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新しい動画上げたよ~

3か月も間が空いてしまいましたが、新しいヒラサワカバーを投稿しました。


動画の解説

あのね、めっちゃ疲れた。投稿した動画が完成するまで、誇張抜きで多分100回くらいはやり直しした。おかげで今生活リズムめちゃくちゃに終わってます。

動画12分半もあるし歌始まるまで8分半もかかるし、しかも延々と同じフレーズがループしてるし、もしかしたら合わなかったり気持ち悪いとか感じちゃったりした人もいたかもしれない。すんません。でも作りたかったんだ… こういう動画。。。

ルーパーと呼ばれる機材/ソフトを使った(ライブ風)パフォーマンスです。YouTubeなどで「Live Looping」とか「Looper」とか「Loop Station」などのワードで検索すると似たような動画が出てくる。一言で言うと『リアルタイム多重録音』です。

私がルーパーというものを知ったのは、アメリカ民謡研究会のHaniwaさんが使っていたのがきっかけです。下の動画を見ればルーパーがどんなものかわかる(かもしれない)ぞ!

この動画やばすぎじゃないですか? だって、「演奏をいくらかミスしちゃったけど、演奏を止めてやり直すのはとても面倒だし良い音が鳴っていれば別に良いんです。このまま続けますね」って言ってるんですよ? つよつよじゃないですか?
私の場合は一から十まで全部完璧に決めておいて、どこか一つでも失敗したら最初からやり直し…という風にやってるので(自分の性格か何かに原因がある説、ある)、一発撮りで動画を完成させてしまう人はかっこいいなあと思うばかりです。

機材の(簡単な)解説

💻DAW ... Ableton Live
🎛️Synthesizers... KORG minilogue, volca bass, NTS-1
🍓Sampler... electribe sampler
🖲️MIDI Controller... nanoKONTROL Studio
🎹Keyboard... microKEY Air
🎚️Mixer... volca mix
🎧Audio interfaces... ZOOM AMS-44, YAMAHA AG03-MIKU

動画説明文にも書いてあるこれ👆、なんか呪文みたいですよね…(^ω^) 機材のリストです。

動画内で私がいろいろな機材をいじってたけど、「機材多すぎてなんだかよくわかんないよ~」とか「お前は一体何をやってるんだ」みたいな声が出てきそうな気がするので、それぞれの機材について一つ一つ解説していく。あんまり難しい専門用語出しても困るだろうから噛み砕いて簡単に。

メイン機材全景


①DAW: Ableton Live

DAWはコンピューター内で動く音楽制作ソフトのことで、私はAbletonという会社のLiveというDAWを現在使っています。略してAbleton Live。
Ableton Liveは一般的な他のDAW(CubaseやStudio Oneなど)と比べると、かなり変態ヘンテコです。私は最初Ableton Liveを触ってみた際、あまりに難しすぎて挫折しました。しかも二回。

それでもAbleton Liveを使いたかった理由は、アメリカ民謡研究会のHaniwaさん(さっき👆にも貼った動画内でも画面が見えます)を始めとした、私の好きなクリエイターさん達がAbleton Liveを使っているからです。現在ではAbleton Liveの使い方をかなり理解できている(気がする)ので、以前使っていたStudio Oneという別のDAWから完全に制作環境を移行しております。

そんでもって、その「Live」という名の通り、Ableton Liveはライブ演奏に使いやすいDAWなのです。
今回のヒラサワカバー動画においては(映像には映っていませんが)、このDAWをパソコンで立ち上げて、ルーパーを動作させたり、音にリバーブ(=残響音/エコー)を付け足したり、ピアノ音源やボーカルをあらかじめ用意しておいたりしていました。いわば演奏の基幹です。これが動かなかったらなんも始まらない。

②シンセサイザー: minilogue

ちょくちょく私の動画などに出てくるから知ってる方も結構いるかもしれない。KORGのアナログシンセサイザー、minilogue(ミニローグ)です。
買ってからもうすぐ6年経つ。めっちゃ使い倒してるな私… 鍵盤で弾いてる音、ルーパーで重ねられていく電子音はほぼこれです。

アナログシンセサイザーとは何かといいますと、シンセサイザーの中でも原始的な種類のもので、比較的単純な電子音しか鳴らせません(アコースティックピアノの音はアナログシンセでは合成できない)。分かりやすく言うならYMOが使っていた、、、え?YMO知らない? 平沢ファンや馬の骨にわかりやすく伝えるなら、解凍P-MODELの音です。はい。

(👆アフィリエイトとかじゃないよ。そもそもアフィの作り方知らないしよくわからんのでリンクをそのまま貼ってるだけです)

③サンプラー: electribe sampler

サンプラーとは、何かしらの音を取り込んで、それを加工・編集等して鳴らすことが出来る機材のことです。要は世の中にある音を何でもかんでも鳴らせちゃうやつ。
んで、このKORGのelectribe samplerという機材はサンプラー機能を搭載している『これ一台だけで曲を作ることが出来るマシン』! というなんだかすごい奴です。アンチ・ビストロンとかOPUS、GRIDではこれを使った動画を上げておりました。

今回のカバーでは、electribe samplerを使ってドラムの音やきりたんの声を短くカットしたもの、サイン波の音を鳴らしていました。05:01の辺りでパッド(ボタン)を叩いてるからわかりやすいんじゃないかと思います。

実はここ最近全然electribe sampler使ってなくて、部屋の隅に置いたままになってました。でも引っ張り出してみたら『ドラムパッド便利~🎵』と気付き、今回活躍することが出来ました。


④MIDIキーボード: microKEY Air

写真中央下にある四角いのがペダルスイッチ

これでパソコンで立ち上げたDAW内のピアノ音源(ソフトウェア)を弾いてます。minilogueにも鍵盤あるじゃん!と思われるかもしれませんが、minilogueの鍵盤を弾くと内蔵シンセの音が一緒に鳴ってしまうので、シンセとピアノをすぐに行き来できるように鍵盤を2つ用意しているわけでございます。そもそもmicroKEY Airじゃないとダンパー(サステイン)ペダル挿せないしね。

ペダルについて詳しく書いた前回の記事はこれ👇

ちなみに弾いているのはこれです。

KORG Gadget 2のピアノ音源 Salzburg

お察しの通り、DAWと後述するオーディオインターフェースを除いて、全部KORGの機材とソフト使ってます。KORG信者です。。。

microKEY AirというMIDIキーボードは無線でも繋がるんですけど、無線モードの場合は電池駆動になるので、長時間弾きたい私はUSBケーブルとPCを繋いで有線モードで使っていました。


⑤MIDIコントローラー: nanoKONTROL Studio

ボタンとかフェーダーとかノブやらがついてるコントローラー。これでDAWのスイッチなどをいじっておりました。具体的にはルーパーのスイッチや音の定位パンニング、トラックのミュート等々。きりたんのボーカルもこれのボタンを押すことで自分のタイミングで再生してました。


⑥シンセサイザーその2: volca bass

volca bassというアナログシンセです。minilogueはあんまりベースの音(低音)が出せないので、この小型シンセでベース音を鳴らしておりました。
同じフレーズを延々と鳴らし続けてましたが、手でツマミ(ノブ)をいじると音が変わります。


⑦シンセサイザーその3: NTS-1

こちらはアナログシンセではなくデジタルシンセサイザーです。超小型ですが過激な音とつよつよエフェクトがいっぱいある。(まあ和音は出ない仕様ですが)今回はこれを使ってピコピコ(?)したアルペジオを鳴らしておりました。

尚このシンセは購入するとこんな👇感じになっていて、自分で組み立てて作る仕様になっているぞ! (そのうち動画で紹介します)


⑧ミキサー: volca mix

electribe sampler、volca bass、NTS-1の音はこのミキサーに繋いでオーディオインターフェース(ZOOM AMS-44)にまとめて出力しておりました。なおルーパーにこれらの音は入れず、リバーブだけかけてました。動画内では音をミュートしたりなど。

お金貯まったらでっかいミキサーが欲しいんですけど、とりあえず今はvolca mixでやりくりしてます。この小型ミキサーならライブにも持ち運びしやすいしね。


すいませんまだオーディオインターフェースとか紹介したいんですけど、動画公開まであと1時間くらいしかないので機材紹介はこれくらいにしておきます!! 改めてこんなに色々使ってたんか私。。。

オーディオインターフェース ZOOM AMS-44
オーディオインターフェース YAMAHA AG-03-MIKU


ボーカルについて

ボーカルはおなじみNEUTRINOの東北きりたん、通称AIきりたんです。ちなみにNEUTRINOのバージョンはElectron v1.3.0。最新版のMuon v2.0.0は使ってみたけどあんまり上手く歌ってくれなかったので一つ前のバージョンを使っております。アップデートに期待。。。

そして皆さん疑問に思っている(であろう)、きりたんのボーカルの後に続く声は誰なんだ、という話ですが、答えはこちらです。

歌わせてる歌詞はお察しください

Voisonaの知声さんの声をDeeVocoderというボコーダーのプラグイン(エフェクト)に入れて、あんな声にしております。
知声さん良いですよ、、、日本語版はなんと無料だし、かわいいし。。。ちょっとVOCALOIDに比べるとVoisonaは操作がやりにくいけど、知声さんの声を使いたいが故にVoisona使ってる節はあります。知声さんの英語版にも既に課金してますし、、、かわいい。。。 

👇は知声さんの声が聴ける公式動画です


きりたんとボコーダーにかけた知声さんの声を曲の1番、2番、3番にそれぞれあらかじめまとめてAbleton Live(DAW)にセットしておいて、nanoKONTROL Studioのボタンを押すことでそれぞれ再生しておりました。


あ!そういやYouTubeに上げた動画で11:15(最後の歌部分)からきりたんの口が動いてないのは私の動画編集ミスです! YouTubeに上げた後で気付いたのでニコニコ動画の方ではちゃんと口動いております。お詫びに使ったこのり先生のきりたん立ち絵を貼っておきます。みんな使ってね。。。



以上です!! 何かわからないことや知りたい点があればお気軽にYouTubeまたは此処のコメント欄に書き込んでください! 変な質問じゃない限り追記します!!! じゃあね!!

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