので。笑
「#今こそ天文館 トークイベント」のチームメンバーがナビゲーターの有馬さんとサポーターのハルさんに寄せ書きを贈る瞬間はエモかった

(ハルさん)
 ポップな話題だと、谷山チームが「グリーンを広めよう」みたいなムーブメントが起きたこと。Tシャツをつくったことではなく、例えば飲み物を頼むときに、メロンソーダ的なものを飲むとか、自分たちのまちのカラーはグリーンだと自覚して、どこに行っても愛着を持っているっていうのが、シビックプライドとはまた違うかもしれないけど、良いなあって思った。
 エモいシーンはたくさんあるな。私がサポーターを務めたトークイベントの準備をする中で、準備不足のメンバーに対して厳しめに接することもあって。そのメンバーはその中で気持ちを切り替えて頑張っていこう!ってなった翌日に鹿児島でクラスターが発生したんです。最初はリアルイベントの予定だったので、緊急作戦会議を2日間連続で行って、リーダーの男の子が、唇を噛みしめながらオンラインに切り替える決断をしたんです。その瞬間はとてもエモかった。涙を堪えてまで、こういう決断をする経験、変な話コロナが無ければなかったと思う。

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△おそろいのTシャツをつくった谷山チーム!カラーはグリーン!

(おっきー)そうだなー。たしか、DAY2で各チームが動画企画をプレゼンする時間で、喜入チームが時間切れになったの。その時、「あ!終わっちゃった」ってめっちゃ悔しそうにしてたのが超感動した。みんな本当に自分たちのまちのことを知ってもらいたかったんだろうな。でも、みんながチャットで「伝わったよ」とか「喜入に行くよ」って書いているのもすごい良かった
 全部エモいよね。全部エモくない?エモいっていう語源を超えてる気がする。エモい超えてパオンみたいな。エモい超えて、プレイみたいな。よく分からん。笑

(みぞっち)まちおもいを感じたのは、どのチームもそのまちの魅力をしっかり見つけて伝えようっていう気持ちが強かったこと。もっと言うと、ちゃんとまちの人たちの声を聞こうとか、まちに入っていこうという思いが強かったように感じます。だからこそ、結果として動画や踏み出した一歩が印象強いものになったのかもしれない。
 エモさでいくと、栄門や天文館とかも含めて、参加者がサポーターやナビゲーターにお礼の気持ちをしっかり述べていたシーンがすごく印象的でした。

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△まちあるきをしながら、まちの人たちの話を聞いている天文館チーム

(くうが)今だから言えるんですけど、栄門も天文館も、DAY4前日にチームメンバーから連絡が来てて、サプライズをしたいんだけど時間あるかな?とか、資料を2種類送ってもらったりとか。

(おっきーさん)お別れ会みたいだったよね、DAY4は。

(ながやん)テンラボスタッフがPLAYするために踏ん張るシーンがあったことがちょっとエモいなと思ってます。例えば、「何が正しいか」ではなく、自分たちは「何を大事にしたいのか」という議論によって、歯車が逆回転し始める瞬間に何か所か立ち会えたのはエモいなと思った。テンラボスタッフもPLAY CITY! DAYSによってめちゃくちゃ育つんですよね。他にも、DAY4直前にくうがが投影資料を見せてきたときに「DAY4までのみんなの頑張りに対して、我々事務局として恥ずかしくない資料になっているのか」って、打ち返したことがあった。で、翌日早朝に資料をもらって、それはもう見違えるほどに活き活きとしたデータに生まれ変わっていて。正しさより楽しさってこういうことなんだっていうことをスタッフ一人一人にも向き合い続けた4ヶ月間でしたね。

終わることを意識した先に見えたのは、肩書きから解放された、みんなの居場所

(くうが)今年のPLAY CITY! DAYSはエモいシーンばかりでしたが、それらを踏まえて、このお題です!おっきーさんからどうぞ!

PLAY CITY! DAYS を一言で表すと?

(おっきー)マグマニョン?だっけ?

(ながやん)さつマグニョン、ね。

(おっきー)さつマグニョン。

(ながやん)そうそう。名前間違えると石原さんに怒られちゃうから。

(おっきー)「疲れている人の所へ行って元気づける」みたいなイメージ。みんなを助けるさつマグニョンみたいな。みんながみんなを楽しませようとするし、助けようとするし、力になろうとしている感じかなあ。
・・・さつマグニョンね。

(HALU)昨日、我々はさつマグニョンについて鹿児島市のホームページを一生懸命読み込んで、何回もホームページにアクセスする夜を過ごしておりました。

(みぞっち)ありがとうございます。笑

(HALU)一言で言うなら「未来への期待」。鹿児島市ってなんか面白そうっていう人が多かった。PLAY CITY! DAYSを経て、10年後、鹿児島市はどうなっているんだろう?という期待を込めての未来への期待です。

(ながやん)「第二の実家暮らし」かな。くつろぎながら、本当の自分がぴょこぴょこって顔を出すような空間を自分で作っていけるのはすごくいいよね。

(たろう)「学校」ですね。楽しいことはいっぱいあるし、辛いこともあるし、人間関係に悩むこともあるだろうし、そういういろんなものが詰まったもの。みんなが楽しくて成長する場かなと思います。

(みぞっち)「同じ方向に向かって走る部活」のイメージですかね。やっぱり、終わりを意識しないといけないじゃないですか。最後の大会がDAY4みたいな。だから、おっきーがつくってくれてたカウントダウンとかとてもよかったですね。

(おっきー)カウントダウン、テンラボの人が作ってるって思われてたらしい、、、

(くうが)ここって参加した皆さんの話聞きたいですね。どういうチームにいたかによってもガラッと変わってきそう。

(おっきー)めっちゃ怖いこと言われたりして。笑

(みぞっち)ちなみにくうがさんは?

(くうが)ぼくもたろうさんと一緒で、「学校」かなあと。学ぶっていうとよく分からないけど、ちゃんとしたカリキュラムも組まれているけど、昼休みみたいな余白がちゃんとあるのは学校っぽいなって。でももっと学校より柔らかいと思っています。

(たろう)目指す方向はそこじゃない気がするよね。

(おっきー)でも、島の学校はこんな感じだよ。

(みぞっち)大人になって帰りたいのかもですね、そういった実家だったり、学校だったり。だからこそ、楽しみ切ったのかな。

(HALU)体育会系の部活っぽいなって私は感じています。先輩後輩もありつつ、言うことを全部聞くわけではない感じ。

(ながやん)もうね、肩書とか、学歴とかそういうので判断されるのに疲れてるんだよ。

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編集後記

前編は主に「今年度のPLAY CITY! DAYS、どうでした?」というお話でした。いやー、あっという間。そしてみんなよく喋る。笑
前編を通しての感想はですね、みんなPLAY CITY! DAYSが大好きなんだなって。参加者だけではなくて、運営側も大好きなんですよ、この場が。

ながやんが最後に話していた「もうね、肩書とか、学歴とかそういうので判断されるのに疲れてるんだよ。」という言葉もありましたが、PLAY CITY! DAYSって「〇〇会社のあなた」っていう捉えられ方はあまりしないんですよね。
もちろん、初めましてはそこからだけど、やっていくうちに、その人個人として楽しんでもらえるようになるのも、PLAY CITY! DAYSの大きな特徴かもしれません。

読書の皆さん!ここまできたら後編も超気になると思います!このまま後編まで駆け抜けちゃいましょう♪
                         (テンラボ くうが)

▽後編はこちらから


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