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いま購買業務で起きていること ~It’s購買系ダイジェスト等

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2016年1月から購買調達関連の最新トピックスを投稿を続けてきました。 (概要は「元ネタのIt’s購買系記事トピックスって何?」をご覧ください)。 その投稿内容を月ごとにサマリー…
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#調達購買

💫元ネタの「It’s購買系記事トピックス」って何?

この月次ダイジェストの元データとなっている「購買調達業務関連の最新トピックス」を少し説明します。投稿は2016年1月から本格スタートし、月5~10件程度を登録してきました。まもなく1000件です。 投稿は、以下に行っています。 投稿先のFacebookページのURL: https://www.facebook.com/itscobuy なぜこのようなアクションをスタートしたのかでは、なぜこのようなアクションをスタートしたのでしょうか。 2つの理由があります。 理由1: 無

購買交渉の仕事、ついにマシンにとって代わられる: 交渉を無人化するパクタム AIの衝撃

1. 始まった購買の仕事の消滅2023年4月26日のブルームバーグ(ビジネスウィーク)記事「ウォルマートがAIを使って、ベスト価格交渉を一部ベンダーと: 人間の代わりにチャットボットにコストや購入条件を交渉させ、小売大手は契約時により多くの節減を引き出している」が、日本以外では結構な話題になりました。 チャットボットを使った無人交渉(自律型交渉: Autonomous Negotiations)の仕組みで、「世間はChatGPTで“ほ~ら、こんなことできたぜ!!”で有頂天

第2部: コロナ・インパクトがシン・調達部門を生んだ(役割の拡大)

1.はじめに第2部「役割の拡大」では、第1部「現状把握」の状況を受けて、購買部門の在りようがどのように変化するのかを展望します。 そして第3部「具体的な姿」で機能拡大した「シン・調達部門」の役割を詳細化します。では、第2部「役割の拡大」をスタートします。 サマリー(要約)Just-in-Caseは「自社保有分の部材バッファー在庫高の最適化」や「不足時のサプライヤーとの“供給交渉”(価格交渉ではない)」という、Just-in-Time時には不要だった業務を新たに生じさせた。

第1部:正常とはほど遠いところに、いまだいる我々(現状把握)

1.はじめに第1部「現状把握」では、Covid-19パンデミックの3年を経た現状況を共有します。そしてそれを受けて、購買部門の役割がどう拡大したのか(第2部:役割の拡大)、さらに必要な業務機能の詳細(第3部:あるべき姿)へと、順繰りにストーリーを進めています。では、第1部「現状把握」をスタートします。 2.サマリーCovid-19パンデミックの3年間、我々は経験ない供給困難とインフレを過ごしてきた しかし現在もまだ「やや改善も、まだ未曽有レベル」の状況下にある 3.Co