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イラガ

てるる詩の木(うたのき)工房メールマガジンへようこそ!Vol,18

2022年7月29日号

こんにちは。
てるる詩の木(うたのき)工房、高良のり子です。

今日は旧暦7月1日、新月です。
夏の真っ盛りで毎日暑さが続いています。
現在あやはべる39弦の弦張り真っ最中。
完成に向けて工房も熱くなっております!



今回は「イラガ」についてです。


子どもたちが保育園に通っていた頃のことです。
お迎え時に園庭でK園長先生が
「痛い痛い!」と腕を水道で洗いながら
「私で良かった、子どもたちでなくてよかった、」と
何度も仰られていました。

庭の枝先にいた「イラガ」の幼虫を
誤って触ってしまったそうです。
イラガに刺されると激痛が走るのだそうですが
その中でご自身の痛みよりも
子どもたちの安全を第一にされていた
K先生に頭の下がる思いでした。

それがイラガとの初めての出会いでしたが、
今年庭の梨の木でまさかの大発生でした。
娘がその木の下に紫蘭を植えていて
草取りもしていたので無事でよかった!
あまりにもたくさんいたので
普段は使わない殺虫スプレーを購入して
夫が駆除してくれました。

見るからに毒々しく
「危険だよ!」と信号を発しているような
イラガの幼虫ですが実は天敵がいます。

それは「ホトトギス」。
毎年初夏になると沖縄にもやってきます。
飛んできた時期は昼夜関係なく
「トッキョキョカキョク」と鳴くので毎年楽しみにしています。
ホトトギスの初音はとても縁起の良いものとして
戦国武将たちはその声を追い求めたのだそうです。
「鳴かぬなら・・・」で有名ですね。
悪い虫を食べてくれる鳥として
昔の人は大切にしていたのかもしれません。

いつもなら朝しげみの中で鳴くホトトギスが
今年はたった一度の声が聞こえただけでした。
ホトトギスが寄らなくなったことと
イラガの大発生も関係しているかもしれません。

一見悪いことのように思えることでも
自然のサイクルの中では
必要で大切なことかもしれません。

痛さの中で「よかった!」ことを見つけられていた
K先生のように
良いことの芽を探せるようになりたいと
久しぶりにイラガに再会して思いました。


*今回もてるる詩の木(うたのき)工房メールマガジンを
 ご購読いただきありがとうございます。
 今日も良い日となりますように。


私たちは沖縄県うるま市で、 楽器を制作する工房です。
2002年より、 厳選した沖縄の木を用い、
手加工で竪琴・ライアーをはじめ
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タラの木の花芽


編集後記
春には新芽のてんぷらを楽しんでいた
庭のタラの木にいつの間にか花芽が伸びています。
あんなに茂っていた葉を少しずつ落とし、
蛍光色の薄いグリーンの花を咲かせています。
花は蜜蜂たちの大好物です。
いつも木々は一足早く歩みながら
季節の移り変わりを教えてくれます。
暑い毎日が続いていますが
皆様お元気で夏を過ごされますように。
のり子

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