うつを経ての日常
うつを発症してから約1年が経った。
10ヶ月間飲み続けた薬はもう服用していない。心は安定している。
転職をきっかけに地元を離れたため、通院も終えたのだが、医者から最後に言われた言葉が印象的だった。
「朝仕事に行くときに身体が動かない・気分が悪くなるという症状があるように、家にいることで同じ症状が出ているんだと思います。」
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実家を離れ一人暮らしをしている今、ぐっすり眠ることができるしご飯を作る楽しみも感じられる。新しい街を探索したいし新居のインテリアを考えるのもワクワクする。
物欲を感じながら、日々健康に過ごせることがとても嬉しい。
とはいえ、失敗したり予定していたことができなかったりすると、極度に落ち込んだり心が不安定になることもあり、完治したのかはわからない。
そこで、できるだけ自分に負担をかけない生活を目指すことにした。
家電はすべてIoT化を目指し、ちょっとした身の回りのことは全て機械におまかせ。とりいそぎルンバ・Alexaを購入。ただしネット開通工事がまだなのでAlexaはまだ息をしていない。
ルンバはペットを飼い始めたようでとても愛らしい。敷いたラグをめちゃくちゃに丸めたり、サイドテーブルを窓際へ一生懸命押し付ける姿に癒されている。
また、仕事を終えてからリフレッシュ・運動習慣のためにFit Boxing2を30〜40分間行うことに。そのぶん自分時間が減ってしまうので、夕飯をプロテイン+サブスクのサラダにした。
届いたサラダを食べてみたところ、野菜の味が濃くみずみずしくて美味しい。プロテインは体質に合わないようで色々お試し中。これで準備+夕飯+片付けの時間は10〜15分。嬉しい。
まだまだ工夫はできるだろうが、家事をできるだけ減らし自分の時間を増やすことで「今日あれやりたかったのにできなかった…」を予防することができる。
それでもできなかったら、一日を振り返って褒められるところを探す。
・仕事で遅くなり身の回りのことができなかった→仕事がんばってすごい!
・一日中だらだらしてあっという間に休日が終わってしまった→しっかり身体を休めてすごい!
これは通院していた頃「夜寝る前に今日できたこと・良かったことを箇条書きにして文章にすると自己肯定感が上がる」とオススメされたこと。
当時は文章に起こすエネルギーがなかったが、脳内で挙げてみるだけでも効果的だった。
“今週末”から一週間経ってしまったが、別に約束を破ったわけではないので落ち込まないようにする。note投稿して偉い!
あまりにもできないようであれば、「他のことだったらできる?」「なぜそれに手は伸びないんだろう?」と自分と話し合ってみると本心に気づけるかもしれない。
また思い切ってやめてもいい。
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うつを経て考え方が変わった。
以前は「みんなもっとできるのだから頑張らないと」「みんなしんどいって言ってるけどそれでも頑張ってるんだから自分も」と主語は“みんな”(=Twitterユーザー)だった。
自分の中に漠然とした理想の自分がいて、それに向かっていかなければいけない。何者かにならなければ。と思っていた。
今は「いのちだいじに」。
健康で日々を楽しく過ごせていれば最高だし、仕事メインの人生でなくていい。楽しく仕事ができなくたって普段の生活で楽しいことを見つければいい。(仕事が楽しいに越したことはないが…。)
周りの人ばかり見なくていい。自分をしっかり見て認めてあげればいい。自分一人で全部背負わなくていい。他のプロフェッショナルに助けてもらえばいい。
何かに切迫していた気持ちがなくなって、楽観的になった。
新しく生まれ変わった自分で、新生活を楽しく過ごしていこうと思う。
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