SDN(ソフトウェア定義ネットワーク)について|IT営業の勉強メモ

ネットワーク周りでなにかと出てくるSDNについて簡単に勉強しました!

SDNとは

SDNは、大規模なネットワークを設計・構築・運用する際に、ネットワーク間に中継する通信機器やネットワークデバイスの転送判断を中央のサーバーからソフトウェアでプログラミングする手法。一言でいえば、ソフトウェアでネットワークを構成する手法です。

SDNについては、以下のサイトがとても分かりやすいのでおすすめ。



SDNのメリット

SDNのメリット、代表的なものは以下の5つ。

①ネットワークの一元管理による構成のシンプル化
②ハードウェア(ネットワークを構成するルータ、スイッチ、各種セキュリティー機器など)を手動でプログラミングする必要がないので作業時間の削減に
③ネットワークの接続や運用管理、分析、渉外対応などをコントローラーで一括管理できるので運用コストが削減できる
④IT資源のリソース管理によって資源を有効活用できるため、初期投資費用の削減に
⑤コントローラーによって端末アクセスの制御ができるのでセキュリティの向上につながる

全てをソフトウェアで制御するため、結果的にハードウェアもすべて標準化するようになると言われています。

SDNの利用用途

VLANの構築等ありますが、具体的に載っていたものをご紹介

★ECサイトの運用
アクセスが以上に増えた際に、仮想化ソフトであるハイパーバイザーによってサーバリソースを増やします。それによりアクセスしやすい環境をつくります。つまり、ネットワークもアクセス量に応じて通信量を変えられるんです。

★社内端末とのアクセス
PCやモバイルなどの資産アプリによって各種端末のアクセス管理を行える。ホワイトリストを利用したセキュリティ対策にもなりますよ。


SDNの将来性

今後も広がっていくであろうSDN。

世界的にみると、

ソフトウェア・デファインド・ネットワーキングの世界市場規模は、2032年までに899億米ドルに達すると予測され、2022年から2032年までの予測期間中に20.9%の複合年間成長率で成長するとされています。

NEWSCAST「ソフトウェア・デファインド・ネットワーキングの市場規模は2032年に899億米ドルに達する見込み--最新予測」

今年も大幅成長です。

国内では、元々データセンターやクラウド事業者がターゲットでした。しかし2014年あたりからベンダーのサービス拡充によって企業向けのSDNが提供されるようになりました。以下のように、企業ネットワークSDN市場の2015年~2020年のCAGRは41.6%と予測しています。

SDNの市場に影響を与える要因は主に以下の3つ。

①モバイル機器の増加
②クラウドベースのサービスの拡大
③サーバの仮想化

となっています。

北米が主流となっているSDNですが、アジア太平洋地域は、今後大きな成長が予測されています。今後もどんどん成長は加速していくでしょう。


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