💫元ネタの「It’s購買系記事トピックス」って何？

この月次ダイジェストの元データとなっている「購買調達業務関連の最新トピックス」を少し説明します。投稿は2016年1月から本格スタートし、月5～10件程度を登録してきました。まもなく1000件です。
投稿は、以下に行っています。
投稿先のFacebookページのURL: https://www.facebook.com/itscobuy

なぜこのようなアクションをスタートしたのか

では、なぜこのようなアクションをスタートしたのでしょうか。
２つの理由があります。

理由1: 無料の情報源を日本でも作りたかった
1つは、購買やサプライチェーンの業務領域の出来事を適切にサマリーして提供してくれる、しかもほぼ無料の情報源を日本でも作ってみたかったこと。

海外、特に英語圏にはこのような情報源が多数あります。例えば、英国の購買業務団体CIPS(chartered institute of purchasing and supply)はSupply Management Daily毎日複数件で、個別企業レベルでもSpend Matters, Supply Chain Diveなどが毎日記事を配信しています。また、Sourcing Industry Group(SIG)やThe Art of Procurementといったサイトも週次で出来事サマリーを配信するといった具合で、多くのニュース情報が流れています。それを見ていると、目ぼしいニュースは見落とすことなく流れ込んできます。

逆に、海外とやり取りするときには、これらの情報を知っていないと苦労することが多々あります。
私は2008年から8年間IBMコンサルティング部門の全世界5人の購買サービスリーダーの1人として、日本のリーダーを務めました。そこでは半月毎にグローバル会議（テレコン）が行われ、参加必須でしたが、そこで気がついたのが彼らの情報源の豊富さ。様々なニュースも「ああ、あれね」との具合で把握しています。英語というハンディもあり、彼らが既知のニュースは把握していないととんでもないことになります。話の流れを遮って「それはどんなこと」とか何度も繰り返しているのでは、厄介者になってしまいます。そこで彼らについていくためにも、私自身で調べたり、彼らに良い情報源を紹介してもらったりして、様々な情報源をチェックしている習慣が自然と身につきました。

一方、日本にはこのような日々の情報源はずっとありませんでした。英語圏以外では確かに少ない状況にはあります。しかし欧州(ドイツやフランスなど)では、ベンダーが情報源にもなっています。それと比べて、日本は極端に乏しいのです。何かあってもよいなと思える状況でした。

理由2: 購買コミュニティの役に立てたかった
もう１つは、2015年から私が代表を努めていた購買ネットワーク会というコミュニティに役立てたかったこと。コミュニティではメール形式(メーリングリスト)で各種開催イベントが連絡されていました。しかしメールベースゆえに見落しも少なくありません。そこで開催イベントのまとめ案内メールを半月毎に送付してみたのです。しかし「こういうイベントが開催されます」の告知だけの内容では、やがて見る意欲も湧かないスパムメール同然になりかねません。定期的に着ても邪魔に思えかねませんよね。そこで少しでも見ていただくに値するにはと考え、購買調達業務関連の最新トピックスを含めて送信するようにしてみました。その元ネタが、1000個に近づいている投稿です。

この２つの理由から、購買調達業務関連の最新トピックスを個別記事として配信してきました。このマガジン「いま購買業務で起きていること～It’s購買系月次ダイジェスト」は、その中から目ぼしいものをピックアップして、さらにサマリーしたものとなります。

どのような最新トピックスなのか～内容、方式、提供媒体など

最新トピックスの内容は、そもそもは購買実務者が多いコミュニティ向けとして、「朝礼のスピーチでのネタ探し」程度に役立てばの内容と位置づけてきました。業務開始前に順繰りでスピーチをさせるなどの朝礼行事を行う職場も多いと思いますが、そこへのネタ発掘程度の内容ですよとしています。とはいえ、ものによってはそれよりもかなり深く掘り下げているものもありますが。

投稿件数は1ヶ月に5～10件、時々に目についたものを採り上げています。記述内容は、報道記事や発表レポート/論考類に対して私自身のコメントをつけ、さらに読まれた方がより詳細を知ることができるように、該当記事のリンクを付けています。引用は最小に留め、記事を丸々引用することは行っていません。このあたりは、前述の海外の情報源と同じレベルで考えています。

提供媒体は、Facebookページを利用しています。2016年当時の主流SNSで、かつ現在もビジネス用途でのユーザーも多いと思います。私にとっても、投稿した記事への参照数/いいね数から、見てくださった方がどのようなことに関心を寄せているのかを把握し、以降の投稿記事を選ぶ際の参考に、Facebookページは便利なツールとなっています。

なお、「It’s購買系」の活動である以上、営利行為に結びつくことは一切行っていません。不審な販売メールが届いたり、「こんなに会員数(いいね数やフォロー数)があるんだ」とかの売り込みに使うことも、一切ありませんでしたし、今後もありません。Facebookページやコミュニティメールに明記の通りです。
要するに、皆さんの何らかの役に立って、喜んでいただければそれで良しのスタンスで、2016年から継続しています。そして、従来からの内容を継続し、今後もできる限り続けていければと考えています。

まとめ一覧サイトの提供

記事が1000件に近づいてくると、いちいちFacebookページを検索するには無理があります。加えて文字数が多い投稿は、Facebook上では読みにくくもなります。そこで、まとめサイトも作成してみました。
まとめサイトのURL: http://www.itscobuy.com/articles_list.html

まとめサイトでは、これまでの投稿記事が一覧表示され、かつ最上部のGoogle検索ボックスからキーワード検索もできます。私の登録簡便化のため、個々の記事本文内のリンクがテキストなど、使い勝手が落ちるところもありますが、読みやすさなどが向上しているなどの面があると思います。また元のFacebookページの投稿に飛べるように、そのリンクを記事本文の最下部に置いています。
まとめサイトは即時更新はできず、月次程度の頻度で最新化するように心がけていますが、よろしければ併せてお使いください。

敢えて、月次ダイジェストマガジンを追加する理由

一方で、Facebookページに投稿している個々の記事内容は、私のコメントを適宜追加してまとめているものの、次のような不足も感じていました。
・事実の羅列を重視し、硬い印象の内容になりがち
・Faceboook投稿の制約上、過度な長文は好ましくない

そこで、もう少しふわっとしたニュアンスで、月次の目ぼしいトレンドをフォローする月次ダイジェストを追加したら、さらに読んで頂く方に有益な部分も出るのではと考えました。加えて個別のFacebookページ投稿の参照数/いいね数を見た上で、数が多いもの(関心が強い内容)を採り上げられます。その点からも、有効な(喜んでもらえそうな)ものが作れそうに思えました。それが月次ダイジェストのマガジンを追加で試みてみようと思った理由です。また、もう少し気軽に書いてみたいとの、私自身の気持ちもあります。

It's購買系(Facebookページ)のご利用に際して
It's購買系Facebookページには、これまで多数の記事を投稿してきました。しかし長い期間継続し、件数も多数になるにつれ、書いた私自身も個々の記事内容は随分忘れてしまっています。ときには私自身が、前述のまとめ一覧サイトのGoogle検索ボックスで過去記事を検索しているような有様です。
またFacebookページの投稿記事に「いいね」をいただくのはとても感謝しています(次の記事を考える参考になります)。しかしコメントをいただいた場合は非常にレスポンスが悪く(ほぼ返信はない)なってしまっています。
関心をお寄せいただくことに大変に感謝して拝読しておりますが、それへの対応が追いつきません。その点はどうかご容赦いただき、皆様の何らかのお役に少しでもお役に立てばとの考えで運用しています。

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