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内職仕事に手まりは最高!


手まり制作の利点


今まで私は多くの手芸を行ってきました。
洋裁や和裁も勉強しましたが、時代背景や私のレベルでは仕事として行うには無理がありました。
刺繍や刺し子などを作っていた時は、本のコピーしか作る事が出来ませんでした。
色を変えて作っても、やはりコピーはコピーです。
パッチワークも同じです。

セーターを編んでいたころは、雑誌に何回か投稿していました。
お題を出され、そのお題に沿ったオリジナル作品を投稿します。
お題が出されているからそれを基にデザインしますが、独り立ちしたら自分で作り続けないといけません。
作れば作るほど自分の技術的未熟さを思い知りました。

何を作るにしても必要な物があります。
材料、技術力、制作時間、これらを基にして原価が計算できます。
また出来上がった作品をお客さんの立場から見て、購入するとしたらいくらになるかを考えます。
刺繍、刺し子、パッチワーク、編み物、どれも原価に対して販売価格は小さく、商売として成り立つかどうか考えられませんでした。

手まりの場合は作品にもよりますが、材料費は意外に少ないです。
制作時間はそれなりにかかります。
そして売れる可能性が見えていました。

材料と作品の保管スペースも大切です。
受注生産にするとしても、見本作品を作り写真を撮り、カタログを作る必要があります。
制作するためのスペースも、手まりはテーブル1つあれば可能です。
材料の保管スペースも出来上がった作品のスペースもそれほど大きな場所は必要としません。

手まりを作って販売しようと思ったきっかけ


高校時代から将来は何かを作る人になりたいと考えていました。
卒業後和裁の学校へ行っていましたが、まだ何を作る人になるのかはわかりませんでした。
当時パッチワークキルトが非常に人気で、多くの雑誌や本が創刊されました。
本の作品を真似して作ってみました。

また様々な小物を作るのも好きでした。
刺しゅうや刺し子なども試してみました。
編み物をしていたこともあります。
いつか写真集などを出版することが出来たらよいな、などと夢を見ていました。

そして結婚をし子供を産み、息子が保育園へ入りました。
田舎なので幼稚園は無くほぼ全員が保育園へ行きます。
そんなある日、母の具合が悪いと知ります。
母の命の終わりが近い事を知り、母から手まりを習いました。
詳しくは以下の記事を読んでいただければとても嬉しいです。

この頃いろいろあり、もうお勤めは無理かな?と思いました。
そして元夫には「年齢も離れていることだし(17歳の差がありました)いつどうなるかわからないから、そうなった時に困らないようにしておくように」と言われていました。
お勤めが出来ないのであれば、物を作る人になるしかないと思ったのです。

ある日書店で1冊の雑誌を見ました。
そこにはヤフオクで稼ぐと書かれていました。
粘土で鉄道模型を作り、販売している人が紹介されていました。
それを見た時、手まりを作って販売する人になろう!と決めたのです。

作者不詳の物は著作権が主張できない


手まりと言えば菊模様と言われるくらい代表的な模様があります。


菊模様1つとってもとても多くのバリエーションがあります。
そして一番愛されている模様で、よく売れる模様です。
菊を上手に作るには経験が必要ですが、模様自体は入門作品の1つです。
販売するにあたり、やはり最初は著作権関係が一番怖かったです。

ネットで販売しようと決めた時、最初に調べたのが著作権関係でした。
詳しくは以下の記事を読んでいただければ嬉しいです。

そして半年ルールも知りました。
私が当時持っていた資料は全て出版から5年以上が経過していました。

同じ模様でも、色を変えただけで雰囲気が変わる手まりです。
習い始めてすぐに売れる模様が作れるのも、非常に魅力的です。

完全在宅で仕事が出来る


手工芸品の制作は、完全在宅で出来る仕事です。
制作スペースや材料と作品の保管スペースも、それほど大きなものを必要としません。
販売も、私のようにネット限定にするのも良いですし、委託販売やイベント参加など様々な販売方法が可能です。

様々な理由でお勤めが難しい人にとって、取り組みやすい仕事と感じます。

手まりの制作に向いている人と不向きな人


球体に糸で刺繍をするように模様を作ります。
つまり針仕事や刺繍が好きな人には、とても向いています。
自分で模様を考えるのも良いですが、決まった通りに糸を運ぶだけで模様を作ることが出来ます。
指示された通りに糸を運べば、模様を作る事が出来るのです。

以前ある方に、図案を譲ってくださいと言われました。
しかし多くの手まりの模様に図案はありません。
作るために必要なのは、模様を作る手順だけなのです。

球体を所定の方法で分割し、その分割線を基に糸を運びます。
糸を運ぶ手順で様々な模様が出来上がります。
つまり難しい事は考えずに指示に従って糸を運ぶだけで模様が完成します。

手まりを作るのに不向きな人とは、糸や針を持つのが苦手な人です。
経験が少なくて苦手であるならまだしも、イライラしてキーーーとか言いたくなる人もいらっしゃいます。
そういう方には不向きな作業になります。

私は1日5時間前後作業をすることが多いですが、1回2時間ほどの時間が取れれば1工程ずつ進むことが出来ます。

大きい作品と小さい作品のどちらが良いでしょうか?


入門者さんには直径5-6㎝の物を勧めています。
これは一番手になじんで作りやすいサイズだからです。
作りながらメインの作品サイズを決めると良いです。

私は多くの模様の作り方を記録しようと考え、大きい作品をメインに作ってきました。
作品が小さいと材料も少しで済みますし、制作時間も短くて仕上がります。
多くの方が小さい作品を好んで作ります。
小さい作品はアクセサリーなどに加工すると喜ばれるようです。

大きい作品は材料も多く必要ですし、制作時間もかかります。
作る人が少なければ、希少価値も出やすいです。
小さい作品では作れない、作り甲斐のある模様にチャレンジすることもできます。

老後の楽しみとお小遣い稼ぎに最適です


老後2千万円問題などというお話もあります。
これは年金だけでは毎月〇万円足りなくなるので、〇歳まで生きると仮定すると2千万円必要と言うお話です。
年金不足分をしかるべき方法で収入が得られれば問題は解消します。

ボケ防止もかねて趣味の1つとしてあなたも手まりを作りませんか?
とりあえずの材料は100均でそろえることが出来ます。
講座について詳しくは以下のページを見て頂ければ大変うれしいです。


最後まで読んでいただきありがとうございます。

読んでいただきありがとうございます。 アトリエを無事引っ越すことが出来ましたが、什器等まだまだ必要です。 その為の諸費用にあてさせていただきます。