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長い皿、重い皿、足付きの皿。

半ばやけくそ、なのか。

この頃の仕事の時の気分は前向きなのだ。外は寒い風景。そしてまた春は来る。それまでに薪の窯をどうでも焚かなければ、と思う。

粘土を練る。体力の限り進まなければいかんやろ。ここの過程を省略はできない。練るのは決して嫌いではない。いかにも始まる感が満ちて来るし。空気を抜き、堅さを整える大事な作業だ。

あの窯を作品でいっぱいにして火を点ける。いっぱいに成らなければ始まらない。しかも、どうしても焼きとりたいというモノばっかりを詰めなければ。

適度の緊張と自由の感覚がある。

コロナが収束し、みんなが集まった時にテーブルの立役者になって欲しい。

鹿のイメージ。

2021.1.19.

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