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信用取引の証拠金に適した代用有価証券は?/今週の成績

今週の成績

今週は数字上では安定して利確をできたように見えますが、市場全体の上下動が大きく、含み損益も上下に振れました。幸い、大きく含み損が拡大する事はありませんでしたが。川崎汽船(9107)で大きくマイナスを出して確定、他の銘柄のプラスで補いました。また、東証グロースのETFも買いポジションを持っており、今のところ大きく含み損になっています。

代用有価証券

代用有価証券とは、自分の保持する株式等を、現金とともにに信用取引の担保として加算できる仕組みです。逆に言えば、信用取引の証拠金を全部現金で寝かせておくのはもったいないので、市場にさらしておくことができる、とも言えるでしょう。

各証券会社の代用有価証券

各証券会社の代用有価証券
(NISA口座内は株も投資信託も使用不可)

証券会社によって少々仕組みが異なりますが、もっとも影響が大きいのが、投資信託を代用有価証券にできるかどうかです。主な証券会社だと上記のようになっています(SMBC日興を主な証券会社に含めるかどうか微妙ですが、ここに入れているのは私が口座をもっているからです。何故持っているかというと、SMBC日興にしかない超有利な点があるからですが、それは後日)。

代用有価証券に適した株/投資信託は

簡単に言うと、値動きの大きい株/投資信託は代用有価証券に不向きだと思われます。毎日の保証金が大きく上下するようだと、信用取引を行う場合に保証金の上下動を想定してマージンを設ける必要がでてきますからね。

となると、まず個別株は不向きなんではないでしょうか。銘柄を分散すれば良いかもしれませんが。

また、私はSBI証券を使用していますが、国内株の場合、特定口座で保有している株式/ETF/投資信託は基本的に代用有価証券に設定されます(と思います、個別設定する方法を御存知の方がいれば教えて下さい)。個別株を保有していて、それを信用取引の保証金としてカウントするのを望まないのでしたら、信用取引は別の証券会社に分けたほうが良いでしょう。

銘柄/商品ですが、あまり変動しないことや、他のアセットと打ち消し合うこと、などを考えると、代用有価証券として適しているのは以下のような銘柄/商品ではないかと考えています。

  • バリュー株系の投資信託/ETF

  • 高配当系の投資信託/ETF

  • 債権の投資信託/ETF

私の場合、実際には他にも、NISA口座で敢えて買っていない投資信託などが特定口座にはあって、それらも代用有価証券に加えられてしまっています。

例えば、eMAXIS SlimのオルカンとかS&P500なども特定口座で保有しているのですが、代用有価証券とするにはちょっとボラティリティが気になるかな、とも思っています。

代用有価証券にすることばかりを考えてボラティリティの少ない銘柄/商品のみに絞ってしまうのはナンセンスです。低リスク銘柄ばかりにするとトータルリターンが悪くなってしまうからです。

しかし、信用取引をしていて代用有価証券も含めて取引されている場合は、特定口座内に保有している銘柄/商品の少なくとも一部は、ボラティリティを気にして選択するのが良いのではないでしょうか。

次回以降、特定口座内の一部、ボラティリティを気にして選んだ銘柄をご紹介できればなと思います。


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