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ミュージカルアレルギーがミュオタになるまで

私、ミュージカル苦手だったんですよ。
どの口が言ってんだよワレって感じですが、これほんとに。
なんで脈絡もなく歌い出すの?怖ァ…
ってなぐあいで。


アレルギーだった理由

ディスになっちゃうから具体的なことは避けますが、いい作品を見なかったことが一因かなと。鬼抽象的ですが(笑)
音程が合っていないとか、お芝居と曲がそれぞれ孤立状態とか、そのレベルの作品を見てしまったから、好きじゃなくなってしまったんだと思います。劇団四季とかから入っていれば、きっとそんなことはなかったはず。

克服段階① Catch me if you can(岩本くん)

2022年の初演を観に行きました。(ちなみに今年も行った)
ミュージカル苦手だけど、岩本くん出るしチケット取れたし行くかぁ。と。
演出がディズニーシーのBig Band Beatのような感じなのもあり、案外あっさり観れちゃったんですよね。岩本ミッキーと一時は勝手に大騒ぎしました。
音楽のわくわく感を全身で感じることができて、幸せな気持ちになったのを覚えています。指揮者の上垣さんのすごさをこの時点でまだ知らない私を殴りたい。
とはいえまだちょっと抵抗があったかな。

克服段階② Greatest ConcertⅡ(古川さん)

沼り先、大正解だった。越後製菓もびっくりなくらい正解。
生・古川雄大を観てから推すか否か決めよう、と意気込んで行った去年2月のGreatest ConcertⅡ、ミュージカルナンバーが年代順にたたみかけてくる構成がまずぶっ刺さったわけです。キャッチミーで一番好きな曲のSeven Wondersを古川雄大版で聞けるなんて思ってなくて咽び泣いた。
ミュージカルの曲の深さと、歌とダンスの技術力の高さに圧倒され、帰り道にエリザベートと黒執事3本の円盤を通販で購入。
え…見れる…気持ち悪くない…!楽しい!!!
という感じで克服!?いやいや、まだ生のミュージカル観てないだろうよ。

克服段階③ LUPIN(古川さん)

内容的にも楽しい作品だったこともあり、ドはまり。
ミュージカルだけど、ショーに近いというか…とにかく観やすさ◎だった。
古川雄大は何役やるんだ?と圧倒されまくったね。
そんなこんなでアレルギーが出る間もなく、前のめりで帝国劇場に通っておりました。
書きたいことたくさんあるけど、まあ長くなるだろうからやめておくね。
アネットちゃんとヴァルメラ様に恋して名古屋まで弾丸日帰り遠征しました。

そして今はM!

絶賛公演中のモーツァルト!に通っております。
こちらも語ったら長くなりすぎちゃうので感想は省略しますが、
これがミュージカルかあ!!おもしろい!!!!!!
・舞台は生もので生き物、日々進化!

を日々感じながら帝国劇場に行っているわけです。
様々な作品で段階を踏んで、無事に克服となりました。

推したちがうまい具合に導いてくれて、克服できたミュージカルアレルギー。今じゃ推しが出てない作品でも、演出や振り付け、アンサンブルさん目当てで取ったりします。楽しい…とても楽しい…。

チケット代も高騰し、なかなか手が出しにくいミュージカル界隈。
もしかしたら、そのチケットをわざわざ買って"ミュージカルを観ている私"が好きなのかも。なんて思ったり。ナルシストかよ草しか生えん。
でもちょっとくらい自惚れたっていいじゃんね?