見出し画像

双極性障害と診断されてから復職まで part2

社内カウンセラーとの面談を終え、2018年2月から休職期間に入りました。

休職後の悩みや葛藤を、詳細に文章でつらつらと書き綴ろうかと思ったのですが、悪夢を見ている感覚に陥りそうなので、省くところは省きます。代わりに、4月の診察時に医師に見せた「自分の取り扱い説明資料」の一部をご覧ください。

見返してみると、家族に本当に助けられながら、なんとか生きていたという感じです。

2月は自宅と妹宅と実家を行き来しながら、ほとんど引きこもりです。2月中旬まで自分の中では、まだ半信半疑だった双極性障害という診断でしたが、光トポグラフィーという検査を受ける事で、ほぼ受容しました。

とはいえ、診断されてからも、服薬を勝手に中断する等の反発を起こし、最終的に受容するまで1ヶ月間くらいはかかりました。

3月も、中旬まではほとんど引きこもりでした。4日間だけ外出しているようですが、地元の電車の中で、人が怖すぎて号泣してしまった事はすごく覚えています。

3月中旬〜4月上旬は、とても不安定期な時期でした。満開の桜を見て、凹みました。毎日のように夜中に泣いていました。母親に「何かしたいことある?」と言われて、「そんなこと言われたら、◯にたいとしか言えないし、それしか考えられない。」と、直接言ってしまった時期でもありました。

ただし、いろいろな情報収集ができるようにもなり始めて、少しずつ外に出られるようになってきました。そこで、自分が本当に助けられた人や本を紹介していきたいと思います。本当に本当に感謝しています。


【人】

◼️ナミうつブログさん

このブログを読んで、久しぶりに感情が湧いて出てきました。涙と笑いをもらえました。大げさかもしれませんが、このブログを読んだときに、「生きていてよかった。」と思いました。回復のきっかけになっています。本当にお優しい方です。

(この記事がわかりすぎて、とても笑いました。https://sukkiri-blog.com/misoru)


◼️松浦秀俊さん

noteを拝見して、「もしかしたら自分も、もう一度働けるのかもしれない。」という大きな希望をもらいました。この時期からツイッターやnoteをフォローさせてもらうようになり、その後「双極トーク」で大変お世話になっていきます。(今後のpartでも詳しくお話していきたいです。)


◼️会社のとある先輩

ご自身も、うつ経験があるらしく、定期的に連絡をしてくださる方です。「まぁテン君は仲間だからさ。」といつも言ってくれる。「精神的に悩んでいる後輩は必ず声をかけるよ。理由は、自分が先輩からそうされてきた恩があるから。だからテン君も俺に恩を返そうと思わなくていいから、下の世代に想いを循環させられるようにしよう。」尊敬する先輩です。


【本】

◼️バイポーラーワークブック

対処方法が色々と詳しく記載されていて、勉強になります。


◼️一流の狂気

精神疾患って、悪いことばかりではないのだなと感じさせられます。この本は強みを徹底的に取り上げています。


【その他】

◼️心のままに(映画)

リチャードギア主演、双極1型の患者と医師のヒューマン映画です。勇気をもらえます。

◼️17歳のカルテ(映画)

パーソナリティ障害の少女が精神病棟に入院して、その中での物語です。こちらも勇気をもらえます。


このように振り返ってみると、どん底期も不安定期も、やっぱり「人」に助けられ、「人」にいつもきっかけをもらっています。本当に感謝です。

こうして私は周りの人に支えられ、周りの情報に支えられ、少しずつ英気を養っていきました。季節は春を迎えます。


つづく(part3へ)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?