【短編小説(ファンタジー落語)】寿命とは 3300字
[HL:寿命を延ばす薬って戦士に必要なんですか?]
「おいドルチェ。面白いもん買ってきたぞ」
「あ? また無駄遣いかよ」
「無駄遣いってひでぇな。今回は大丈夫。これは絶対効果あるって。なにせこの街の町長さんも買ったっていう話だから」
目の前の図体の大きな男は幼馴染でタリアテッレという。普段俺はこのタリアテッレとパーティを組んで冒険者ギルドの仕事をしたり、ダンジョンの浅層を潜ったりしている。それなりの腕の戦士だ。戦闘の時はそりゃぁ頼りになる。でも普段は脳みそが昼寝してるから